足がつったらシャワーでふくらはぎを温めてください
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
毎日朝から晩まで暑いですね。
寝苦しい夏対策ということで夜に多い足のつりに対して、朝のシャワーという方法を教えしたいと思います。
足のつりの時期別の対策
足がつるとひと口に言っても、足がつる前・足がつってる時・足がつった後によって対策は違うわけです。
なので時期によって分けて考えていきまよう。
1、予防:足がつりそう、でもまだつっていない
つる前の段階においてはどうするかということ、予防としてシップを貼っておくこと。
それからレッグウォーマーを履くこと。
また寝る前にお薬を飲むのも有効です。
ツムラの68番・芍薬甘草湯という漢方薬がありますが、病院でご相談すると処方してもらえると思います。
2、対処療法:足がつった!
まさに今つってる時にどうすればいいか。
これは症状が出ていますから、症状に対して対策する療法ということで対処療法と呼びます。
人が近くにいたら、熱いお湯で絞った温タオルを持ってきていただく。
また、ホットカイロを夏も常備しておいて、すぐに患部に当てて血流を良くさせれるようにしておくというのも有効な方法です。
誰も家にいない、一人でいるときに足がつったというような時はマッサージすると良いです。
マッサージするときに注意することがあって、揉むと逆に痛かったりするので強擦と言って強く擦るようにマッサージしてください。
そして、今回のテーマにもなっているシャワーですね。
シャワーがなぜ良いかというと、即効性があり広い範囲に持続的に温められるからです。
なかなか手でマッサージしてても疲れてきます。
シャワーだと出しっぱなしでいいわけですから、楽に持続的に温められます。
3、後療法:つった後
足がつったけど治った。そのつった後も大事なんです。
つった後にまたクーラの部屋で足を出して寝ていたら、冷えてきてまたつってしまいます。
1回に2度つることだってあるんです。
だから、つった後の後療法が大事です。
つったときに当てていなかったら、お風呂まで行ってシャワーを当ててとにかく温めてからもう一度寝るであるとか、患部に湿布を貼るとか、レッグウォーマーを履いて寝るとか、こういった後療法もとっても大事です。
似ているところありますが、微妙に違います。人を呼べるかどうかで、対応が変わったりするわけです。
皆さん足がつるということに関しても、つる前から予防できること、つった時の対症療法、そしてつった後もないがしろにせずしっかりと対策をして寝ることで、2度目のつりを予防しましょう。
シャワーは即効性がある
私自身も本当にこの間足がつった時は、マッサージしても治らないし、どう指を動かしても治らないのでどうしようかと思いました。
そこで、お尻で這ってなんとかお風呂場に行ってシャワー浴びたら、あっという間に治ったのでシャワー神様って思いました。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、本当に何度も足をつる方にとっては恐怖感になっちゃうんですね。
またつるんじゃないか?今晩もつるんじゃないか?あの痛い思いをまたしたくないなと恐怖感になっていくものなので、シャワーで治った瞬間、本当にシャワー神様と思ったのは事実なんです。
いろんな方法試しても、なかなか良くならなかった方、是非、足のつり×朝のシャワーこれよく覚えといて活用してください。
皆様が足のつりはなく、健やかに過ごせますようお祈りしてます。
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