狭窄症、頚椎症、骨粗しょう症の方のプレゼントには枕が最適
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
今回は狭窄症、頚椎症、骨粗しょう症の方のプレゼントには枕が最適というお話をしていきましょう。
例えば敬老の日のプレゼントにいかがでしょうか?皆さんは敬老の日にどんなものを差し上げていますでしょうか。
和菓子や洋菓子などのスイーツ、名前入りの湯飲み茶わんやお酒などいろいろありますね。
健康を願ってより健康になっていただくためのグッズというのもよろしいのではないでしょうか。
健康の要は睡眠
高齢者の方は特に、夜中に中途覚醒して目が覚めてしまうことがあったり、中々眠れない寝付きが悪いというような悩みの方いらっしゃるかと思うんですね。
高齢者の方だからこそぐっすり深く眠って、翌朝元気に1日を快適に過ごしていただきたいものです。
そのために重要なのが枕です。
おじいちゃんやおばあちゃんがどんな枕を使っていらっしゃるか伺うと、昔ながらの綿や羽毛の柔らかい枕を使っている方が多いようです。
柔らかくて感触が良くてお好きかもしれないですが、実は柔らかいふかふかした枕は絶対ダメなんです。
高齢者の方にこそ、寝る姿勢というのに気を使って枕を整えていただくことが必要なんです。
高齢者に多い3つの疾患
とても姿勢に影響してくる3つの疾患があります。
骨粗しょう症、変形性脊椎症、そして脊柱管狭窄症です。
これらは高齢者の三大疾患とも言えるほどで、重要な背骨の障害が起こってくると起きてる時でも姿勢が変わってきます。
例えば若い方が首・胸・腰がまっすぐな姿勢でいるのに対して、年齢と共に段々と頭が前にいって胸が後ろに下がって骨盤が前に出る。
このような姿勢は高齢者の典型的な姿勢と言ってもおかしくないくらいです。
なぜそのような姿勢に変化してしまうかというと、3つの病気が関わっているからなんです。
加齢と共に起こってくる骨や椎間板の変化
正常では骨は真四角の形をしています。
歳を重ねていくうちに骨がスカスカになり骨粗鬆症になると、骨が潰れて圧迫骨折というのを起こしまいます。
圧迫骨折が起こって骨が小さく潰れてしまうと、背中が丸まって身長が徐々に低くなっていきます。
また骨と骨の間に椎間板というものがありますが、これも年齢と共に水分が減ってきて同様に潰れてくるんです。
骨と椎間板の潰れが起こることで背骨全体がどんどん小さくなってしまい、これによって全体の伸長も縮んでしまいます。 データによると女性は生涯の内5センチ以上身長が縮むとも言われているんです。
また変形性脊椎症や脊柱管狭窄症などの骨の病気によって背骨が曲がってしまったり、痛みがあることで段々同じ姿勢でいるようになって元に伸びることができなくなってしまったり、
いろいろな背骨にまつわる障害が起こることで姿勢が変化し健康を損ねてしまうということが起こるわけです。
変化した姿勢に高さの合った枕を使うことが重要
日中の姿勢を管理していただくということも重要なんですが、様々な変化が起こると寝姿勢そのものが悪くなってしまうんです。
寝る時にも背骨が伸びなくなったり、体が硬くなってしまうということでなかなか寝づらいんです。
そんな寝づらさを解消するために寝てる間でも高齢者の方がスムーズに楽に寝返りを打てるために大事なのが枕なんです
年齢と共に背骨の潰れなどと共に段々と高い枕が必要になることが多いので、オーダーメイド枕や手作りで高さの合った枕を使っていただくことをおすすめしたいと思います。
適切に体に合った枕とは?
枕には高さの他にも大事な条件があります。
1、高さがお体格に合っていること
まずは高さが重要です。上向きでは首の姿勢をよくして安定させる。横向きでも高さが合って体が布団と平行になっていることで体の軸がまっすぐお整います。
2、適度な硬さがあること
頭が沈んでいかないように、首がぐらつかずに安定するように適度な硬さが必要です。
3、凹凸がなく平らな形であること
凸凹していると頭がはまったようになったり、運動量が増えて寝返りが打ちづらくなります。
平らな形が丸い頭がコロコロと転がりやすいのです。
4、メンテナンス
お体格の変化や素材の劣化に合わせて適宜枕の調節ができること。
このような条件を整えた枕を使うことが重要です。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
私たち山田朱織枕研究所では敬老の日のプレゼントとして最適な2種類の枕をご用意しております。
計測所に来ていただいてお測りする整形外科枕とインターネットでも購入ができご自身で高さ調節可能なドクターズピローの2種類です。
完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる
山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の4つの条件を満たすようにできています。
ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。
計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。
高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
お体格に合わせたオーダーメイド枕
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
ご自身の体に合わせて高さ調節可能
ただし非常に背中の丸みの強いご高齢者の方にとっては自分で合わせる枕の高さというのはなかなか難しいものです。
できれば当研究所の枕診断士スペシャリストがお測りするのが最適かと考えますので、渋谷もしくは神奈川県相模原の計測所に足をお運びいただければ幸いです。
健康になってくれたら孫たち子どもたちも大変嬉しいと思います。
名前入りの湯飲み茶わんやスイーツやお酒もいいんですけれども、健康のために寝る姿勢を整える為におじいちゃんおばあちゃんの体に合った枕を送ってあげるというのはいかがでしょうか。
是非考えてみてください。よろしくお願い致します。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド整形外科枕
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
医学的研究と臨床経験の中で生まれた当社の計測方法は、
あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。