10代20代は体の変化も大きいので枕調整は重要です!
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は年代別の枕の高さと枕計測について、注意点も含めながらお話していきます。
2003年から私たちの枕研究所が始まって、約20年経ちました。
随分と枕計測したお客様・患者様のデータも蓄積して、もう10万人近い方のご計測をさせていただきました。
10万人ものお客様を計測してきたわが社だからこそ、語れる理論ですね。
例えば計測したときに20歳だった方は今は40歳になってたりすわけで、それぐらい長い経過を見てくる中で1人1人の年齢と枕の高さの計測について色々と知見が溜まってきましたので、そのノウハウをお話していきたいと思います。
10代・20代の枕の高さ
10代から20代の若い世代についてお話をしたいと思います。
特に10代はどんどん身長が高くなったり、体重も変動したり、やっぱり体格の変化が大きいですね。
太ったり、痩せたり、15歳ぐらいで急に身長が伸びたという方もいらっしゃるかと思います。
そういう時って、洋服や靴が合わなくなりませんか?
洋服はもう小さくて着れなかったり、足が大きくなって靴が合わなくて痛くなったり、それと同じように実は枕の高さも変えていかなければならないんです。
5mmずつ微調節をしなければいけないんですね。
枕が合っているかチェック方法
枕の調節をどうやってやればいいかというと、まずは枕が合ってないことに気づかなきゃいけません。
小さなお子様でしたら親御さんが見てあげてください。
枕が合っていないかどうかのチェック方法として最も大事なことは、朝起きた時に枕がずれていないかです。
頭の下から外れて飛んでしまっていたり、枕が上にいって頭だけ乗っていたり、枕と体が離れてるっていうのは枕の高さが合ってないということになります。
身長の伸びた、体重が増えた、という場合に合わせて枕のずれも起こっているようなら枕の微調節をしなければいけません。
体格の変化で考えると、もしかしたら全年齢の中でも最も注意しなければいけない年齢かもしれません。
寝相が悪いのは枕が合っていないから
親御さんから小さい子供が寝相が悪いんですけど、それは合ってるか合ってないかどうなんですか?と質問されることもあります。
寝相が悪いとうことと、枕との適合は別に考えていただきたいんです。
やっぱりお子さんは新陳代謝が活発ということもありますし、背中に熱も持ったりして体温調節という観点からも、夜中に動くっていうのは大人より多いのかなとは思います。
その体を動かす寝返りを打つということと寝相が悪いっていうこととは別で、枕の上でちゃんと寝返りが打てていて枕から外れなければ寝相が悪いとは言いませんよね。
ですので、寝相が悪くて枕から離れているというのは、お体に枕が合っていないから起こっていることなのです。
まだ小さい子供だから寝相が悪いのは仕方ないということはなく、小さいお子さんの場合でも枕の調節が必要です。
是非今回のお話を参考にしていただいて、いつも適切に枕を使うようにしてください。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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