コラム詳細

肩こりの約7割が枕で治った|整形外科医が410例のデータ・患者エピソードで解説

肩こりの約7割が枕で治った!整形外科医が解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

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16号整形外科の患者様のデータを解析したところ、肩こりを訴えていた患者様に適正な枕をご提供すると約7割の方が肩こりの症状が治っていました。

枕で治る肩こりの方はたくさんいます。私は枕が肩こりの最も有効な治療法の一つだと考えています。

今回のコラムでは、整形外科医として約30年間、肩こりと向き合ってきた経験をもとに、データ・患者エピソード・正しい枕の知識をすべてお伝えします。

目次



私は2002年から枕外来を開設し、長きにわたって多くの患者様を枕で治療してきました。

山田朱織院長の診察風景

肩こりとはそもそも何か?「首こり」との違い

肩こりとは症候名のひとつです。首から背中の上部、肩や上腕に関わる筋肉の鈍い痛みや圧迫感、違和感、不快感をひとくくりにして肩こりといいます。頭痛、吐き気を伴うこともあります。

肩こり改善のために、鍵を握っているのは実は肩ではありません。どうしても痛みやこりの部位に目を向けがちですが、原因は違う部位です。それが、「首」。「それも首の姿勢」なのです。

ちなみに、「肩こり」という言葉自体にも少し問題があります。肩こりは、肩の関節がこるのではなく、首の神経の症状として首~肩~肩甲骨周囲の筋肉の緊張や痛みが起こる状態で、本来は「首こり」と呼ぶのがふさわしいのです。

肩こりが起こる範囲というのは、後頭部から両肩、首、肩甲骨の周りまでかなり広く、体の前面の胸や脇腹、首筋からひいては目の奥や顔面がしびれたりといった症状も、広い意味では肩こりに含まれます。

また、「肩こり」という表現は実は日本特有のものです。英語では肩や首の痛み・こり感を様々に表現しますが、日本人はひとまとめにして「肩こり」と呼んでいます。肩こりという言葉が日本に登場したのは1900年頃のことで、樋口一葉や夏目漱石も著書の中で「首から肩の辺りが石のようにこる」という表現を使っているほど、昔から日本人が悩んできた症状なのです。

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あなたの肩はこっていますか?肩こりかどうかの判断ってどうしているの?

一般的な肩こりの治療方法

肩こりの原因には、頸椎が原因のもの以外に筋肉、神経、血管などがありますが、どんな原因であれ、薬物療法が一般的な治療法です。薬物療法には、のみ薬・外用薬・注射薬の3タイプがあります。

のみ薬には、炎症を抑えて痛みを軽減させる消炎鎮痛薬、筋肉の緊張を緩めて血流を改善する筋弛緩薬、筋肉の疲労をやわらげ神経機能の回復を促すビタミン剤、痛みの軽減効果がある漢方薬などがあります。外用薬には消炎鎮痛薬を配合した湿布やローション、ゲル、スプレーなどがあります。注射は、筋肉へ注射するタイプと神経へ注射するタイプがあります。

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一般的な治療に足りないもの:夜間の首姿勢

うつ伏せ寝のイメージ

朝起きた時から肩こりがあるというのはおかしなことです。本来身体を休めるはずの睡眠時に首を痛みつけてはいないでしょうか?夜間6時間〜8時間首を痛みつけ続けていたら、日中いくら一般的な治療をしたり、運動をしたりしても、改善できるわけがありません。

対策の一つは、寝ているときの枕を正しくすることなのです。

肩こりは色々な原因で起こりますが一番多いのは首の姿勢が悪いことです。症状が昼間や夕方疲れてきて起こるのか、朝起こるのかですが、朝起きた時が最も症状が辛いとすれば首姿勢が悪くなっている原因は枕かもしれません。

詳しく解説

枕が原因の肩こり、治し方は高さの5mm調整|整形外科医が7割改善データで解説

整形外科の受診を躊躇してしまう理由

皆さん、肩こりを感じた時どうしていますか?自分でストレッチをするとか、温めるとか、整体やカイロに行くとか、いろんな方法はあると思いますが、なかなか整形外科に受診しようとは思わない方も多いのではないでしょうか。

