オーダーメイド枕の計測の流れを体験レポートで解説|SSS法・費用・所要時間も

「整形外科枕の計測って、実際に何をするんだろう?」
「計測の流れや時間、費用が気になって、なかなか予約に踏み切れない」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事では山田朱織枕研究所の枕計測を実際に体験したレポートを、計測の流れをすべて含めてお届けします。
「洋服や靴と同じように、枕もサイズをきっちり測って、それぞれの体に合うものを選ぶべきです」
このような考えのもと、睡眠姿勢の研究や整形外科診療を30年以上続けてきた山田朱織枕研究所では、一人ひとりに最適な高さの枕をご提供するために「枕計測」を実施しています。

この記事では、日々のパソコン仕事の影響で肩こりに悩まされているライター・小西が、山田朱織枕研究所の枕計測を実際に体験し、その一部始終をお伝えします。
ちなみに筆者は、しっくりくる枕を追い求めるあまり家に枕が3つもある状態(!)。これまでさまざまな枕を試してきただけあり、枕を見る目には長けているかもしれません。
枕計測の流れや整形外科枕の使い心地について気になっている人は、ぜひ読んでみてください。
枕計測とは?山田朱織枕研究所が採用する「SSS法」について
山田朱織枕研究所の枕計測は、独自に開発した「SSS法(Set-up for Spinal Sleep法)」という科学的な計測法にもとづいています。
SSS法では、仰向け・横向き・寝返りの3つの姿勢それぞれで最適な枕の高さを確認します。なぜ3方向なのかというと、私たちは眠っている間に無意識に何度も寝返りを打っており、1つの姿勢だけに合わせた枕では睡眠全体をカバーできないからです。
特に仰向け時は「頸椎傾斜角15度」が理想的な角度とされており、首への負担が最も少なく、気道も確保しやすい状態になります。この角度を5mm単位で精密に調整するのが、整形外科枕の計測の核心です。
一般的な枕選びでは「なんとなく寝心地がいい」という感覚で選びがちですが、SSS法による計測は整形外科医の知見をもとにした医学的アプローチです。
枕診断士による枕計測を体験!

枕診断士は山田朱織枕研究所の社内資格で、約半年〜1年に及ぶ座学と実地研修、さらに整形外科医の指導を直々に受けた専門スタッフです。
小西(ライター):「今日はよろしくお願いします!肩こりに悩んでいるので、少しでもこりが軽減できて日中楽に過ごせるような自分にぴったりの枕がほしいです」
結城(枕診断士):「よろしくお願いします。当院には、首や肩のこり、むち打ちやヘルニアなどの症状をお持ちの方で、整形外科枕を作られる方も多くいらっしゃるんですよ」
ステップ1:枕カルテを書く

いざ書いてみるとわかったのが、いかに普段の睡眠環境に気を配っていないかということ。(わたしはマットレスのメーカーはわかっても、掛け布団や敷きパッドの素材は思い出せませんでした……)
より良い睡眠環境を作るためには、普段から洋服や靴と同じように、寝具についても気にかける必要があると感じました。
【枕カルテで確認する主な項目】
- 身長・体重・性別
- 現在使用している寝具(マットレス・敷布団の種類と硬さ)
- 睡眠時の悩み(肩こり・首こり・いびき・寝返りのしにくさなど)
- 普段の寝姿勢(仰向け・横向きどちらが多いか)
ステップ2:仰向けで枕の高さをチェック(SSS法・仰向け計測)

結城:「呼吸のしやすいもの、首のあたりに負担を感じないものが適切な高さの枕です。まずは一つめを試していきましょう」
枕を選ぶとき、そんなふうに考えたことがなかったことに気づきました。硬いか柔らかいか、高いか低いか、曖昧な感覚でなんとなく選んできたような……。
小西:「一つめの枕は、普段使っているものよりも硬くて高いような気がします。呼吸のしやすさは……」
結城:「比べるものがないと難しいかもしれませんね。では頭を少しだけ持ち上げてみてください。こちらの枕はどうでしょう?」

