コラム詳細

肩こり撲滅!1億2777万人の首を救え!

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回のお題は「肩こり」です。

今までは肩こりというと、肩こりの原因は○○で、症状は○○で、どんな部位がどんな風に痛みますよっていう解説をしてまいりましたが、今回は「整形外科医が本音を語る」ですので、ざっくばらんに私が肩こりについて約30年ぐらい、つらつらと考えてきた印象も含めてお話をしたいと思います。


目次


肩こりで整形外科を受診するのは敷居が高い?

皆さん肩こりを感じた時どうしていますか?

自分でストレッチをするとか、温めるとか、整体やカイロに行くとかいろんな方法はあると思うんですけれども、なかなか整形外科に受診しようとは思わない方も多いのではないでしょうか。

そうなってしまってる理由は色々あるかと思うんですね。

例えば、保険証出して病院にかかるようなそんな大そうなものなのかなとか、肩こりぐらいで病院に行っていいのかな?敷居が高いなとか、感じる方もいるのではないでしょうか。

しかし、されど肩こり。

肩こりは様々な病気の初期症状として出ていることもあって、その後ほったらかしにしていると段々と状態が悪くなって、難治性といってなかなか治らない肩こりになってしまうことがあります。

その裏側には多くの大きな病気が隠れていたりすることもあるので、一定期間続く肩こりについては程度も含めてやはり医療機関、専門の整形外科に受診していただきたいと思ってるわけです。

なぜ整形外科に行く敷居が高いのか、逆に裏からちょっと斜に構えて見てみると、整形外科に行っても治らなかっ

たっていう方もやっぱりいらっしゃるのではないでしょうか。

整形外科の領域もとっても専門分野が細分化して、肩が専門、首が専門、肘が専門、手首が専門、背骨が専門、膝が専門、様々な専門分野に分かれてきているんですね。

そうすると、例えば膝が専門の先生ですとあまり肩こりは僕は診ないなとか、専門外だから私はちょっと…みたいなことも当然起こってきます。

ですので、やはり肩こりを専門に診れる医師に相談するということも、1つの方法として重要かと思います。


肩こり撲滅! 1億2777万人の首を救え!

このタイトルは20年近く前に夢の扉というテレビ番組に出演させていただいた時に掲げたスローガンです。

ほとんどテレビ出たことがない時にそのテレビに出させていただいて、当院に来るとっても肩こりに悩んでる患者様のレポートをしていただいたことがありました。 

この時の想いというのは、本当に日本全国の肩こりに悩んでる患者様や一般の方々に症状を改善してほしい、その方法がありますよ、簡単にできますよ、だから試してみてくださいというメッセージだったんですね。

もちろんその治療道具は枕です。

この肩こりがすごく強くて悩んでて、それが良くなって私自身も本当に涙が出る程嬉しかった記憶に深い患者様2人のお話をちょっとしたいと思います。


肩こりの患者様例

ケース1

1人は60代の男性の方です。

この60代の患者様は画家さんで、大きな壁に大きな絵を描くような画家さんだったんです。

朝起きると仕事に向かって絵を描かなきゃいけないんだけど、どうもやる気が起らない。

朝、家族に何度も起こされてやっと起きて、ご飯食べようと思ってもご飯が美味しくない。

新聞を読もうと思っても、新聞を読む気が起こらない。ひどいとまた寝てしまう。

いつになったら仕事するの?お父さんだらしないじゃない、お父さんやる気ないの?と妻や子供から非難が来る。どんどんそれが精神的にも辛くなってきて、なんとか辛い辛いだるい肩こりをなんとかしたいということで遠方からいらした患者様です。

私がその患者様にしたことは手作り枕を教えたことだけです。

しっかりと枕を調節し、自分の体格に合う枕を使ってぐっすりと夜間休んでいただきました。

それから数週間から1ヶ月ぐらい経った頃に再診された時の患者様の表情が、とても明るかったのは今でも印象に残っています。

「眠れるようになったんです。朝からなんとあの肩こりがなくなったんです。

新聞は読めるし、朝ご飯は美味しいし、しっかりと絵が描けるようになったんです。」と、お話ししてくださいました。

やっぱり私たち医者が一番嬉しいことって、症状が良くなってその方が元気に社会復帰することなんですよね。

元の仕事がちゃんとできるようになったというのは、どんなに嬉しいことか分かりません。

家族の方々もみんな喜んでくれて、お父さんは元通りの立派なお父さんに戻ったわけです。

怖いですね。

肩こりによってそんなことまで起こってしまうんです。

だからこそ、日本人の肩こりを撲滅しなきゃいけないんです。


ケース2

2人目は小学校のお子さんです。

そのお子様はお母様が連れてきました。

お母様は開口1番で「この子、学校に行かないんです。」と、おっしゃいました。

おやおや…登校拒否は私の専門分野ではありませんと思いましたが次の言葉が、「肩こりがひどすぎるんです。」と、訴えたのです。

時には小学生時や仮に幼稚園生でも大人のように肩がつらいという相談を持ちかける子がいます。

ですので、この子もそうなのかなと思いました。

肩こりと頭痛がひどくて、学校に行ってもすぐ帰ってきてしまうか もしくは保健室に行ってしまうということ

で、授業が遅れてついていけなくならないかお母さんはとても心配していました。

お子さんの寝ている時の様子を聞いてみると、とにかく夜中にあっちに行ったりこっちに行ったり、お布団の端っこに行ったり部屋の端っこ行ったり、お母さんお父さんに乗っかっちゃったりしてすごく寝相が悪いかったそうです。

それって子供だから元気だからというわけではなくて、これまでの私の経験からすると枕をちゃんと整えてあげると子供さんでも枕に頭を乗っけて寝れるようになるんですね。

ですので、もちろんそのお嬢さんにも適切な枕をタオルケットとタオルを用いて作ってあげました。

そうすると、どうでしょう。

お母さんが2回目に連れてきた時にこう仰いました。

「この子、学校から帰ってこなくなったんです。」

これ当たり前のことなんですけど、お母さんにしてみればすぐに早退して帰ってきてしまっていたお子さんが、ちゃんと夕方まで学校にいて元気に帰ってくる、こんな嬉しいことはないと思います。

保健室の先生も驚くぐらい保健室に来る回数が減ったそうです。

寝る姿勢を整えて首に負担を加えないようにしたことで毎日しっかり睡眠が取れるようになり、学校でたくさん頭を使い体を使って疲労した体と脳をしっかり休めて、朝1番元気な状態にしてあげることができたのです。

枕を整えるだけで長年悩んできた学校に行けないという症状すら改善してしまったんですね。

心理的な問題、いじめなどそういう理由で学校に行けないこともあるんですが、肩こりがひどくてもいけなくなった例もあるんだということを、他の先生方やお母さんお父さん方々にも分かってほしいと思います。

とってもそのお嬢さんが嬉しそうにしてたのを私は目に焼きついて覚えています。

私の目標は日本人1億2777人、大人も子供も男性も女性も老若男女問わず肩こりがなくなる日が来ることです。


本コラムの内容は動画でもお話ししています▼


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