「保険証を出して病院にかかるほどのものなのか」「肩こりぐらいで病院に行っていいのか」と感じる方もいると思います。しかし、されど肩こり。肩こりは様々な病気の初期症状として出ていることもあって、ほったらかしにしていると段々と状態が悪くなって、難治性となかなか治らない肩こりになってしまうことがあります。その裏側には多くの大きな病気が隠れていたりすることもありますので、一定期間続く肩こりについては専門の整形外科への受診をぜひ検討してください。

整形外科の領域もとっても専門分野が細分化しており、肩が専門・首が専門・膝が専門など様々な専門分野に分かれています。肩こりを専門に診られる医師に相談することも重要です。

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カルテを解析、肩こりの方の7割が治っていた

そのカルテの中にある様々なデータを解析してみると約7割の方が枕で治療して肩こりが解消しているんです。このデータが一つ「肩こりは枕で治る」ということを証明をしていると言えます。

お客様の声「まさか枕が?」……肩こりの原因が枕だと思っていませんでした。肩こりがひどく、頭痛が出ることもありました。しかしオーダーメイド枕を使ってみて驚きました。肩のこりはふと気が付いたときにはスッと治っていました。朝起きた時に体も頭もすっきりしているので、モチベーションもあがります。「たかが枕」とお思いの方もいると思いますが、「たかが枕、されど枕」ではないでしょうか。

枕で肩こりが改善した患者データグラフ
  • 整形外科枕計測

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    好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
    体格によって適合する高さが違います。

    オーダーメイド整形外科枕

30年来の肩こりも改善する理由

難治度・重症度という観点から見ても、「例えば30年間肩こりで様々な治療をしたけれども治らないんです」といったような方でも、当院で枕を使って治療を行うと、その長年の肩こりが改善する例が決して少なくないのです。これも一つ「肩こりは枕で治る」ということの証明になっていると思います。

目が覚めた時にいつも頭が枕から落ちている、気が付いたら枕が離れたところにある——そんな人は赤信号です。それは、「自分に合わない枕だよ」というからだからのサインです。枕は一日中重い頭を支えた首を休ませてくれるものです。正しい枕は夜間の首の安静を保ち、肩こり改善に効果を発揮します。首の疲れをとる"治療道具の一つ"と言えます。

枕の計測をしている様子
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マッサージや薬では肩こりは治りません

日中どんなにマッサージをしたり、薬を飲んだり、運動をしたりして肩こり解消の様々な方法を行っても、夜寝る姿勢が悪いと翌朝までにまた肩こりが起こってしまいます。

マッサージを行うことによって一旦は首や肩の血流が改善します。血流が良くなって酸素が豊富に入った血液循環が、こりの起こっている場所に対して促されると一時は快適な感じがします。肩こりが解消されたように感じるかもしれません。しかし、悪い姿勢をとってしまうと結局また同じ肩こりが起こってしまうのです。

他の温める温熱療法や注射・投薬などに比べて、枕による治療は非常に高い割合での治療効果があります。そして一過性の治療ではなく、継続的に肩こりをとっていくためにも、毎日使う枕を適切に調節するという治療の考え方はとても重要なのです。

マッサージでは根本解決にならない

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マッサージで首こりや肩こりは治らない理由と解決方法

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肩こりが治ったデータは学会発表もしています

正しい枕を使用する前と後で症状がどう変わったかを、16号整形外科を受診して、至適まくらを使用して経過観察した410例(男195/女215)、14〜93歳(平均50.5歳)の患者様を対象に調査しました。

結果としては、正しい枕の使用後に、頚椎症状、頭痛、不眠などの症状が改善されています。正しい枕は様々な症状の改善に有効なのです。肩こり・頚部痛・肩上肢痛・不眠など7割以上の患者様が改善し、手のシビレ・頭痛・めまいなども5割〜6割が改善していました。

