寝違え時の枕指導は山田朱織枕研究所の枕が有用であると、医学論文に掲載
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
今回は「寝違え時の枕指導は山田朱織枕研究所の枕が有用である」という見解が、整形外科の医学雑誌に掲載されましたのでご紹介したいと思います。
この医学雑誌に掲載された内容を引用しながら、寝違えの原因と予防についても触れます。
目次
寝違えには整形外科枕が有効
臨床整形外科という整形外科医にとっては専門的な医学雑誌があるんですが、ここに東北中央病院の院長の田中靖久先生が論文を書かれました。
田中靖久先生は整形外科医でかつ首の神経の障害のエキスパートです。
先生はこの論文(タイトル:頚部神経根症の症候額 寝違えから両手麻痺まで)の中で、私ども山田朱織枕研究所の私が監修した高さを調節できる枕を研究に用いて実験を行い、その見解からこの枕が有効であるということを結果として導き、それをこの論文の中に引用してくださいました。
田中先生が他の整形外科医に向けての指南として書かれた形になっております。論文の一部を引用してご紹介します。引用元:臨床整形外科 Vol.58 No.4 2023年 04月号 頚部神経根症の症候額 寝違えから両手麻痺まで 田中靖久先生
その中身を解説していきます。
寝違えの原因は?
先生がお考えになるには寝違いの中でも最も高い頻度で起こるのは、寝ている時に椎間孔と言って神経の出てくる骨の出口が狭くなることで寝違えが起こることが多いのではないかと言われています。
首の中の神経1本1本が出てくる孔という穴があり、その穴自体が柔らかい枕や低すぎる枕で頭が下がって寝返りを打とうと横向きになるときにひねってしまうと穴が非常に狭くなって神経が締め付けられてしまう。
それによって背中に痛みが走ったり、片方の手がしびれたり痛みが走ったりということが起こってしまう。
神経の根元で起こる障害、神経根症が寝違いが起こる最も多い原因ではないかとおっしゃっているんです。
その時に私どもの整形外科枕を使って高さ調節することによって、柔らかい枕や凹凸枕での悪い姿勢がなくなり症状が改善するということを結論として導いたわけです。
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私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
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という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
大変患者様にとって有益な情報となっていると思います。
田中靖久先生は頚椎症性神経根症の日本の第一人者
頚椎症性神経根症と言って、首の神経の根本が障害となって片手に症状が出る病気があります。
しびれや痛みや物が持てなかったり細かい動作ができないなどの症状が出て、悪くなると様々な日常生活が困難になってくる。
先生はそういった神経根症状、神経根障害というものについて長らく研究をなさっている日本の第一人者なんです。
世界でも多くの学会、講演会に呼ばれて講演をなさっている本当にエキスパートの方です。
頚椎症性神経根症で起こる症状
頚椎症性神経根症は最初は手に出るわけではなく、田中先生曰く首の後ろの肩甲骨の周りが痛いということが最初に起こることが多いと仰っています。
例えばうつむいて作業していたり合わない枕を使っていたりして肩甲骨周囲が痛くなる。
ここから始まって引いては片側の手にしびれや痛みやだるさといったことが起こってきます。
最終的には神経の根元の圧迫された場所にもよりますが、物が持てなかったり細かい動作ができなくなったりします。
ボタンをはめようとしてもできなかったり、小銭を数えようとしても落としてしまう、こんなことが起こってくるんです。
神経根症は結構ありふれた症状で、ひどくなるととても日常生活に困ってしまうんです。
寝違えとは朝から起こる首の障害・痛みのこと
そもそも寝違えというのはどういった状態のことか、簡単に申し上げると「寝違え」ですから、寝ていて首に何かしら負担がかかって起こる朝からの障害・痛みということです。
日本整形外科学会でも「寝違え」を一つの症状・病気として紹介しています。
首の炎症で首が回らないということが起こるんですね。
これを寝違え症状と呼んでいます。
原因は様々あります。
もちろん合わない寝具を使っていて姿勢が悪くなるって事も一つですし、前日に激しいスポーツをして首の筋肉に大変負担がかかったり関節に炎症が起こるというような色々な原因が考えられます。
いずれにしても首に急激な痛みが起こったり、特に首を振るっていう動作ができなくなってしまって動かせなくなってしまうというような症状を寝違えと言っています。
寝違えの原因の多くは合わない寝具
私は寝違えはやはり合わない寝具で起こることが大変多いと考えています。
適切に枕を整えて自分に合った枕を使っていただくと寝違いは激減します。
ですので枕から見直すということがとても重要だと考えています。
今回は臨床整形外科という本で、2023年4月に発表された田中靖久先生の論文を引用させていただいて、寝違えの時の枕指導は山田朱織枕研究所の枕が有用であるという情報発信をご紹介させていただきました。
先生の病院のある東北の皆様はもちろんのこと、全国の皆さんが適切な枕を使って寝違えを予防してほしいと心から願っています。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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