マッサージで首こりや肩こりは治らない理由と解決方法
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
マッサージで良くなるのは一時的、日常の姿勢管理が重要
今回は「マッサージでは首こり肩こりが根本的には治らない理由」というのを考えていきたいと思います。
皆さんマッサージ店にマッサージをしてもらった経験のある方いらっしゃるかと思うんですが、結構その時は気持ちいいなって思っても翌日とかしばらく経ってくると、やっぱり痛みや肩こりが復活してしまうという方が結構多いんです。
私の16号整形外科の患者様もよくおっしゃることです。
何十年間もマッサージに通い続けている方、ご家族の方にマッサージをしてもらっている、もしくは自分でセルフケアで自己マッサージをしているという方もたくさんいらっしゃるんです。
カチコチになった筋肉をほぐして血流を良くしてマッサージして楽になるということは悪いことではありません。
しかし、それだけで終わってしまってはいけないんですね。
何度も何度も肩こりを繰り返してその度にマッサージをする、これでは解決にはならないのです。
繰り返し起こる肩こりは不良姿勢が原因?
マッサージを行うことによって一旦は首や肩の血流が改善します。
血流が良くなって酸素が豊富に入った血液循環が、こりの起こっている場所に対して促されると一時は快適な感じがします。
肩こりが解消されたように感じるかもしれません。
しかし、不良姿勢をとってしまうと結局また同じ首肩こりが起こってしまうのです。
長時間のスマホやパソコンなどで、前屈みになり俯き姿勢になってしまって肩こりが起こる。
これがほぼ毎日あるわけです。
せっかくマッサージしたのにまた肩こりが起こってしまうのであれば、その不良姿勢をやめればいいんです。
シンプルですね。しかし、わかっていてもなかなか自分の姿勢が管理できないという方が多いんです。
良い姿勢をとることを習慣化させることが重要
良い姿勢をとることをわかっていてもなかなかできない、そんな時私がお教えしたいのはごくごく短時間でできる姿勢の管理です。
ちょっとした瞬間に良い姿勢をパッと取るということを習慣づけていくことがとても重要なんです。
1日3回食事をします、朝起きたら歯磨きをします、夜にはお風呂に入ったりシャワーを浴びます、そんな一日のルーチンの中に良い姿勢をとるということを加えてほしいのです。
やらないとなんかちょっと変だなとか気持ち悪いなって思うぐらい習慣化することがとっても大事です。
それが身についてくると本当の意味で首こりや肩こりがなくなってくるんですね。
もちろんたまには色々な予想外の負担がかかって首肩こりが起こることはあります。
しかし、定期的にマッサージに行かなければいけない、毎日家族に揉んでもらわないと耐えられない、そんなことはなくなるはずです。
良い姿勢をとるときの7つのポイント
まっすぐ綺麗な良い姿勢とは体軸が整っていることです。体軸が整えば辛い首肩こりから解放されるんです。
そのためにいくつかのポイントを押さえていきましょう。
立った状態で
1,顎を引きます
2,首筋を伸ばします
3,背筋を伸ばします
4,胸を張ります
5,お腹を引っ込めます
6,肛門を締めます
7,膝を伸ばします
7つのポイントがあります。
7つのポイントを全部やるのは難しいという方は3つのポイントを押さえていただければ大丈夫です。
良い姿勢をとるときの最低限3つのポイント
1,胸を張る
2,背筋を伸ばす
3,お腹を引っ込める
この3つだったら簡単にできます。立って何か動作をしている時、スマホをやっている時、家事をやっている時、ちょっとした隙間に思い出してやってみてほしいんです。
例えば掃除機をかけてる時にも前屈みになってかけるのではなく、胸を張って背筋を伸ばしてお腹を引っ込めて掃除機を持つ。これだけでもお掃除をする時に体軸を整えることができます。
電車に乗る人でしたら吊り革に掴まりながら、胸を張って背筋を伸ばしてお腹を引っ込める。これだけでも電車の中で体軸を整えることができてしまうわけです。
ちょっとした日常生活の隙間時間を使ってこのように体軸を整えることができれば、マッサージする回数は激減するはずです。
そもそもの首肩こりを起こさないように予防していくことがとても重要です。
マッサージに頼らず体軸を整えて首肩こりを解消してください。
夜間の姿勢を整えるのは枕です
寝ている間に良い姿勢をとるために重要なことは体に合った正しい枕を使うことです。
正しい枕の条件とは
1、高さがお体格に合っていること
まずは高さが重要です。上向きでは首の姿勢をよくして安定させる。横向きでも高さが合って体が布団と平行になっていることで体の軸がまっすぐお整います。
2、適度な硬さがあること
頭が沈んでいかないように、首がぐらつかずに安定するように適度な硬さが必要です。
3、凹凸がなく平らな形であること
凸凹していると頭がはまったようになったり、運動量が増えて寝返りが打ちづらくなります。
平らな形が丸い頭がコロコロと転がりやすいのです。
4、メンテナンス
お体格の変化や素材の劣化に合わせて適宜枕の調節ができること。
これらの条件を満たす枕を使うことが重要です。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる
山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の4つの条件を満たすようにできています。
ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。
計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。
高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
首肩こりを起こさないためにも適切な枕の高さを是非試してみてください。まずはネットで気軽に購入可能なドクターズピローがおすすめです。
ご自身の体に合わせて高さ調節可能
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