410例のうち、110名が肩こりを訴えていました。その方々に正しい枕を指導したところ、78名の方が肩こりが改善したと回答いただいています。その率は約71%の改善率を示しました。

2015年4月 日本脊椎脊髄病学会での山田朱織の発表より

症状別改善率グラフ(2015年 日本脊椎脊髄病学会発表データ)
肩こり改善データグラフ
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肩こりの原因3分類

肩こりの原因は大きく分けて3つに分類されます。ご自身の肩こりがどのタイプかを把握することが、改善への第一歩です。

本態性肩こり

過労、運動不足、寒い暑いなどの温冷差、寝不足、姿勢など、日常生活習慣がさまざまな原因になります。最も多いタイプで、夜間の枕の姿勢もここに大きく関わります。

症候性肩こり

何らかの病気・症状が原因で起こる肩こりです。整形外科の病気(変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、四十肩・五十肩、腱板断裂など)だけでなく、高血圧・心臓病・脳梗塞、視力が悪くなる目の病気、突発性難聴など耳の病気でも肩こりが起こります。

心因性肩こり

心身症やうつ病、精神的ストレスによっても肩こりは起こります。仕事や人間関係などの悩みが原因になっている場合は、精神的なストレスを解消することも肩こり改善の重要な方法です。

本態性の肩こりであれば冷え対策・適度なエクササイズ・良い姿勢、特に夜間の姿勢(枕)を見直すことで改善するはずです。一定期間これらをしっかり行ってもよくならない場合は、何らかの病気が背後に潜んでいる可能性があります。専門の医療機関への受診をお勧めします。

詳しく解説

肩こりの原因と分類・肩こり症状のセルフチェック

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実際の患者エピソード:枕で人生が変わった2つの話

肩こり撲滅への想い

このコラムのタイトル「肩こり撲滅!1億2777万人の首を救え!」は、20年近く前に「夢の扉」というテレビ番組に出演させていただいた時に掲げたスローガンです。当院に来る、肩こりに悩む患者様のレポートをしていただいた時の想いは、日本全国の肩こりに悩む方々に、枕という治療道具で症状を改善してほしいというメッセージでした。

この肩こりがすごく強くて悩んでいて、それが良くなって私自身も本当に涙が出るほど嬉しかった記憶に深い患者様2人のお話をしたいと思います。

ケース1:60代の画家、朝起きられなかったお父さん

1人は60代の男性の方です。この方は画家さんで、大きな壁に大きな絵を描くような方でした。

朝起きると仕事に向かって絵を描かなきゃいけないんだけど、どうもやる気が起こらない。朝、家族に何度も起こされてやっと起きて、ご飯を食べようと思ってもご飯が美味しくない。新聞を読もうと思っても読む気が起こらない。ひどいとまた寝てしまう。「いつになったら仕事するの?お父さんだらしない」と妻や子供から非難が来る。どんどんそれが精神的にも辛くなってきて、なんとか辛い辛いだるい肩こりをなんとかしたいということで遠方からいらした患者様です。

私がその患者様にしたことは手作り枕を教えたことだけです。しっかりと枕を調節し、自分の体格に合う枕を使ってぐっすりと夜間休んでいただきました。

それから数週間から1ヶ月ほど経った頃に再診された時の患者様の表情が、とても明るかったのは今でも印象に残っています。

「眠れるようになったんです。朝からなんとあの肩こりがなくなったんです。新聞は読めるし、朝ご飯は美味しいし、しっかりと絵が描けるようになったんです。」

やっぱり私たち医者が一番嬉しいことって、症状が良くなってその方が元気に社会復帰することなんですよね。家族の方々もみんな喜んでくれて、お父さんは元通りの立派なお父さんに戻ったわけです。肩こりによってそんなことまで起こってしまうんです。だからこそ、日本人の肩こりを撲滅しなきゃいけないんです。

