コラム詳細

世界的な学術出版のSpringerNature社より山田先生執筆の枕の教科書が発売されました!

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

山田朱織医師がストレートネックの患者様を診察をしている様子

山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

2023年6月16日、SpringerNature社という世界的に有名な学術出版の会社から、

[Orthopaedic Pillow]

日本語に訳すと「整形外科枕」という本が販売されました。私、山田朱織(やまだしゅおり)が執筆した書籍です。


これを記念して私がこの本について説明をさせていただきたいと思います。


目次


Orthopaedic Pillowに対する想い

SpringerNature社は、元々1840年代から本の出版を開始したSpringer社と世界的に有名なNatureという科学雑誌を発行しているNature社が、2015年に合併してできました。

そんなSpringerNature社に携わっていただき、世界中の方々に読んでいただきたいと思って英語で書きました。

対象となる読者は科学者やお医者さん、どちらかというと専門書として読む方が対象となっています。

科学者や医者や専門的な方々がこの本を読んで、患者様や周りの方にこれをさらに解釈して伝えることによって、全世界の人々が正しい枕がどんなものであるか、そしてどうやって自分に適切な枕を合わせて使うことができるか、その具体的な方法までを解説したい、そんな思いで書いた書籍になります。


SpringerNature社の紹介文


書籍の裏にはSpringerNature社がこの本の紹介を書いてくださっています。

要点を申し上げると、

「これは50年以上かけて私と私の父が枕についての研究を積み上げて、しっかりと科学的に検証したもの。

もしくは経験的医療として体験して作り上げた理論と実際の実践方法が書いてある。

12万人以上の患者様のデータや治験を基にこの本が書かれたという裏付けがしっかりした本である。

また単に枕のみではなく、睡眠環境に関わるベッドやマットレス、掛け布団や寝巻き、一緒に寝るパートナーそんな細かい睡眠環境の色々なノウハウについても実践的に書かれている。

そして最終的にはこの本を手に取った臨床家、医師や病気に関わる仕事をなさっている方たちが実際に自分の目の前の患者様や関わる人々に具体的な治療方法が説明できるように手ほどきが書いてある。」

このようなことを紹介してくださっています。


Orthopaedic Pillowの内容の一部を紹介

本のすべての内容をご紹介することはできませんが、絵や写真が入っているところは見やすいのでご覧いただきましょう。

Orthopaedic Pillow(整形外科枕)とは?


整形外科枕が短時間で簡単に調節することができてその効果がとっても大きいこと。

この枕を使った枕のユーザーの方は体が健康になるばかりではなく、心も明るくなって健康な楽しい毎日を過ごせる。

そのようなことが簡単なキーワードで示してあります。


枕の調節方法


最も重要な当院で開発されたSSS法という計測方法についても具体的にやり方が書いてあります。


枕の高さによるCT画像


こちらには私をモデルにした3DCTというCT画像を用いて、枕を置いた時の首のみならず全体の背骨の姿勢を枕が低い時、適切な高さの時、高すぎる時などを比較しています。

図で示すことによって非常に理解しやすい内容となっております。


実際に寝ている時の様子


枕の理論だけではなく、一晩中寝た時にどんな睡眠姿勢になって寝ているのか、スムーズな寝返りを打っているのかを動画を撮って説明しています。

紙の書籍の場合はどうしても静止画の図になっていますが、この本はオンライン上でデジタル書籍としても販売しております。

デジタルで購入していただくとクリックするだけで実際に動画が見れたり、大きな容量の画像がしっかりと繊細に見ることができます

またYouTubeにリンクして飛ぶことができたりといった様々なデジタル書籍ならではの特徴を生かした最新式の書籍となっております。


多くの方の支えがあって完成した

私はこの本が完成したのは決して私だけの執筆努力によるものではないと思っています。

先生方や研究者や仲間たちと積み上げてきた実績、約20年間の研究の成果をこの1冊に本にまとめたわけです。

最初にこの本を書くことを提案してくださったのは仙台病院整形外科医長の黒澤大輔先生という先生です。

先生は私に「山田先生は英語で枕の教科書を書かないといけない。Springer社から出すといいですよ。」と、具体的に紹介をしてくださったんです。

先生自身も仙腸関節という分野で同じSpringer社から2019年に書籍を出されました。

その時に本を書くことを私に提案してくださったので、なんと約3年半の月日を経てやっと1冊の本ができたのです。

何度も挫けそうになった私を先生は励ましてくださいました。

多くの共同研究者や山田朱織枕研究所、そして私の臨床研究の場である16号整形外科、患者様、スタッフ、多くの人の手を借りて

完成した書籍だということを皆様にお伝えしたいと思います。


枕の力を信じてほしい

最後に私がこの本はどんな方に読んでいただきたいか。

最終的にはこの書籍を直接読んだ読者だけではなく、全世界の人々に正しい枕のあり方・正しい枕の調節方法が伝わることを最終目標としております。

手に取った人々はぜひ多くの人々に枕の正しい知識を伝えていただけることを心から願っています。

「枕の力を信じてほしい」このメッセージを強く伝えていきたいと考えています。


本コラムは動画でもお話しています▼


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