整形外科枕ドクターズピローを買いましたがしっくりきませんという質問を頂きました
今回は山田枕研究所のオンラインショップで販売しているドクターズピローについてお話いたします。
ドクターズピローを購入したんですが、どうもしっくり合いませんというお問い合わせたまにいただくことがございます。
是非今回ご説明するチェックポイントしっかりチェックして、購入されたドクターズピローをお体に合うように調節してみましょう。
整形外科枕ドクターズピローとは?
ドクターズピローは計測所で枕診断士が計測して作成する整形外科枕とは異なり、ご自身で高さ調節をしていただく枕です。
整形外科枕には会員サポートが付与されますが、ドクターズピローはそれがなくご自身で調節をしなければいかません。
その分価格はリーズナブルに購入することができますが、やはり自分で調節しないといけない分うまく合わないという声がやはり多いです。
そんな時、何が原因か考えてみると2つの大きな問題が浮かび上がってきます。
ドクターズピローが合わない原因
1、高さが合っていない
ドクターズピローも5mmのアジャスターシートの高さの変更によってピタッと合うこともあれば、不具合で合わないということもあるわけです。高さ調節がとても重要になります。
2、寝台と合っていない
枕のみではなく、布団やマットレスと枕が合ってるかどうかもとても重要です。
柔らかすぎる布団であったり、硬すぎるマットレスであったり、お体に合わないと様々な不具合が生じてきます。
枕の高さ調節について
購入サイトよりオンラインの自動計測システムを使って、ご自分のお体に合った高さを算出してください。
同封されている取り扱い説明書の中のQRコードからも自動計測システムをご使用できます。
まずは自分の年齢や体格に合った高さの基本というのを知ってください。
しかし、特徴的な体格の方ですとその基本の高さが合わない方もごくわずかですがいらっしゃいます。
例えばですね非常に体重が重いけれども身長が低かったり、とっても痩せているけど身長が高く肩幅が広くて胸板が薄い方、もしくは背中が猫背の場合です。
若い人でも猫背の方はいますし、高齢になってくると骨粗しょう症などで圧迫骨折で背骨が折れることで背中が丸くなってしまう場合もございます。
そのような身体的な体の特徴があると、計算した高さではピタッと合ないこともございます。
もし合わない場合は計算して出した基本の高さから5mmのシートを入れたり抜いたりしながら、寝返りや上向き横向きのバランスを確認して最適な高さを見つけていただきたいと思います。
敷物の調節
枕と敷物との適合がいいかという問題で、例えば柔らかい敷物の場合です。
今回は20年近く使用してへたったマットレスを用意しました。
実際に触ると真ん中が柔らかくへこんでいます。
端と真ん中で明らかに違いがあります。
このマットレスに自動計測システムで高さを合わせたドクターズピローで寝ていただきます。
高さを算出してしっかり合わせた枕でも、へたったマットレスに寝ると背中から腰が下がってしまっています。
寝入りを打ってみてみると、腰が沈んではまってしまうので動きづらくなります。
20年経っていたら私としてはやはり買い替えを考えて欲しいんですが、なかなかすぐは捨てられないという方もいらっしゃるので、対処方法としてはまず天地替えをやってみましょう。
頭と足を逆にして表と裏も逆にします。
そうすると1番へたったところは下になります。
ですので先ほどのへたった面で寝た時と比べるとあまり腰が沈まなくなります。
寝返りしてみてもさっきよりも軽く肩と骨盤が遅れずに寝返りが打てています。
天地替えは20年と言わず定期的に行っていただくのがおすすめです。
使用期間が長くへたってしまったマットレスはもちろん買い替えがベストですが、まずは天地替えを試していただいて少しでも寝返りが良くなるように工夫していただければと思います。
ドクターズピローを購入したけどなんか合わないなっていう方、問題点は枕の高さもしくは布団やベッドマットレスとの適合の2点に注目して調節していただくことをお願いいたします。
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