コラム詳細

首に痛みがあるときに整形外科枕の計測を受けても大丈夫でしょうか?

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

山田朱織医師がストレートネックの患者様を診察をしている様子

山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回は首の痛みがある時にオーダーメイド枕の計測や作成に来ていいんですか?という質問に回答していきたいと思います。

例えば計測に行く日の朝に合ってない枕で首を痛めてしまったみたいなこともあるでしょうし、日頃からの痛みが今日はちょっとひどいなという状況もあるかもしれません。

そういう場合にお客様からお問い合わせをいただくことがあるんですが、なかなか自分では判断しにくい状況もあるかと思います。

ですのでその時の1つの指標となるお話を今回はしていきたいと思います。


目次



痛みのグレード分け

なかなか一口に首が痛いからといって、「計測に来てください」「来ない方がいいですよ」と簡単には言えないんですね。

なので今回グレード分けというのをやってみました。

この指標を持っていただくことで、ご自分の状況がどうなのかを考えて来所されるかどうかを決めていただければと思います。

グレード0:痛みなし

まず0はもちろん痛みがない状態です。

これはもう元気に来所してください。


グレード1:いつもの痛み

いつもの痛みがある場合です。

そもそも整形外科枕をご希望するお客様や患者様は、日頃から首に何かしらの問題点を抱えていてこの枕が欲しいと思ってくださってる方が多くいらっしゃいます。

ですので、いつも通りの痛みがあるという場合でしたらもちろん来所してください

そして、適切な枕を使うことお悩みの首の不快な症状に対処していくということが大事です。


グレード2:いつもより痛い

日頃の肩こりはあるんだけれども、それよりも今日はもう1段階痛いなというような場合。

こんな時はまずご遠方から来る方と近くから来る方いらっしゃいますけれども交通手段、来所そのものができるようなお体の状態首の状態なのかという判断をしてください。

来所されますとまずお客様の肩幅を測ったりお体格を拝見した後に、実際に計測台のベッドに横になっていただいてご計測をします。

その時には上向きや横向きでの静かな姿勢で計測することもあれば、ダイナミックに寝返りを打つこともあるわけなので、このような動作が大体一通りできるような体の具合なのかどうかを判断してください。

例えば全く首を動かせなくて辛いとなるとかなり厳しくなります。

ですので来所できるかどうか、一定量寝返りを打ったりという動作ができるかどうかが重要です。

その辺りができるようでしたらいつもより少し痛くても、なんとかお越しいただければ私どもが細心の注意を払って対応させていただきます

できるだけ早くに適切な枕を作って使って、その首の痛みが出ないように予防していくことも重要だと考えています。


グレード3:いつもよりかなり痛い

本当に首が動かせなくて、朝起きた時から手で頭を支えないといけないというぐらい首が痛い場合。

もしくは付随する症状として手がしびれるとか、頭痛がするなどの様々な症状があってそもそもお店まで来ていただくことが困難だという場合は、もちろんその日はキャンセルさせていただいてご予約の延長をお願いいたします。

また、なんとか来所していただくことができた場合。

ベッドの上に横になっていただいて静かな姿勢で上向きと横向きを測る時はいいんですが、寝返りを打つという段階になった時にどうしても動くのは辛くて打てませんとなってしまうこともあります。

その場合はお客様自身動かなくても私たちが介助しながら計測しますので、最適な枕の高さを推定することがある程度可能です

一方で例えば向きで喉が苦しくないですかとか、横向きで肩が圧迫されないですかなど計測ではお客様自身のお声もお伺いしています。

しかし、その時に首がそもそも痛いとどうしても痛みの方に気持ちがいってしまって、枕診断士との適切なやり取りが難しい場合もございます。

その場合でも私たちは決してお客様の声だけで計測をしてるわけではなく、プロの枕診断士が客観的に見て枕の高さを決めておりますので一定量枕計測は進めることができます。

そして最終的に高さを決定して枕をお作りした後、ご使用いただいて不具合が起こった場合は枕の調節を受けれるようになっています。

来店できれば計測は可能

ですので、その日痛みが強くて寝返りが打てないとか平常状態での感想を述べることがちょっと不安だなと思った方であっても、なんとかお越しいただければ計測はできますし、その後のサポートという体勢でフォローしていくということもできるということです。


そもそもがやはり合わない枕を使って首を痛めてるわけですから、私としては是非1日も早く整形外科枕をお作りいただいてお楽になっていただきたいと考えています。

計測当日、もしくは前日に首の痛みが辛いと思ったら今回のグレード分類を思い出してください。

プロの枕診断士がきちっと対応させていただきますが、ご心配でしたらお電話かメールでお問い合わせいただいた上でご来所するかどうかをご検討ください。


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