[映像解析]整形外科枕で寝ると本当に寝返りが打ちやすいのか
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は寝返りの動画解析となります。
なかなかここまで寝返りについて深く考えているところはないと思います。
私たちのオーダーメイドの枕の計測も、20年以上前に当研究所ができてから患者様お客様の枕を計測してきました。
この枕を測る時に最も大切にしていることは寝りがスムーズであることです。
寝返りの重要さはこれまでもお伝えしてきましたが、計測の動作と寝てる時の寝りって本当に同じなんですか?という質問を度々受けるんですね。
当研究所ではこれまで何十日何百日と寝てる時の映像を撮ってきました。
一部お見せしながら今回は解説していきたいと思います。
目次
寝返りについて
寝返りの役割
なぜ寝返りが重要かというと3つの役割があるからです。
1、体液循環
血液・リンパ液・関節液の循環を促す
2、体温調節
体の下の熱を放散させる
3、背骨の並びをリセットさせる
日中使った背骨を休ませる
寝返りは人間にとって生理現象として必要で、絶対にやらなければいけない行動なんですね。
一晩に何回寝返りを打つのか
個人差はありますが一晩に成人だと20回前後寝返りを打ちます。
この回数打たなきゃいけないというわけではありませんが、ある科学者が調べたところ一晩に20回前後打つのが平均値という
ことになります。
大人と子供で回数が違う
大人と比べて子供の方が寝りは多いです。
新生児だと大人の4倍、1歳児は2倍寝返りを打つんですね。
やはり寝返りに生理的な重要な要素がありますので、ずっと寝ている赤ちゃんは寝返りが多いわけですね。
お子さん持ちの方だと実感してるかもしれません。
レム・ノンレム睡眠との関係
レム睡眠、ノンレム睡眠のどちらも関係あるんですが、レム睡眠とノンレム睡眠の切り替えの時に寝返りを打つとも言われているんです。
ただ、まだまだ未知の分からない点もありますので、これからの科学の進歩に期待です。
枕別寝返りの比較
まずは覚醒状態で計測する時の寝返りの重要なポイントを他の枕での寝返りと比べてお話しします。
羽毛枕
腰がひねってしまっています。
力を入れてる感じになります。
腰が先に行って肩が遅れている。これは良くない寝返りです。
ウレタン凹凸の枕
羽毛と同じように腰がひねっています。
腰が運動してるみたいに力が入ってるように見えます。
これもスムーズではない良くない寝返りです。
整形外科枕
明らかにスピード感が違います。
体がブレずに軽くコロコロと動けています。
これがスムーズな良い寝返りです。
3大条件を整えるとこれだけ寝返りがスムーズになります。
1、体格に合った高さ
2、適度な硬さ
3、平らな形
この枕の3大条件を満たした整形外科枕、もしくは手作り枕であれば寝返りがスムーズにできるわけですね。
実際の寝返り映像
実際に整形外科枕で寝てくださってる方の映像を見てみましょう。
寝返りの時に肩腰がブレてないですね。
自然にコロンと動けています。
まるで覚醒してるようにも見えちゃうぐらいうまく動けていますが本当に寝てるんですよね。
別の時間帯のビデオです。
右向きから上向きになりました。
これも肩と腰遅れてません。
全然体にストレスかかっていませんね。
もう1つ別の場面見てみます。
足を立てて今度は左向きになりました。
これもブレずにスムーズに動けています。
素晴らしいですね。
この映像から整形外科枕で寝ると肩腰ブレずに寝返りが打てていて、枕計測の時の寝返りと夜寝てる時の寝返りが一致しました。
決してこれはこの時だけのデータではなく、私も何日も何日も動画を撮って寝ていますが、コロンコロンとスムーズに寝返りができることは実証されております。
是非、皆様にも適切な枕でスムーズな寝返りを打って快適にお休みいただければと思います。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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