コラム詳細

枕なしで寝ているというShioriさんの枕計測体験

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回はモデル・ヨガ講師のShioriさんが首肩コリにお悩みということでお越しくださいました。

前回は日頃のお悩みや首の診察をしましたが、いよいよ枕計測を行います。

前回の内容はこちら

Shioriさんのお悩みや診察の様子


目次


枕の当て方の確認


山田:まずですね、枕の当て方をちょっとご説明したいと思います。

枕の当て方って何?って思うかもしれませんが、ただ頭の下に置けばいいっていうものではないんです。

Shiori:はい。

山田:ちょっと枕をずらしてみます。どうぞ。

Shiori:これ全然違いますね。


山田:5㎝離すとこのぐらい変わっちゃうんですよ。

Shiori:えーすごい。全然違いますね。

山田:ですので、頭の下しっかりと首の付け根まで入れていただくと安定感が出ます。

いつもこんな風に当ててください。

Shiori:はい、わかりました。


枕計測

上向き

山田:私共が今までに8万人近くお客様や患者様の枕を計測してきていて、身長・体重の骨格から最適な高さと思われるものを算出する自動継続システムっていうものを開発しました。

まずShioriさんのお体格に合うかなと思うところか今計測始めてまいります。

今どうですか?結構お楽じゃないですか?

Shiori:もういつもよりすでに楽なような感じがします。


山田:ありがとうございます。枕ってお体に合うとなんか何にもしてないような、ふわって浮いてるぐらい気持ちよく感じるんですよ。

何か違和感がある、ゴツゴツする、なんか気になるなって思うのはすでに合ってないってことなんですよね。

Shiori:そうなんですね。

山田:はい、ではここから5mm高くいたします。軽く持ち上げください。ちょっと違いませんか?

Shiori:あー違いますね。なんかさっきの方が良いような気がします。

山田:はい、ではこれからえっと確認していくポイントっていうのをちょっとご説明しますね。

上向き・横向き・寝りっていう3つの姿勢を確認してまいります。

Shioriさんに感じていただきたいのは、上向きではまず1番大事な喉が呼吸が楽かどうか。

頭の後ろが硬くないかどうか。

枕の角が当たって痛くないかどうかですね。

喉の苦しさどうですか?

Shiori:特にないです。

山田:大丈夫ですね。後頭頭は硬くないですか?

Shiori:ちょっと言われてみると硬さがあるような感じがします。

山田:枕の角が当たる感じはないですか?

Shiori:ちょっと当たってるかもしれません。


山田:はい、では先ほどの最適な5mm抜いた状態に戻します。

Shiori:全然違う!

山田:この高さでもう一度伺います。喉苦しくないですか?

Shiori:嬉しくないです。

山田:後頭部の当たり変わりましたか?

Shiori:硬くないです。


山田:何にも硬さ変えてないんですよ。感触を変えたわけじゃなくて高さだけなんです。

なぜ高さで変わるかと言うと、高すぎると後頭部にグっと圧迫感を感じるんですね。

それから首の後ろ、ここも高すぎると当たってまいります。

Shiori:今だと全然当たってないです。肩の力も全然入ってないような気がします。

山田:それってヨガ的にも大事なんじゃないですか?

Shiori:いやものすごく大事ですね。だから普段力入ってたんだなあというのがわかります。

山田:そうですね、自分の体を支えてようと思ってぐーって力が入っちゃうのはダメですね。

もう布団に寝てて、何にもどこにも力入ってないだけど体の軸が通ってるっていうのがいい状態です。

山田:こちらから見ても、首の角度や頭部のあたり全体なリラックス感、全て満点かなと思います。

じゃちょっとねこのままもう少し低いのも体感していただきますね。

これ少し低くなりました。どんな感じでしょう?

Shiori:なんかちょっと肩を浮かせたくなるような、でもそんなに高い時よりは嫌な感じはないです。


山田:ありがとうございます。なんとなく違和感があるなていうぐらいですかね。

Shiori:そうですね。

山田:わかりました。私からすると、身長が160cmございますので骨格的にはある程度枕の高さ必要になるんですね。

これから確認しますが寝返りの観点ではこの高さだとちょっと骨格的に低すぎるなと思うんですよ。

Shiori;なんかちょっと上に向いてるような感じはします。

山田:その通りです。顎上がっちゃう感じがあります。

すごく敏感に違いを感じていらっしゃるのでよく分かっていただいているんですが、もうほんのわずかな数度の角度の違い

が合わなくなってくるとゆくゆくの寝返りに影響いたします。

では、もう1度戻させていただいきます。どうぞ。

Shiori:比べると安心感があります。


横向き

山田:では、これから横向き見てまいります。手を鎖骨鎖骨に当ててクロスさせます。

お膝軽く立てて右向きお願いします。

どうぞお力抜いてください。

今ですね、もう体の軸が真っすぐなんですよ。

おでこ、鼻の頭、顎、このラインと寝ている面が平行になってることがいい状態ですがこちらパッチリです。


Shiori:このまま寝れますね。

山田:では、ちょっと低くしてみます。

Shiori:頭が下がる感じで肩がなんか潰れますね。


山田:お顔の当たりはいかがですか?

