起きた時から腰がお辛い方に「ロール腰枕」の使い方と注意点
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は新しく販売されました「ロール腰枕」のサイズ選びや使用上の注意についてお話ししたします。
目次
サイズについて
ロール腰枕サイズはS・M・Lの3種類となっています。
サイズによる違いはまず幅が違います。
S<M<Lと幅が広くなっています。
次に長さも違います。
幅と長さが全て、段階的にS・M・Lと大きくなっていきます。
ロール腰枕の巻き方
マジックは真ん中についてるところと、端についてる部分があります。
端についている方を右手で持ち、真ん中についている方をお腹の辺りに持ってきます。
そして、端を脇下のラインにぴったりと合わせてください。
そしたらぐるっと巻いてマジックとマジックを留めます。
慣れると簡単です。まずは巻き方覚えてください。
サイズ選びのポイント
幅
適切な幅はロール腰枕の上側が肋骨に当たっていて、下側が腰骨に乗っかっていることです。
小さすぎても,大きすぎてもいけません。
大体指1~2本ぐらいが乗っていれば大丈夫です。
長さ
ロール腰枕をくるっと巻いて、最後のところが右脇のラインに近い状態まで巻けてればいいです。
お腹までしか巻けないのは小さすぎるし、背中まで巻けてしまうのは大きすぎます。
寝返りのしやすさにも影響します。
サイズは3種類ありますので、適切な大きさを選んでいただきたいと思います。
使用上の注意点
サイズが合わないとどうなるの?
ロール腰枕開発にあたり、スタッフが実際に付けて寝て実験を行っていたんですが、その中で少しサイズが小さくて不具合が起こったスタッフがいました。
朝起きた時に腰が痛くなっちゃったんですね。
そのスタッフはSサイズを使ったのですが、Mサイズに変えたところ腰痛はなくなり楽になりました。
サイズが合っていなかったり、適切に巻けていなかったりすると不具合が起こることがあります。
お腹を圧迫することがダメな方もいる
ロール腰枕自体がお体に合わない場合もあります。
朝起きた時に痛みを伴ったり、胸やお腹を締めつけるものなので苦しいと感じて少し緩めてもダメな場合は、やはり使用を中止してください。
特に内臓のご病気があり、お腹周りを圧迫してはいけないと言われているような患者様は使用を控えてください。
ぎっくり腰には?
ぎっくり腰を起こした直後は、巻き方1つにしても微妙に負担がかかることもあるので、初めて使う方は使わないほうが良いでしょう。
慣れている方でしたら、巻いていただく方が安定することもあります。
正しく巻くこと
寝てる間にずれるのが結構怖いんです。
巻き方が不適切だったり、マジックがしっかり留まっていないと夜中に外れてしまいます。
ロール腰枕が腰の後ろに溜まってしまうと寝返りが悪くなるばかりではなく、腰を痛めてしまうこともあるので取れないようにしっかりと巻いていただくのが重要となります。
注意点をご理解いただいて適切に使って、腰をサポートするロール腰枕、是非とも毎晩のお供にしていただければと思います。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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