コラム詳細

羽毛枕・凹凸枕・整形外科枕を比較|レントゲンで見る寝姿勢と寝返りの違い

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回は枕のタイプ別睡眠姿勢の変化を、肉眼的所見とレントゲン画像を比較しながら解説していきたいと思います。

お店では色んな枕ありますので、皆さんどれ選べばいいのかわかんないじゃないかと思います。

私たちは医学的、科学的、そしてレントゲンやMRIなどを駆使して、どういう枕を使うと人間の解剖、首の骨や椎間板、神経がどんな状態になってるのかということを20年以上研究してきました。

それに基づいて、良い悪いを少しずつ解説していきたいと思います。

【一覧表】4種類の枕の寝姿勢・寝返り比較

枕なし 羽毛枕 凹凸枕 整形外科枕
仰向け首の角度 過屈曲 過屈曲 不安定 理想の約15度
横向き姿勢 肩圧迫・首下がり 頭が沈み込む 頭が斜め下に傾く 体軸と寝面が平行
寝返りのしやすさ × 頭がグラグラ △ 腰が重い △ 顎が上がる 〇 最小限の力で回転
肩こり・首痛リスク

※上記は一般的な傾向です。個人の体格・症状により異なります。

目次

枕なしの姿勢と寝返り


枕なしで寝ている方の中には寝始めから枕なしで寝る人もいれば、枕をしてるんだけど合わないために枕が飛んじゃって結果的に枕なしになってる人もいます。

枕がないと肉眼的にですけど、上向いた時に喉が詰まってるんですね。

横を向くと下になっている肩が押し潰されちゃっています。

それから首がガクっと下がり圧迫されます。

首の横にはとっても大切な神経の根元がありますので、そこを圧迫してしまうんですね。

レントゲンでは見慣れない方はちょっとわからないかもしれませんが、首がたわんでるんですね。


本来であれば、首が適切な角度で真っすぐになるのが適切ですが、枕なしでは首がたわんでる状態です。

横から見るとよく分かりますね。

頭下がっているので首がぐぐっと湾曲上に曲がってしまっています


首は神経が左右対象に首の隙間から出ていますので、どちらかに曲がってしまうとその神経の根元を痛めてしまう悪い姿勢ということがレントゲンで見すとよくわかります。

神経の圧迫からくる症状があった

この方の症状は首の痛みがあって、首がしびれて手もしびれがありました。

特に橈骨神経領域という神経の大事な一部分が圧迫されることによって、寝てる時からもう手がしびれてしまう。

朝起きると手が痛い、指が動きにくい、こんなご症状がありました。

また、 首がストレートから軽度反るような形になってしまうため、首の後ろの筋肉が緊張していて肩こりの原因になっていました。

細かく言うと、首の痛み、手の甲から中指までの痛みやピリピリ感というのがあって、肩はそんなにご本人は辛いとは言っていませんでしたが、実際にはこのように夜中圧迫されることによって、首から手の方にかけての症状の原因になっていたと考えられます。

枕がない状態での寝返り(実証と解説)

【解説】専門医の視点:枕なしによる寝返りの不安定さ

山田朱織院長が、実際の寝返り動作を肉眼的に分析。枕がないことで頭の位置が定まらず、スムーズな回転が阻害されている様子を解説しています。

【分析】動作フォーカス:頭のグラつきと腰への過負荷

寝返り動作のみを詳細に確認すると、「頭が浮いたり落ちたりしてグラグラしている」「腰に力が入り、上半身が遅れてついてくる」という、不自然でエネルギー消費の激しい動きになっていることがわかります。

枕がない状態だとダイナミックな寝返り動作がどうなってるか映像を見てみましょう。

頭が浮いたり落ちたりグラグラしてますね。

それから腰に力が入っていて、上半身が後から追いかけてくる

これでは寝返りがしにくいということがよくわかります。

枕なしでは寝返りには適しておりません。

羽毛枕の姿勢と寝返り


羽毛枕だとどうしてもふわっとしているので、4~5kgの重さの頭が乗るとグンと沈んでしまいます。

これもまた喉が潰れているわけです。

横を向くと頭が羽毛の中にググっと押し入ってしまいます。


ふわっとして高さがあるかなと思っても、頭が乗っかると羽毛が潰れるので結局は頭が下がってしまって肩が圧迫されます

これは枕なしと非常に近い状態です。

羽毛枕での寝返り(実証と解説)

【解説】専門医の視点:沈み込みが招く「重たい」寝返り

山田院長が、柔らかい羽毛枕によって頭が沈み込み、寝返りがぎこちなくなっている様子を解説。見た目の高さがあっても、実際には枕なしに近いリスクがあることを指摘しています。

【分析】動作フォーカス:腰にかかる過度な負担

映像で見ると、「腰が重たそうで、一生懸命に動かしている」のがわかります。頭が枕に固定されてしまうため、全身に余計な力が入っており、朝の疲労感の原因となります。

枕があるにも関わらず、寝返りはぎこちないです。

腰が重たそうで一生懸命に動かしてるように見えます。

これでは朝には疲労しているかもしれません。

凹凸の枕の姿勢と寝返り


縦にも横にも凹凸になっている枕ですが、これを使って寝た時に首の後ろに高いところが当たって一見首を支えているように思います。

枕なしや羽毛枕に比べるとなんとなく首が安定してるように見えますが、レントゲンで見ると結構首の骨の並びがガタガタしています


そして高さがまちまちなので、その凹凸枕の高さによって首の角度が色々変わってしまうというデメリットがあるわけです。

横向いた時どうなるかというと、首の後ろが高いだけど頭の方が低いという凹凸型の場合には頭が斜めに下がっています

左右対象を維持できなくなっているわけです。

凹凸枕での寝返り(実証と解説)