Shiori:ちょっと当たりは感じます。

山田:お首の首筋、少し左右差があるかなというのはありますか?

Shiori:あります。

山田:やっぱりヨガの先生でいらっしゃるので左右とかすごく大事なんじゃないですか?

Shiori:大事ですね。知るっていうこともそうなんですけど、やっぱりバランスが変わってると違和感がありますね。

山田:やっぱりすごい敏感でいらっしゃいますね。

Shiori:いやでも5㎜でこんなに変わるんだって思います。

山田:そうですね。たかが5mm、されど5mmです。

では高さを戻しますね。

いかがですか?

Shiori:ちょっと顔の当たりは硬さを感じるかもしれません。

山田:硬さ感じますか。これやっぱり硬さの問題かなと思うんですけどね、後頭部より頬っぺた柔らかいじゃないですか。ちょっと最初だけ硬いなって感じが出るかと思うんですけど、肩はどうですか?

Shiroi:肩はさっきと違って楽です。

山田:楽ですね。首筋私から見ると右左一緒に見えるんですけどどうでしょう?

Shiori:違和感ないです。

山田:違和感ないですね。

この頬の辺りだけは実は当社の枕硬さ変えることもできるんです。

どうしても顔は敏感ですので最初柔らかくすることもできます。


でも多くのお客様が最初柔らかくしたのに、なぜか使っていく中でもっと硬くしてくださいみたいなこともあります。

ですので最初はちょっと慣れていないこともあるので、慣れるのに1週間くらいかかるケースもあるという感じです。

わずかだけちょっと硬さ変えてみますね。高さは変えまてません。どうですか?

Shiori:違います。

山田:違いますね。これから入っていただいて、ゆくゆくはしっかり硬い方になるっていう方法もございます。

では上を向いていただきます。


寝返り

山田:ではこれから寝返りの確認をします。

あんまり今まで寝返りってテストしたことはないと思うのでどうするかというと、鎖骨鎖骨に手を置いてお膝立てていただいて、左右に何にも考えずに力も入れずに普通に回っていただければ結構です。どうぞ。


Shiori:楽にコロコロいけますね。なんかこうよいしょっとしなくても動けます。

山田:そうですね。この格好して、ただあとは足をふって動けばコロコロって転がっちゃうっていうのが1番良い寝返りなんですよ。

Shiori:今までもよいしょ、よいしょと横を向いてましたね。

山田:そうですよね。では今の高さからたった5mm足してみます。同ように寝返りお願いします。

Shiori:最初がスムーズだったからちょっと違和感があります。力が入っちゃいます。


山田:そうですね。私から見ると腰を使って骨盤からグっと動いて上半身が追っかけていくみたいなことになってるんですよ。

なので非常にこれはエネルギーを使う寝返りになってしまいます。

Shiori:5㎜で随分違うんですね。

山田:そうなんです。もう一度最適な高さで寝返りお願いいたします。

Shiori:笑っちゃうくらい楽ですね。

山田:このぐらい違うんですよ。

これって若い方だけでなく、お子さんもご高齢者の方もみんな分かるんですよ。

そこが人間のすごいところで、自分の体に一番負担のない寝返り、生理的なこの動きというのが分かるんですよね。


寝返りの比較

山田:いつもは枕なしっていうことなんですけど、枕なしの状態で寝返りやってみましょうか。

Shiori:寝返りしにくいですね。


山田:頭に血が上りませんか?

Shiori:なんか頭が振られてるような感じがあります。グっと力が入ります。

山田:頭を枕に乗せていれば力は入れないのに、枕がないと反ってしまって力が入ってしまうんです。

そして少しお顔がほってってきちゃってるんですけど、本当に頭に血が上っちゃうんですよ。

次に使ったことがあると選んでいただいたふわふわ枕の当ててみます。

Shiori:ああもう頭を乗せた瞬間嫌な感じがします。


山田:これも寝返りやってみてください。

Shiori:不安定な感じがします。合っている枕に戻りたいってなりますね。

山田:そうですね。私から見ると枕なしよりもっと悪いかなっていうぐらい腰に力入っちゃってるんですよ。

枕って頭の下にするものなんですけど、頭だけじゃなくて首や引いては腰まで影響しちゃうので、腰で大きな力で寝返りを打ってしまうので、朝起きた時にもう疲労しちゃってるんですね。

Shiori:今までそれが原因だったんですかね。

山田:そうですね。全部ではありませんが朝の腰痛、疲労の1つの原因にはなってるかなと思います。


枕完成


山田:お疲れ様でした。では、Shioriさんのお体格に合った整形外科枕ができました。

Shiori:ありがとうございます。

山田:今晩から是非、枕なしの生活をやめていただいて使ってみてください。

Shiori:はい、さっそく今晩から大事に使っていきたいと思います。


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