コラム詳細

首こり・肩こりは3秒で治る!|シャキッと3秒姿勢

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。


今回は首こり肩こりと首姿勢の関係、3秒でコントロールできるという方法について私の著書「首こりは3秒で治る!」に基づいて解説をしていきたいと思います。

首こりは3秒で治る!|シャキッと3秒姿勢

慢性的な首こり肩こりに悩まされているという方、決して少なくないと思います。

中には気分まで滅入ってしまうという方もいらっしゃいます。

最初は体の症状として首こり肩こり、首の痛みや張りが取れないなど些細な症状から始まって、どんどんエスカレートしていくと疲労が蓄積し、ついには鬱な気分になってしまったり本格的な鬱病へと移行していくこともあるわけです。

ですので早めに症状に気づいて対処していかなければいけません。

体の症状や痛みがなく健康に過ごすために私は首が要だと思っています。

ですので要の首姿勢をコントロールすることがとても重要なんです。

目次



3秒でできる良い姿勢

1、軽く肩幅程度に開き丸まっている背中を伸ばします

首こりは3秒で治る!|シャキッと3秒姿勢

この時、目線は真正面から軽く15度ぐらい下ろしたところを見てください。

これだけでも首の後ろが伸びた感じがすると思います。

2、肩を横に開いて胸を張ります

首こりは3秒で治る!|シャキッと3秒姿勢

この時に親指と中指で鎖骨の下を軽く押さえていただけると首に安定感が出ます。

3、お腹を締めて引っ込めます

首こりは3秒で治る!|シャキッと3秒姿勢

肛門を締める感じでお腹に力を入れてしっかりと引っ込めてください。

胸が起きて横に張っていてお腹はしっかりと引っ込んで肛門が締まっている。これが良い姿勢です。

この姿勢が楽に力を抜いてできるようになったら本物です。

鎖骨を押さえる理由

首こりは3秒で治る!|シャキッと3秒姿勢

なぜ鎖骨を押さえるかというと、整形外科の患者様の中にはこの体操をしようと思っても胸を張ると首が不安定で痛い・怖いという方がいらっしゃるんですね。

元々のオリジナルの体操は2本の指だけではなく、手のひらをしっかり使って行います。

胸部胸を下に押し下げるこれによって、胸筋という筋肉にくっついている鎖骨が安定します。

そうすると鎖骨の上にくっついている首筋の筋肉も安定して、頭がグラグラした感じを取ってくれるわけです。

オリジナルの簡易版が2本の指で行う押さえ方なんですね。

もし首が痛くない方でしたら押さえずにやっていただいても問題ありません。

仕事や家事の合間にもできます

どなたでも簡単に3秒あればできてしまいます。

例えばですねアパレル関係のお仕事やスーパーのレジをしていて立ち仕事が長い方、ちょっとお客様がいないときに3秒あればこの体操できますね。

またご家庭での掃除機をかけたりお料理したり家事の合間に3秒間手を休めればこの体操ができます。

一方で営業マンの方やタクシーやバスの運転手さんで車の運転が長い方でも、ちょっと車から降りた時にたった3秒間でこの体操ができます。

私は全ての職業の方にたった3秒でこの体操できますから、ちょっとした時間を作ってぜひやってくださいとお願いしています。

コツがつかめれば本当に短時間で効果の出る有効な方法ですので皆さん今日から試してください。


デスクワーク中にも:座ったまんま体操

座業が長い現代だからこそ、イスに座ったまま首〜背中をほぐす即効ストレッチが有効です。まずは基本の「胸を張る・猫背にしない」を意識しましょう。

首・腕・肩甲骨のストレッチ(座位)

首を前に倒す体操(後頚部ストレッチ)

胸を張る

両手を後頭部で組む

頭を前に倒す

横から姿勢を確認し、猫背にならないよう注意。

横から見た姿勢1

横から見た姿勢2

首の前側を伸ばす体操(前頚部ストレッチ)

胸に手を当てる

胸の皮を下に引き上を向く

首を横に倒す運動(側頚部ストレッチ)

右手で左耳を持つ

左肩を下げ右に倒す

左手で右耳を持つ

右肩を下げ左に倒す

首を横に回す運動(回旋ストレッチ)

右手を左胸に置く

左肩を下げ右へ回す

左手を右胸に置く

右肩を下げ左へ回す

二の腕を伸ばす運動(上肢ストレッチ)

腕を横に伸ばす

反対手で引っ張る

左右反対も同様に

肩甲骨を上に動かす運動

右肩を耳へ近づける

左肩も同様に

背筋から腕まで伸ばす運動(後方ストレッチ)

両手を後ろで組む

斜め下に引っ張る(胸は横に開く)

回数の目安

各ストレッチは“気持ちよく伸びる”範囲で。3〜5回、朝夕を目安に、辛い日は回数を減らしてOK。

体軸を整える10秒エクササイズ

ステップ1

足幅は肩幅。正面→軽く顎を引き、視線は5〜15度下へ。

体軸10秒-1

体軸10秒-2

ステップ2

おへその上(指2本分)を意識し、ドローインでお腹を引き込む。

体軸10秒-3

ステップ3

肛門を締め、腰回りを引き締める。体が内側から安定してリラックス。

体軸10秒-4

忙しい方におすすめの1秒エクササイズ

要点はドローイン(おへその上を締める)だけ。思い出した瞬間に1秒でOK。

1秒エクササイズ

じっくりできる1分エクササイズ

ステップ1(前方ストレッチ)

1分エクササイズ-前1

1分エクササイズ-前2

ステップ2(後方ストレッチ)

1分エクササイズ-後

ステップ3(二の腕〜側胸部)

1分エクササイズ-腕右

1分エクササイズ-腕左

エクササイズの流れは動画でもご覧いただけます▼

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

本コラムの内容は動画でもお話ししています▼


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