コラム詳細

モデル・ヨガ講師のShioriさん首肩コリにお悩みということで枕計測を受けてもらいました!

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回はモデル・ヨガ講師のShioriさんが首肩コリにお悩みということでお越しくださいました。

枕研究所で作っているオーダーメイドの整形外科枕というのをご案内しながら、今までのいろんな悩みであるとか、睡眠のことについてお話しさせていただければと思っています。

目次


Shioriさんのお悩み

妊娠・出産をしてから症状が気になりだした


山田:今日はどんなことをお悩みで来ていただいたんですか?

Shiori:普段はちょっと枕を使っていないんですけど、最近、妊娠・出産をしてから寝てる時の姿勢とか、首のこりや痛みとかがすごい気になり出したんです

そんな時に偶然こちらの枕を見つけて、枕ってすごい大事なんだなって思って色々お話を聞きながらご相談できたらと思って来ました。

山田:そうなんですね。枕なし生活はいつからなさってるんですか?

Shiori:もう多分小学校くらいからで、頭になんか敷いてあるのがすごい嫌だったんですね。

お母さんに枕渡されて最初は枕で寝るんですけど、やっぱり夜中嫌で取っちゃってました。

山田:そういうことですね。多くの方が枕は最初からしないっていうよりは、色々試したんだけどなんかやっぱり不快だな、嫌だなっていうことでしない方がマシってなっちゃうことが多いと思っています。

私、整形外科で診察しているんですけど、そこにも小・中学生のお子さんいらっしゃるんですね。

中にはやっぱり全然枕が合わなくて枕をしないお子さんがいて、でも結局それが肩こりや頭痛、諸々の症状の原因になってることもあるんです。

私の考えでは、枕が必要ない人間っていないと思ってるんです。

なのでぴったり合う自分の体に合う枕に出会えれば、枕なし生活に終止符が打てると思います。

そうShioriさんがなっていただけたら嬉しいです。


今まで試した枕


山田:普段枕なしなので今日は特に枕お持ちいただいてないんですけれども、こちらに何個か枕を用意しました。

今まで使ってたことがある枕ってこの中にあったりしますか?

Shiori:こんなふわふわな柔らかい感じの枕ですね。

硬さがあってちょっと首とかに当たるのがすごい違和感で、柔らかい枕は何回か使ったことがあります

山田:当たりが気になるということですね。つまり、柔らかいと気持ちいいんじゃないかな、合うんじゃないかなって感じがするわけですよね?

Shiori:なんかごちっと硬いよりはそうですね。

山田:わかりました。これね大問題なんですよ。

Shiori:え~?!

山田:なんでかって言うとですね、枕ってそもそも何のためにするかって言うと、頭を置いて頭と首を安定させるためなんですね。

首の中にはとっても大事な神経があります。

手を動かす、体の感覚、運動感覚、そういうものをつかさどる神経が首の中にあるんですけど、枕が柔らかかったり高さが一致しないと首グラグラグラグラするんですね。

それは首の大切な神経を痛めてることになるんですよ。

なのでこういう柔らかい枕、ふかふかの枕はもう絶対ダメなんです。

ということで、shioriさんが枕なし生活になっちゃったのもなんとなく想像できます。


寝具環境について

寝るときの服装

山田:寝具環境というところで言うと、先ほどお話しあった枕をしないということと、夏はTシャツとか短パンで寝ますか?

Shiori:はい。

山田:冬とか寒い時期になるとスウェット生地のものを着てらっしゃる?

Shiori:そうです。

山田:あと掛け物は夏はタオルケット、毛布、敷きパッド、三つ折りマットレス。なんかすごい地獄のような辛い状況で寝てますね。

Shiori:本当ですか?!

山田:ちょっといくつかダメ出ししちゃってよろしいですか?

Shiori:はい、お願いします。

山田:まず、Tシャツ・短パンですね。夏がこれからいよいよ暑くなっていくので、もちろん涼しい格好で寝たいっていうのはあるんですけれども、意外とですね首とか足先とか冷えるんですね。

これが肩こりや腰痛の原因になってたりするんですよ。

ですので、基本的には七分袖ぐらいまでで、下はできれば足首ぐらいまである寝間着を着ていただきつつ、エアコンとかで温度コントロールをするというのが良いかなと思うんですね。

Shiori:夏のひどい時とかは、本当にキャミソール1枚とか、下着だけ着けてパジャマは着ずにっていう時もあります。

開放感じゃないですけど、夏はどうしてもすごい薄着になりやすいですね。

山田:エアコンかけて寝られますか?

Shiori:エアコンがちょっと苦手で、なんか除湿とか送風をちょっとタイマーでつけて、夜中暑くてまた起きてタイマーつけ

てみたいな。

ずっとつけてるのがちょっと苦手です。

山田:そうですね。女性の方冷え症の方もいらっしゃるので確かにそのパターンも多いかと思うんですが、夜中に目が覚めて何回も起きるっていうのも、睡眠がブツブツと中断されちゃっていりので決して熟睡ではなくなってしまっているんですね。

