朝起きた時の子供の肩こり・子供にも重要な枕の条件
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織（やまだしゅおり）が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
朝起きた時の子供の肩こりの原因
今回は「朝起きた時の子供たちの肩こり」これは枕が原因かもしれませんという話をしたいと思います。
最近私の外来に多くの子供さんの患者さんがいらっしゃるんですね。
親御さんが連れてきて、うちの子は肩こりがひどくて朝から辛そうなんです、学校に行きたがらない、学校に行くにも肩がこっていて頭も痛くて辛そうなんです、こんな悩みを相談される方が多くなってまいりました。
なぜこのような子供にも辛い肩こりが起こってしまうのでしょうか。
朝症状が出る場合は子供も枕が原因の可能性
日中に肩こりが起こるのは様々な原因があります。
机に向かって勉強しているときの姿勢が悪いとか、最近ではスマホやゲームを長時間やっている。
日中の姿勢が悪いことが原因です。
朝起きた時に症状が出るとすればそれは寝ているときの姿勢が悪い、つまり枕が合っていないことが原因の可能性が高いのです。
子供も枕の調節が重要
子供さんがよく使いがちな柔らかい枕、そして近年は大人と同じこのような凹凸の枕を使ってしまうこともあります。
子供さんは大人よりも体格も小さいわけですから、その体格に合った枕を使ってほしいんですね。
一人一人の子供さんの体格に合った枕、その特に大事な高さの調節は5ミリ単位で調節する必要があるんです。
大人の場合高さが重要ということを聞いたことはあるけど、子供にも高さが重要なんですかという言葉を聞くことはあります。
実は子供にも5ミリ単位で枕の高さを調整することが大事なんです。
高さを合わせて適度に硬くて平らな形、この３大条件の枕を子供さんも使っていただきたいと考えています。
寝相が悪いことと寝返りを打つことは違います
なぜ子供にも枕の３大条件を満たすものがいいのかというと、夜中に寝返りが打ちやすくなるからです。
皆さんもしかして子供は寝相が悪くて暴れて寝るものだと思ってませんか？
寝相が悪いということと、寝返りがコロコロ打ちやすいということは別のことなんです。
寝相が悪いのは体が疲労してしまうけれども、寝返りが打ちやすいということは子供も大人も良い睡眠に繋がります。
特に成長していく子供にとっては寝返りがちゃんと打てるということはとても重要なことだと私は考えています。
枕が合わないと判断する3つの基準
子供の枕が合っていないと何を基準に判断すればいいか、ポイントは3つあります。
□朝、枕がズレている
□手を敷いて寝ている
□腕を万歳して寝ている
夜寝るときにしっかり頭首を乗せて寝たにもかかわらず、朝枕がずれてしまうとか枕から頭が落っこちてしまうといった場合には枕が合っていない可能性が大きいんです。
また柔らかい枕の場合は手を頭の下に引き込んだり、枕をいつも触ってずらしていたりこういったことも枕が合っていない可能性が高い兆候です。
腕を敷いたり枕の上にバンザイして寝てしまったり、このような行動を取ればやはり体力を使うので疲労してしまいます。
枕を触らずしっかり寝返りを打って枕がズレることなく朝を迎えられる、これは良い眠りを取れているということの確認になるわけです。
子供の成長による体格の変化で枕の高さ調節が必要
子供さんの枕については注意点があります。それはどんどん身長が伸びていったり体重が増えていったり成長するということです。
骨格が変わり体格が変わるのでその変化に合わせて適宜枕の高さを調節してほしいんです。
成長期だからこそ大人にはない枕の高さの変化が必要なケースがあります。
身長が高くなればなるほど体重が増えれば増えるほど、枕の高さが必要になるということを少し念頭に覚えておいてください。
子供の成長に欠かせない質の良い睡眠をとるために、是非今晩から試していただければと思います。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる
山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の４つの条件を満たすようにできています。
ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい！ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。
計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。
高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
整形外科枕の対象年齢は10歳以上です。
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
適切な枕の高さを是非試してみてください。まずはネットで気軽に購入可能なドクターズピローがおすすめです。
ご自身の体に合わせて高さ調節可能
10歳未満のお子様には玄関マットやタオルケットを用いた手作り枕を作ることを推奨しています。
お母様お父様がお子さんに枕を調節してあげるということをやってみて頂ければと思います。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
-
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
オーダーメイド整形外科枕
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか？首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。