新商品「ロール腰枕」の研究と開発について語ります
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回はロール腰枕の研究開発についてお話いたします。
ロール腰枕というのは当社で研究してた時は寝返りロール枕と呼んでいました。
なんかあんまり皆さん見慣れないものと思われるかもしれないんですけど、ロールに巻く腰の部分に巻くということでロール腰枕という商品です。
ロール腰枕を開発した経緯について、そして大事な目的についてお話をしていきたいと思います。
ロール腰枕はいつ頃から考えていた?
実はなんと約10年ぐらい前に発想アイデアが浮かびました。
2015年にはもうこの研究開発に取り組んでいましたので、現在2024年なので約9~10年という年月を経てやっと商品化にこぎつけたというものなんです。
当社では整形外科枕、腰にする腰枕、首に巻く首枕、様々な○○枕がありますが、このロール腰枕はその1つのラインナップとして兄弟とも言える商品です。
ロール腰枕開発のきっかけ
枕と聞くと寝ると時に頭を乗せて使うものという感じがするかもしれないんですが、体に直接巻きつけるっていう今までにはなかなかない発想じゃないかと思います。
実はこれを開発した最初のきっかけというのは、枕をどんなに厳密に高さを調整しても、どうしても夜寝返りがうまくいかない患者様・お客様がいらっしゃるんです。
その原因が何だったかというと、枕とセットで使うマットレス・お布団敷物の方に問題があったんですね。
その問題っていうのは柔らかすぎたり、硬すぎたりという場合です。
その場合敷物をどうにかしようと思うかと思います。
もちろん私もそう思って、マットレスを硬くするために何かを敷いたり色々やってきました。
でもなかなかうまくいかないんですね。
特に問題は柔らかすぎる寝具です。
柔らかすぎる寝具に対して、硬いものを敷いてもこれがなかなか改善されないのです。
ではどうしたらいいかということで発想を変えて、体の方に何か取り付けてしまったらどうかなっていう考え方に変わっていきました。
そして、思考錯誤を重ねた結果、体に巻き付けると寝返りそのものがある程度寝具の悪い条件があったとしてもより良くなるっていうことが分かったんですね。
それをまさに今回商品化したというのがこのロール腰枕になります。
このロール腰枕だけで寝返りがしやすくなることが分かったのは意外でした。
発想の転換ってすごく大事だと思いました。
ロール腰枕の目的
1、寝返りの時の腰の負担を軽減
寝返りの時の腰の負担を軽減することがなぜできるかというと、普通人間のウエストはちょっとくびれてますね。
このくびれが寝返りを打つ時にあまり良くないんです。
電信柱みたいまっすぐの方がコロコロと転がりやすいんです。
要はウエストラインのくびれを寸胴にしてしまうというのがロール腰枕の機能なんです。
2、就寝中の腰をサポート
寝てる時は上向きになったり横向きになったりして腰がグラグラ不安定になりますよね。
特に寝ているときは自分の意識がない状態で動くわけですので、筋肉の緊張が取れた状態で寝返り打つ時に腰が前後左右にグラつきます。
それをサポートしてくれる役割があるんです。
ロール腰枕をすると腰に安定感出ます。
3、お腹と腰を保温
つけてから10分ぐらい経つとお腹がポカポカしてきます。
腹巻きみたいな感じですね。
腹巻きって腰だけじゃなくてお腹も温めてくれるので、お腹が弱い方にもおすすめです。
このロール腰枕については当研究所、また16号整形外科の多くのスタッフが協力してみんな夜につけて寝たんですけど、「温かくてポカポカする」「掛け布団いらないぐらいポカポカ温かい」という声が多かったんですね。
温めることが大事なのはもう一つ理由があります。
これから寝ようとする時に体の表面が温まりますと熱を放散します。
皮膚から熱を放散するとどうなるかというと、深部体温といって体の中の内臓だったりの体温が下がるんです。
そうすると入眠しやすくなるんです。
実際試してみるとやっぱりすーっと本当に数分で眠ってしまうなっていう感覚があったので、やはり深部体温ということにも有効なのではないかと考えております。
今回はロール腰枕の目的をご説明しました。
是非、今晩から使ってみてください。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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