【解説】専門医の視点:高さのムラによる首の圧迫

首元が高い凹凸枕において、一見安定して見えるものの、実は顎が上がりすぎて首の後ろが強く圧迫されている状態を山田院長が解説します。

【分析】動作フォーカス:回転の妨げと顎の上がりすぎ

詳細な動作分析では、「高さのムラによってスムーズな回転が止まってしまう」「顎が上がりすぎて首のカーブが不自然になる」様子が確認できます。肩こりや首の痛みがある方には特に不向きな姿勢です。

枕なしや羽毛枕と比べると軽そうですけど、私から見ると頭下がってますので顎が上がり過ぎているんですね。

この状態だと首の症状がある方では、非常に首の圧迫が強くて肩が凝ってしまうかなと思います。

整形外科枕の姿勢と寝返り


では最後に私たちのオーダーメイド枕です。

枕に大事な高さ・硬さ・平らな形という3大条件を満たす整形外科枕ですね。

上向きでの首の角度は我々の研究の結果約15度がいい状態ですが大体そのぐらいになっています。

そして、横向いた時の体の軸と寝ている面が平行になることで、非常に右にも左にも全く傾いてない圧迫がない状態となります。

レントゲンで見ても首の角度適切な15°に近い状態です


横を向いても体の軸が寝てる面と平行になっていることがよくわかります。


これが整形外科枕が効果が出る秘訣なんですね。

整形外科枕での寝返り(実証と解説)

【分析】動作フォーカス:コロコロと転がるスムーズな体軸

映像解析では、他と比較して「肩・腰・頭が軸を保ったまま同時に回転している」のが一目瞭然です。「最小限の力でコロコロと転がれる」ことが、夜間の熟睡と朝の体の軽さを実現します。

羽毛枕や凹凸枕と比べて肩腰がブレてないです。

あまり力を入れずに回転がスムーズにできるということで、自分のエネルギーを最小限の力で寝返りができてるわけです。

今回は様々な条件の違いによる寝姿勢、そしてレントゲン、さらには動画による寝返りの違いを見てまいりました。

自分に合った枕が欲しいなと考えている方、朝からの肩こりや不眠やいびきや無呼吸など様々な症状に悩んでる方、3大条件を満たす整形外科枕がどんなに重要な要件か今回の解説でご理解いただけたことかと思います。

是非、山田朱織枕研究所にお越しになって枕を計測してください。

【専門医解説】レントゲンで見る「枕のタイプ別」寝姿勢の真実

肉眼では分からない「首の骨(頸椎)」や「神経の通り道」の状態を比較しました。

1. 枕なし(頸椎への過度な負担)

枕なしの上向きレントゲン

【上向き】首のたわみ

枕なしの横向きレントゲン

【横向き】首の下がり・神経圧迫

枕がないと首が不自然に湾曲し、神経の根元を痛める原因になります。朝の手のしびれや指の動かしにくさに直結します。

2. 羽毛枕(沈み込みによる不安定)

羽毛枕の上向きレントゲン

【上向き】頭の沈み込み

羽毛枕の横向きレントゲン

【横向き】高さ不足による肩の圧迫

柔らかい羽毛は頭の重みで潰れてしまうため、実際には「枕なし」に近い状態。頸椎の安定性が保てません。

3. 凹凸枕(高さのムラによる歪み)

凹凸枕の上向きレントゲン

【上向き】顎上がり・頸椎のガタつき

凹凸枕の横向きレントゲン

【横向き】頭の傾斜・非対称

一見サポートされているようでも、レントゲンで見ると首の骨がガタガタに並んでいます。スムーズな回転を妨げます。

4. 整形外科枕(理想の頸椎角度と体軸)

整形外科枕の上向きレントゲン

【上向き】理想の角度 約15度

整形外科枕の横向きレントゲン

【横向き】体軸と寝面が平行

医学的3大条件を満たすことで、首の神経の出口が広がり、最小限の力でコロコロと寝返りが打てるようになります。

このレントゲン画像の違いこそが、翌朝の「首の軽さ」と「熟睡感」の差になります。

【徹底比較】枕のタイプ別・寝返り動作

【NG】枕なし

不安定・首への負担大

頭がグラグラと安定せず、腰の力だけで無理やり体を回しています。首の神経を圧迫する危険な状態です。

【NG】羽毛枕

沈み込み・寝返り阻害

頭が深く沈み込んで固定されるため、寝返りのたびに「よいしょ」と大きなエネルギーが必要です。朝の疲労感に直結します。

【NG】凹凸枕

高さのムラ・顎上がり

一見安定して見えますが、場所による高さの違いで顎が上がりすぎ、スムーズな回転を妨げています。

【理想】整形外科枕

軸の安定・最小エネルギー

首・肩・腰が同時に回転。5mm単位の調整により、コロコロと最小限の力で転がることができ、朝まで熟睡をサポートします。

「寝返りのしやすさ」こそが、首の健康を守る重要な鍵です。

「自分の寝返りがスムーズかどうか気になる」という方は、ぜひご自宅でチェックしてみてください。

こちらのコラムでは、今お使いの枕で簡単にできる寝返りチェック法をご紹介しています。

寝返りのしやすさチェック方法

寝返りのしやすさ・スムーズさをチェックする方法

是非、皆様にも適切な枕でスムーズな寝返りを打って快適にお休みいただければと思います。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

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