コラム詳細

正しい枕を特におススメしたい職業とは?~保育士~

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回は「正しい枕がより必要な職業」、つまり職業病みたいなお話をしていきたいと思います。

もちろん全ての人にぐっすりと眠っていただきたいと思っているんですが、特に私が枕外来をやってるとうまく眠れないと良くならないある一定の症状っていうのがあるんです。

肩こりや頭痛や腰痛、この辺りは職業の種類によっても結構傾向があるんですね。

厚生労働省が規定するような専門的な職業病ということではなくて、今回はあくまで私が外来をやってる中でこういう職業の方にはこういう症状が多くて、そしてしっかりと枕を正しく使って翌日の為に疲労を回復してほしいなと思う方々を対象にお話をしていきたいと思います。


目次


枕を使っていただきたい保育士さん

前かがみになる姿勢が多い


まずは第1に枕を使っていただきたい職業は保育士さんです。

なぜかというと、俯いてお仕事することが多いからなんですね。

小さなお子様に相手にする職業なのでかがんでいるイメージありますよね。

どうしても自ら姿勢を下げてしまうので、これによって頭痛、肩こり、腰痛、膝の痛み、様々な症状をきたす結構辛いお仕事なんですよ。

本当に保育士さんの患者様多いんですね。

俯くとからどうしても首肩に負担がかかってしまう。

真っすぐにしていれば頭の重さは4kg。

でも、7cmおじぎをすると、頭の重さはなんと20kgです。

20kgの重さが首に乗っかってるので、首肩の筋肉が緊張して肩がこったり、筋肉の緊張によって頭に行く血管を締め付けて頭痛を引き起こしてしまたりします。


精神的な負担


姿勢による影響の他に精神的な負担もあります。

小さい子を扱う仕事なので、朝仕事が始まってからお子様が帰るまでの間常に気を張って緊張しっぱなしになってメンタル面への影響も出てきます。

精神的な緊張も非常に首肩こりを悪くするのです。


抱き上げる動作


小さい子供達を抱っこすることも多いです。

少し抱きかかえるだけでも負担がかかるのに、その動作を1日に何回も行うことでかなり首肩に負担がかかってしまいます。


首肩こり対策

保育士さんに注意していただきたいことが2つあります。

何と言っても姿勢の管理です。

日中の姿勢と夜間の姿勢は分けて考えてください。

日中の姿勢管理


ドローインと言いますが、胸を張ってお腹を引っ込めます。

なかなかこれをずっとやっているのは大変なんですがどういうことかというと、小さいお子さんを相手に屈んだり、抱っこしたりしていてもこの姿勢に戻ってくるんだということが大事なんですよ。

負担をかけてしまう姿勢になったり動作をしたりするのは仕方ないことです。やらざるを得ません。

だけどその仕事の合間にパッと気づいて、胸を張ってお腹をへこませてドローインして、いい姿勢に何度となく戻ってくるんだという意識を持つことがとても大事です。


夜間の姿勢管理


夜間の必須アイテムは枕です。

良い睡眠姿勢になるには自分に合った高さの枕をしていただくことが重要です。

正しい枕で寝ることで寝返りが打ちやすくなります

その寝返りが大事でなぜ寝返りが大事かと言うと、夜中にコロコロと動くことで血流が良くなります。

血液やリンパの流れが促進されます。

そして、日中に歪んだ背骨がリセットされます。

自分に合った枕で寝ていただくことで、しっかりと体の筋肉、骨、神経、そういったものが翌朝に回復してまた元気にお仕事に出かけられるということが大事です。

詳しく解説

正しい枕に必要な条件とは?


日頃から首肩こりにお悩みの保育士さん、是非今日から日中の良い姿勢と良い睡眠を試してみてください。


本コラムの内容は動画でもお話ししています▼


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