先ほど申し上げたような、適度な寝巻き素材のものを選んでいただきつつ、エアコンは寒くない程度につけていただく。

寝具環境、家の立て付けにもよりますけれども27°~28°ぐらいの間で、環境に合わせて決して寒くない、でも暑すぎない温度を探していただけるといいかなと思います。

Shiori:はい、わかりました。

山田:Shioriさん、ヨガの先生でいらっしゃると伺いました。

私は寝てる時の姿勢と、日中の起きて動いてる姿勢って、分けて考えるべきだと思ってるんですよ。

日中すごくヨガの先生は姿勢がよろしくて、ちゃんと体軸も整っていてとってもヨガっていい運動だと思っているので、 患者様にもよくお勧めしています。

そして寝る時も、起きてる時と同等に重要です。

それは結構、寝具で決まっちゃうところがあるので、枕とか、布団とか、掛け物、寝巻き、こういった条件も整えるのがベストです。

Shiori:そうですね。どれも考えてなかったなって思います。

こういう風にお話すると改めて、寝る時ってもう寝るだけっていう風に思ってたので、特に何も意識することなく過ごしてました。


子供と添い寝

山田:最後にもう1つ、少々厳しいことを質問させていただきます。

お子様がまだ7ヶ月と伺ってました。まだ生まれたばっかりで、目に入れても痛くないほど可愛いんじゃないかと思うんですけども、ベビーベッドに寝てらっしゃいますか?

Shiori:敷布団なので、その隣にベビー用の敷布団を置いて寝てるような感じです。

山田:お母さんと赤ちゃんは、当たらないようにはなさってる?

Shiori:そうですね。ただ、結構そのベビーベッドで最初のうちずっと寝てくれなくて、5ヶ月ぐらいまではずっと添い寝で本当に私の寝るところに真横に置いて寝てました

山田:わかりました。私も1人子供がいて、自分のことを思うとあの頃は自分も考えないで寝てたなって思うんですけど、やっぱり赤ちゃんに対して絶対お母さんって、当たっちゃいけない、乗っかっちゃいけないって思ってすっごい気をつけて寝てんですよ。

これビデオ撮ると一目瞭然で、絶対当たんないようにそこ止まるんですよね。

なので赤ちゃんは圧死しないわけなのですが、だからすごいそれだけお母さん気を使ってるっていうことで、ある意味ちょっと熟睡できないんじゃないかなと思います。

これがもうちょっと大きくなって幼児ぐらいになって色々動き始めると、もっと大変なことになっちゃってぶつかってくるようになるんですよ。

お子様にも良くないし、お母さんにもストレスがたまるっていうのがあるので、私の提案としてはお子さんはちょっと高いところがいいと思います。

ベビーベッドが一番本当は安全でいいんですけども、少し台を高くして寝ていただいて段差があるといいです。

もしくはお子様が下で寝るんなら、お母さんはベッドに寝ちゃうっていう形で、ちょっと段差をつけて両者が十分自分のスペースでちゃんと寝返り打って寝れるってことは大事かと思ってます。

Shiori:そうすると家はフラットな状態ですね。

山田:それだとどれだけでも行き来できちゃうみたいな状態なので、結構それって大変ですよっていう経験も含めてアドバイスです。

では、今日は寝間着をお持ちいただいていましたので計測前にお着替えをお願いします。


山田:いつもこんな感じで着てらっしゃるんですね。まさに手と足が出ていて冷えちゃいそうな恰好ですね。

Shiori:そうですね。違うの持って来れば良かったです。

山田:そんなことないですよ。いつも通りが一番です。ありがたいです

でも、そんなダブダブしている感じはなくピタっとしてらっしゃるので、比較的そういう意味では寝返りにはいいのかなと思います。


首肩こりの触診

山田:では、こちらの寝巻きで計測したいと思いますがちょっとお首症状が色々ありそうなので、先に触診と言って、触らせていただいてお首の動きなど診せていただきたいと思います。

首や肩の痛みがあれば教えてください。

まずゆっくり上向きますよ。次に下を向きます。


ヨガをされているのもあってか動きはいいですね。

次は斜めにします。こうした時に手の方にビリビリって響くとかはないですか?


Shiori:はい。

山田:左手にもビリビリとは響かないですか?

Shiori:はい。

山田:お首触りますね。押すと痛いですか?


Shiori:痛~い!

山田:はい、こちらも痛いですか?


Shiori:あ~痛いです!

山田:はい、後ろも痛いですか?


Shiori:痛いです!

山田:痛いですね。これも?

Shiori:痛いけど、さっきのほうがすごい痛かったです。

山田:全滅です。


山田:後頭部、触ります。こういうところもちょっと痛いですか?

Shiori:痛いです。


山田:痛いですね。これ首からくる頭痛なんですよ。

頚性頭痛って言って、肩こりがあんまりひどいと、ちょっと頭痛いとか重いとかないですか?

Shiori:あ~本当に頭に何かモヤモヤっと溜まってるんじゃないかっていうぐらいずーんとする時はあります。

山田:ありますね。今度は手に思い切り力を入れます。

はい、ありがとございます。左右の感覚は同じように感触分かりますか?


Shiori:はい。

山田:普段持ってるものを落っことしちゃったりっていうことはないですか?

Shiori:はい、大丈夫です。

山田:次は肘ですね。これ痛いですか?

Shiori:痛いです。

山田:こちらも痛いですか?

Shiori:はい、痛いです。

山田:これも首の神経なんですよ。だから首回り触ると全部痛いし、実は腕の方までご症状があると思いますので、寝てる姿勢とってもとっても大事です。

是非今日は計測させていただきます。

Shiori:お願いします。


枕の計測はまた別のコラムでお届けします。


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