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安眠できるパジャマの選び方|整形外科医が勧めるガーゼ素材と寝返りのしやすさ

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


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「睡眠の質を上げるパジャマって、どう選べばいいの?」——整形外科医の視点でお答えします。

実はパジャマ選びで最も重要なのは「寝返りのしやすさ」です。どんなに良い枕・マットレスを使っていても、パジャマが寝返りを妨げていれば睡眠中に何度も余計な力を使い、朝の疲労感や肩こりにつながります。今回は、整形外科医がガーゼ素材をおすすめする医学的な理由と、安眠パジャマの選び方のポイントを解説します。

安眠パジャマの条件——整形外科医が重視する3つのポイント

整形外科医として睡眠姿勢を長年研究してきた立場から、パジャマ選びで最も重要と考えるポイントは次の3点です。

安眠パジャマの3条件

  1. 寝返りのしやすさ——素材の摩擦が少なく、寝返り時に引きつれない
  2. 床内温度の調整力——掛け物と体の間の温度(33℃)を適正に保てる通気性・保温性
  3. 首・肩を妨げないデザイン——フードなし、締め付けなし、適切な丈

この3条件を満たす素材として、私が特に注目しているのがガーゼ素材です。

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なぜガーゼ素材が安眠に向いているのか


ガーゼは1枚の布ではなく、複数枚を重ねて作られた多層構造の生地です。層数は1〜6枚と幅広く、重ねる枚数によって用途が変わります。

ガーゼの層数と季節の目安

  • 1〜2層:薄手で通気性抜群。春〜夏向き
  • 3〜4層:通年使いやすいバランス型
  • 5〜6層:保温性が高まり冬でも十分使える厚手タイプ

1、ふんわりとした肌触り

ガーゼの最大の特徴のひとつが、スリスリしたくなるような柔らかな肌触りです。肌に触れた瞬間から不快感がなく、睡眠への導入をスムーズにしてくれます。

2、通気性——夏は涼しく

層と層の間に空気が含まれるガーゼは通気性に優れており、体から発生した熱や湿気をすばやく外に逃がします。蒸れにくいため、夏の寝苦しい夜にも快適に過ごせます。

3、保湿・保温性——冬でも使える

多層構造のガーゼは空気をたっぷり含んでいるため、実は保温性・保湿性にも優れています。層数の多いガーゼパジャマは冬でも十分使えます。

睡眠医学では、掛け物と体の間の空気の温度(床内温度)は33℃前後が理想とされています。この温度を安定して保つためにも、通気性と保温性を兼ね備えたガーゼ素材は非常に理にかなった選択です。

夏の寝苦しい夜には2層ガーゼが特におすすめ。冬は4〜6層で通年活用できます。

実際に着てみた——肌触り・寝返りの検証

今回、ガーゼパジャマを2着実際に購入して着用し、検証しました。

肌触りが柔らかくて気持ちよく、涼しくて気分が上がります。なんだか早く寝たくなる感覚です。

そして安眠パジャマとして最も重要な寝返りのしやすさも検証しました。

体と掛け物の間の摩擦がほとんどなく、スルスルと動けます。どんなに寝返りを打っても、パジャマがよれたり引きつれたりせず、きれいに着たまま楽に寝返りができました。

これがガーゼパジャマの最大の強みです。寝返りがしやすいということは、睡眠中に体への余計な負担がかからないということ。朝の疲労感・肩こり軽減にも直結します。

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デザイン・サイズ選びのポイント

素材と同様に、デザイン選びも睡眠の質に影響します。以下のポイントを確認してください。

⚠️ 避けるべきデザイン

  • フード付き——寝返り時に首に引っかかり、首・肩への負担になる
  • タイトすぎるサイズ——寝返りを制限し、睡眠中の体の動きを妨げる
  • だぶだぶすぎるサイズ——パジャマがよれて首や肩に当たる
  • 半袖・キャミソール・短パン——首・足先が冷えて肩こり・腰痛の原因になる

