コラム詳細

朝起きたら首が痛いのは枕が原因?正しい枕の選び方・セルフチェックと計測の疑問を整形外科医が解説

朝起きたら首が痛いのは枕が原因?整形外科医が教える正しい枕の選び方とセルフチェック

16号整形外科院長であり、山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

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山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることを、できるだけそのままお伝えします。首こりや肩こりに悩んでいる方は、同時に枕選びでも迷われているはず。まずは今の枕があなたの身体に合っているか、確認することから始めましょう。

目次

●枕が合っていないかを判断する7つのチェックポイント

まずはこちらの7つの項目に何個当てはまるかチェックしてみてください。

  •  □ 朝、目が覚めた時に枕が首から離れている(ズレている、飛んでいる)
  •  □ 枕や頭の下に手を入れて寝ている、腕を上げて寝ている
  •  □ 目が覚めるとうつ伏せになっている
  •  □ 朝起きると、手や腕にしびれがある
  •  □ 朝起きると首や肩が痛い、凝っている
  •  □ 熟睡感がない
  •  □ 寝返りを打つと目が覚めてしまう

山田:実は、これらの項目の中で1つでも当てはまるとすれば、それはあなたの枕があなたの体に合っていない可能性があるんですよ。たった一つでも危険信号と思ってください。

●朝起きた時の症状は枕が原因?「犯人」を特定するヒント

モデル:先生、寝ているときや朝起きた時に首が痛くなるんですけど、これって枕が悪いんでしょうか?
山田:寝る前は首が痛かったんですか?
モデル:寝る時は痛くないです。朝とか寝ている時に痛くなります。
山田:そこに実はヒントがあるんです。寝る前に痛くないのに朝起きた時に痛い。これは枕が犯人の可能性がとても高いんです。

不適切な枕で首姿勢が悪くなると、首の中を通る大事な「脊髄神経」が骨と一緒に曲げられたり圧迫を受けたりします。上の方の神経が痛めば頭痛やめまいに、真ん中なら首の痛み、下の方なら腕や手のしびれに繋がります。

頚椎の神経圧迫メカニズム

●首の神経を痛めずに「寝返り」をスムーズに打つ重要性

体が楽な状態で眠れるために最も重要なポイント、それは「寝返りがスムーズに打てること」です。寝返りによって血行を促進し、体の一部に負担がかかり続けるのを防ぐのですが、枕が悪いとその寝返りが困難になります。

山田:感触が良いからと「柔らかい枕」を使っていませんか? 柔らかい枕は首がグラグラと不安定になります。首が揺れる度に中の神経を挟んでしまい、神経が痛んで容易に目が覚めてしまうのです。寝ている間のスムーズな寝返りを可能にすることこそが、朝起きてからの首こり肩こりに大きく影響します。

枕の形状による寝返りの違い

【NG】凹凸・くぼみのある枕

体がねじれ、力まないと回れません。これが夜中に目が覚める原因です。

【理想】平らな枕

軸がブレず、頭と体が同時に回転。神経に負担をかけません。

●首こり肩こりを防ぐ!正しい枕選び「4つの絶対条件」

    1. 体格に合った高さ: 1mm単位の調節が重要です。下の動画を見てください。わずか5mmの差で、これほど寝返りの労力が変わるのです。

    【適正】スッと回れる

    【5mm高い】腰に力が入る

  1. 高さをキープする硬さ: 頭が沈み込まず、一晩中正しい高さを維持。柔らかいと首が安定せず神経を痛める原因になります。
  2. 表面が平ら(フラット): 丸い頭がコロコロ転がれる形。凹凸やくぼみがあると、頭が固定されてしまい寝返りが困難になります。
  3. メンテナンス: 体型の変化や寝具のヘタリに合わせて調節し続けられること。

●研究データ:適切な枕で7割の方が改善(枕は「継続的な治療」)

当院でMRI検査を行った410名を対象に、適切な枕を使用した後の症状変化を調査しました。特に首こり・肩こりを訴えていた110名のうち、なんと78名(約7割)の方が改善しました。

枕による改善データ

山田:これは他の温熱療法や注射、投薬などに比べても非常に高い改善率です。枕を整えることは一過性の対処ではなく、毎日継続して首を整える「治療の考え方」そのものなのです。柔らかい枕や凹凸枕を使っている方は、ぜひ今晩からそのような枕はやめて、自分の体に合った枕を試してみてください。

●枕を調節しても良くならない場合(寝具環境の三位一体)

枕を完璧に整えても症状が変わらない時は、下のマットレスや布団、掛け布団といった「寝具環境」をトータルで考える必要があります。枕は最も重要な要素ですが、それ以外の睡眠環境も整えることで、朝起きた時の症状を根本から改善しましょう。

山田朱織枕研究所の解決策

  • 整形外科枕(完全オーダーメイド): 専門の枕診断士が対面で1mm単位の計測。
  • ドクターズピロー(オンライン購入): 自宅で自動計測・調節が可能。

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●計測前のよくある不安・疑問(FAQ)

「首が痛い状態で計測に行っていいの?」「枕の好みがわからないと作れない?」「合わなかったらどうするの?」——こうした不安をお持ちの方に、一つひとつお答えします。

Q. 首や肩が痛い状態で枕計測を受けても大丈夫ですか?

A. はい、痛みがある急性期でも計測は可能です。むしろ、合っていない枕が症状を悪化させている可能性が高く、最もおすすめのタイミングです。約10万人分の体格データから初期設定値を精度よく算出できるため、首に過度な負担をかけずにスムーズに計測できます。「あれ、この高さだと首が痛くない」とおっしゃる方も少なくありません。

Q. 枕の好みがわからなくても計測できますか?

A. はい、大丈夫です。最終的な枕の高さ・硬さの決定は、プロの枕診断士が実際の寝姿勢を客観的に確認しながら行います。お客様がご自身で判断する必要はありません。枕に頭を乗せた瞬間の「柔らかい・硬い」という感触はあくまで置いた瞬間のもの。朝起きたときの体の状態こそが、枕が合っているかどうかの正直な答えです。

Q. 計測した枕が合わなかった場合はどうなりますか?

A. 整形外科枕はシートの抜き差しで高さを、中身の入れ替えで硬さを調整できる構造です。2年間の会員サポートが付いているため、使い始めてから不具合があれば随時調整します。朝起きて不快感がある、枕がズレやすいなどの現象はすべて調整のサインです。お気軽にご連絡ください。

Q. 枕を変えれば首の痛みや肩こりはすぐ治りますか?

A. 枕はあくまで症状改善の土台のひとつです。症状が強い場合は、医療機関での治療と並行して枕を整えることをお勧めします。治療と枕改善を両輪で取り組むことで、より早く確実な回復を目指せます。なお、枕研究所は医療機関ではないため、診断・治療は専門の医師にご相談ください。

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本コラムの内容は動画でもお話しています▼


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