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ケース2:学校に行けなかった小学生の女の子

2人目は小学生のお子さんです。そのお子様はお母様が連れてきました。お母様は開口一番で「この子、学校に行かないんです」とおっしゃいました。次の言葉が「肩こりがひどすぎるんです」と。

肩こりと頭痛がひどくて、学校に行ってもすぐ帰ってきてしまうか保健室に行ってしまうということで、授業が遅れてついていけなくならないかお母さんはとても心配していました。お子さんの寝ている時の様子を聞いてみると、夜中にあっちに行ったりこっちに行ったり、お布団の端っこに行ったり、お母さんお父さんに乗っかっちゃったりしてすごく寝相が悪かったそうです。

それって子供だから元気だからというわけではなくて、枕をちゃんと整えてあげると子供さんでも枕に頭を乗っけて寝れるようになるんですね。そのお嬢さんにも適切な枕をタオルケットとタオルを用いて作ってあげました。

お母さんが2回目に連れてきた時にこう仰いました。「この子、学校から帰ってこなくなったんです。」すぐに早退して帰ってきてしまっていたお子さんが、ちゃんと夕方まで学校にいて元気に帰ってくる——こんな嬉しいことはないと思います。保健室の先生も驚くぐらい保健室に来る回数が減ったそうです。

寝る姿勢を整えて首に負担を加えないようにしたことで毎日しっかり睡眠が取れるようになり、学校でたくさん頭を使い体を使って疲労した体と脳をしっかり休めて、朝1番元気な状態にしてあげることができたのです。枕を整えるだけで長年悩んできた学校に行けないという症状すら改善してしまったんですね。

心理的な問題、いじめなどで学校に行けないこともありますが、肩こりがひどくて行けなくなった例もあるんだということを、先生方や保護者の方々にも知っていただきたいと思います。

私の目標は、大人も子供も男性も女性も老若男女問わず、日本人の肩こりがなくなる日が来ることです。

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ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

高さがお体格に合っていて、適度な硬さ、平らな形が重要です。

整形外科枕の特徴:体格に合った高さ・適度な硬さ・平らな形

ご自身の体に合わせて高さ調節可能です。


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「頭痛の回数が減り、首もしっかり支えられている実感」

首こりや肩こりからくる頭痛の回数が少なくなりました。頭が沈むことなく首がしっかり支えられているのを感じます。計測した日から、起きた時の怠くて重い感じがほぼなくなりました。

「親子2代で愛用。肩こりだけでなく、睡眠の深さも変わった」

母も私も長年愛用しています。整形外科枕を使うまでは眠れないことが多かったのですが、今は気持ちよく眠れます。母も、夜中にトイレに起きてもすぐに再入眠できると喜んでいます。(50代・親子)

「寝違えがなくなり、100点満点の目覚めへ」

以前は起きた時に肩や首が痛く、寝違えも頻繁でしたが、今は朝までぐっすり。首がスムーズに回ります。素晴らしいです。肩こり改善だけでなく、睡眠の質の重要性を改めて実感しました。

「200点満点!6年間の悩みから嘘のように解放されました」

使い始めてから6年間、それまで悩まされてきた肩こり・首こりから嘘のように解放されました。私にとっては200点満点といったところ。初日から魔法かと思うほど楽になり、今までの枕行脚は何だったのかと不思議です。(50代女性)

「1日中デスクワークで凝り固まった体が、寝るだけでリセット」

デスクワークで常に首・肩は凝っていますが、この枕で朝を迎えるとリセットされるので気持ちよく仕事に向かえます。いくら枕を変えてもダメだった頑固な肩こりが、3日目の朝から軽くなり今ではほぼ無いと言っていいほどです。(40代女性)

「気分が悪くなるほどの首こりが、使い始めてから悩みゼロに」

使用前は起きた後の首・肩こりで気分が悪くなるほどでしたが、枕を使い始めてからほぼ悩みがなくなりました。長年使っていますが、変わらず軽減され続けています。

  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

本コラムの内容は動画でもお話ししています▼

肩こり撲滅への想いを語った動画もご覧いただけます▼


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