✓ おすすめのデザイン

  • 襟あり・フードなし——首まわりがすっきりして寝返りを妨げない
  • 七分袖以上——首・肩の冷えを防ぎながら通気性も確保
  • 七分丈以上——足首まであると冷え対策に効果的
  • 適度なゆとりのあるサイズ——寝返りがスムーズに打てる動きやすさ

半袖・短パンのほうが涼しいと思いがちですが、エアコンをつけた部屋では首や足先が冷えて肩こり・腰痛の原因になります。七分袖・七分丈以上のパジャマで体を適切に保温しながら、エアコンで室温管理するほうが睡眠の質は上がります。

エアコンとパジャマの正しい組み合わせ方

エアコンをつけて寝るときの温度設定と、パジャマの組み合わせは次のとおりです。

  • エアコン設定:27〜29℃(寒くなく・暑すぎない範囲で調整)
  • パジャマ:七分袖以上・七分丈以上のガーゼ素材
  • 避けること:タイマーで途中消すと夜中に暑くて目が覚め、睡眠が中断される

「エアコンが苦手だからタイマーで止める」という方が多いですが、夜中に目が覚めてしまうのであれば睡眠が分断されている状態です。ガーゼパジャマで体を適切に保温しながらエアコンを一定温度でつけ続けるほうが、睡眠の質は確実に向上します。

よくある質問

Q. 睡眠の質を上げるパジャマとはどんなものですか?

整形外科医の観点から最も重要なのは「寝返りのしやすさ」です。素材の摩擦が少なくフードなし・適切なサイズのパジャマが、睡眠中の体への負担を最小限に抑えます。素材はガーゼや綿が適しており、フード付きや締め付けの強いデザインは避けましょう。

Q. ガーゼパジャマは夏だけですか?冬も使えますか?

層数によって四季通じて使えます。1〜2層の薄手は春夏向き、4〜6層になると保温性が高まり冬でも十分使えます。吸湿・発散に優れているため、夏は涼しく・冬は適度な保温性を保てる万能な素材です。

Q. パジャマの素材で睡眠の質は変わりますか?

変わります。掛け物と体の間の空気の温度(床内温度)は33℃前後が理想とされており、通気性・保湿性に優れたパジャマはこの温度を保ちやすくします。また素材の摩擦が少ないと寝返りがスムーズになり、体への負担が減って深い睡眠につながります。

Q. メンズのパジャマ選びで気をつけることはありますか?

男女共通ですが、体格の大きいメンズはサイズ感に特に注意が必要です。タイトすぎると寝返りが制限され、だぶだぶすぎると首・肩に引っかかります。ガーゼや綿素材で、フードなし・七分袖以上・七分丈以上のものが寝返りのしやすさと保温性のバランスが良いです。

Q. 夏の安眠にエアコンとパジャマはどう組み合わせればいいですか?

薄着・肌着だけで寝るとエアコンで首や足先が冷えて肩こり・腰痛の原因になります。七分袖・七分丈以上のガーゼパジャマを着て、エアコンを27〜29℃に設定するのがおすすめです。タイマーで途中消すと夜中に目が覚めて睡眠が分断されるため、一定温度でつけ続けるほうが睡眠の質は上がります。

\ パジャマだけでなく、枕も「合ったもの」に変えると朝が変わります /

寝返りのしやすさは枕でも決まる
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ガーゼパジャマで寝返りのしやすい環境を整えたら、次は枕の高さも見直しましょう。体格に合った高さの枕が首を安定させ、寝返りがさらにスムーズになります。山田朱織枕研究所では枕診断士が一人ひとりの体格に合った高さを計測し、ジャストフィットする枕をお作りします。

オーダーメイド枕「整形外科枕」ページへ
パジャマ選びの基本

そのパジャマ、実は安眠を妨げているかも?
医師が教える「3つのNG条件」

パジャマ選びのNGポイント

フード、丈の長さ、摩擦抵抗など、無意識に選んでいるデザインが首の痛みや肩こりの原因になっているかもしれません。

  • 絶対NG:首の動きを止める「フード付き」
  • 摩擦の罠:もこもこ素材が寝返りを邪魔する
  • サイズ感:タイトすぎても、だぶだぶでもダメ
パジャマ選びのNGと適切な条件を見る
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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

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