スルッと次の枕が滑り込みます。
小西:「さっきの枕よりも呼吸しやすい!」
結城:「これ、実はさっきの枕よりも5ミリ高くなってるんですよ」
さっきの枕よりも、気道が確保されている感じがあります。続いて、最初に試した枕より低い枕も試してみたもののしっくりきませんでした。なんだか首が圧迫されてる感じ。だんだん、体に合った枕を選ぶコツが分かってきたかも?
ステップ3:横向きで枕の高さをチェック(SSS法・横向き計測)
次は横向きに寝転びます。顔の中心線がベッドに対して水平になる高さの枕が最適とされており、これは自分では確認できないため専門スタッフに見てもらう必要があります。
一つ目の枕で「いま、どこにも負荷がかかってない状態ですね」と言われたときは、いまいちピンとこないものの、別の枕にかえてもらうと「肩の付け根が重たくなった!」など微妙な変化がわかります。

横寝だからか、高さがある方が安心感を感じましたが、結城さんから「この高さだと頰が少し押されてますね」という指摘がありました。確かに、高い方の枕だと肩が内側に丸まってしまう感じがします。
この高い、低いというのがすべて5mmの違いであるというから、不思議なものです。
ステップ4:寝返りのしやすさをチェック(SSS法・寝返り計測)
次に寝返りの様子をみてもらいます。高さの合わない枕は寝返りを阻害してしまうので、快適な睡眠につながらないのだそう。枕の合う・合わないを確認するにはこの寝返り診断が最もわかりやすいかもしれません。実際に寝返りをしている動画を録ってもらいました。
小西:高さの合わない枕だと、腰がついてこないです。5mm高くても、逆に低くても、適正な高さでない枕だと腹筋に力を入れないと転がれません。こんなに違うんだ!
ここまででほぼ、枕の高さが確定します。
ステップ5:仮眠タイム(10分間)

ここからは10分間の仮眠タイム。「やっぱりなんか違うかも」をできるだけ避けるために、この枕計測では実際に計測した枕を使って睡眠ができます。
売り場で寝転がってみて、「いい感じ」と思っても実際寝てみると印象が変わることってよくありますよね!(うちの枕が増えたのはそのせいでもあります……)
仮眠のときに使うしきふとんやかけふとんも山田朱織枕研究所のオリジナル。心地よくて、ふわふわと眠りの世界へ……。
※オーダーメイドマットレス「MAKURAinBED」での計測も対応しております。
ステップ6:最終チェックで枕が決定!
仮眠が済んだら最終チェックです。首まわりや後頭部に違和感がないかを再度確認します。
上の写真で首筋の力み方がまったく違うのが、おわかりいただけるでしょうか?左が高さの合わない枕で首筋に力が入っている状態、右が適正な高さの枕で首の力が自然に抜けている状態です。
高さの合わない枕で寝ていたことによって、これまで毎晩、首にかかっていた負担を考えたら恐ろしくなりました。プロの目で判断してもらったことに加えて、枕の高さによる変化を自分の目で見て、体感することができたので、今日からは安心して眠れそうです。

最終的に、わたしは高さ6.5cmの枕がぴったりだったことがわかりました。計測した枕は、当日持ち帰ることができます。
枕計測の所要時間・費用・持ち物まとめ
「計測を受けてみたいけど、どのくらい時間がかかるの?」という方のために、よくある疑問をまとめました。
| 所要時間 | 約60分(カルテ記入〜仮眠〜最終確認まで) |
|---|---|
| 計測費用 | 無料(予約・ご来店・計測すべて費用なし) |
| 持ち物 | 特に不要。普段使いの服装でOK |
| 枕の受け取り | 計測後、購入された場合は当日持ち帰り可能 |
| アフターサポート | 購入後2年間は調整・メンテナンス無料 |
正しい枕の高さを維持するために、定期的なメンテナンスを

計測データや撮影した寝返りの動画が保存されるため、使っているうちにお悩みが生じたときはいつでも相談できます。体型の変化に伴って枕の高さを調節する方法を電話でお伝えすることもあるそうです。
また、枕の購入後から2年間はメンテナンスが無料です。
何より「睡眠環境や枕についての悩みはここに相談すれば大丈夫」という安心感が得られました。快眠の主治医ができたようでとても心強いです!
整形外科枕を使ってみて効果を実感!

負担の少ない姿勢で眠れたからなのか、いつもより熟睡感もあるし、顔色も良い感じです。これが滞りのない状態なんだ、枕を変えただけでこんなに違うんだと感動しました!(あくまで個人の感想です)
肩こりや偏頭痛、不眠感など解決したい悩みは多くあるのですが、整形外科枕を使い続けることで悩みが減っていくのでは、と期待は高まる一方です。快眠の主治医・山田朱織枕研究所に末永くお世話になりたいと思います。
※ご予約制となっております。以下リンクよりご予約をお願いします。
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