コラム詳細

勉強で首が痛くなったら首枕!勉強で首を痛めない方法

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
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普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。


今回は子供さん学生さんにも首枕は重要です。特に冬の受験シーズンこの首枕必見ですよというお話です。

目次



冬になると首を痛めた子どもさんや学生さんの患者さんの数が増える

秋、冬になると首を痛めた子どもさんや学生さんの患者さんの数が増えると感じています。

今年も受験シーズンが来たなと感じざるを得ません。

最近ではお子さん達も一年中を通して塾に通ったり勉強を自宅でし続けるため、秋冬だけが受験直前かどうこうということではないかもしれませんが、それでも冬冷えるシーズンにはどうしても首の寝違いや筋違い、肩こりや頭痛などが増える時期になっていますのでここでも注意が十分必要なんです。

子供さんといえども首の痛みや肩こりや頭痛は大人並みの場合も実はあるんです。

例えば、一度首の筋違いを起こしてしまうと数日から1週間2週間くらい首が痛くてうつむけない、横に首を回せない、さまざまな生活上の支障、勉強の支障が出てきます。

首の痛みを予防するためにも早く改善するためにも首枕

これを予防するためにも起こってしまった痛みを早く改善するためにもぜひ使っていただきたいのがこの首枕なんです。


山田:どうされましたか?

モデル:今度1月にテストがあるんですけど、なんか寝違いちゃったみたいで勉強するときも首が痛くて辛いんです。

山田:首の痛みはこの辺りですか?


モデル:痛いです。

山田:手はしびれますか?

モデル:手も少し痺れます。

山田:このように首を動かすと首が痛いですか?


モデル:首が痛いです。

山田:手の方にもビリビリっと放散する痛みがありますか?

モデル:手のしびれも少しありました。

このように受験勉強やテストの前、精神的心体的負担がたくさんかかっているときにはより寝違いが起こりやすい状況にあります。

ひとたび肩こりのレベルから痛みにまで発展してしまうとなかなか症状がとれません。

しかし、私は外来ではなるべく二十歳以下のお子さんや学生さんには薬、特に内服薬を使いたくないと考えていますので、日常生活の中の首の姿勢、起きている時の姿勢、寝ている時の姿勢をお教えするとともに、首枕を適切に使うことで症状を緩和したいと考えています。

寝る時には枕の高さを調節することが重要です。

うつむき姿勢、目線を落とさないように注意する

デスクに向かうとき、パソコンやノートで書いたり本を読んだりするとき、なるべくですね深くうつむかないで欲しいんですね。

少し何か下に土台を入れて、読む本やパソコンなどを高くしていただいて目線をあまり落とさないように注意していただくことが重要です。


このように目線落とせば首の角度もきつくなるので首にかかる負担が増えるからです

目線を高くしていただいて、できれば10度落ちぐらいのところに読むべき本やパソコンの画面が来るようにするとより首の負担が減ります。


座る姿勢も重要

腰掛ける時も深く椅子に腰かけていただき、背もたれを使うなどして背筋をまっすぐにして座っていただくと、腰から首までが一直線となり首にかかる負担が減ります。

座る姿勢も首にとっても重要です。


首枕を使ってみる

それでも痛みが強い場合には首枕を使ってみましょう。

首枕はこのようにマジックのついてない部分をまず痛い側の首、左の首筋が痛いとすればそこに首枕の端っこを当てていただいて、


一旦は顎の下を通ってここはあまりきつくし過ぎないよう指が1~2本入るようにしてください。

そして2回目を顎の下をしっかりと巻いていただいてマジックを止める。


山田:今苦しくないですか?

モデル:はい。大丈夫です。首が楽になっています。


首枕で首を支えることによってご自分の首の筋肉を使わなくて良いので、筋肉を安静に保つことができるわけです。

真冬の寒い時期より秋の方が首が痛くなるんですけど、何かそれって理由がありますか?

実はそういう方って結構多いんですよ。

真冬になるとしっかり防寒対策しますよね。冷えないようにしようという意識も働きます。

でも秋って結構油断してる時期です。

夏からだんだん寒くなって、でもまだ寒くなりきらないとき、洋服やマフラーやそういったことの冬支度がちゃんと出来てない時期に急激に首が冷えると、痛みが出たり寝違い筋違いが起こったりするわけです。

ですので、うっかりタイミングを外して非常に痛い思いをするということがあり得るのが秋のシーズンなんです。

しっかりと秋に向かうにつれこの首枕を準備していただいて、痛みが出たり痛みが出そうなときにも予防する、これがとても重要だと考えています。


なるべく薬物ではない方法で解決したい

今回は受験生のためにということで何度かこの言葉を使ってきましたが、本当に私は外来をやっていると秋から冬にかけてのシーズンに受験生が来るととてもとても心配でなりません。

受験前だからこそ身体的精神的負担も大きい時期、こんなときに首を痛めてしまったらその首が痛いことにまた気持ちが集中して、

勉強に集中できないということにもなりかねませんので、なるべく早く安全な方法で首を治して差し上げたいと思っています。

薬を飲むことで胃が痛くなったり眠気が出たりという副作用も怖いですし、なるべく薬物ではない方法でこのように首が治せればと思って首枕をご紹介しています。


ぜひ皆さんも受験の前にを首を痛めてしまうことがあれば首枕の使用を検討してください。

首枕で首の痛みを予防しよう

首が痛いのが朝からなんですが原因は何ですか?

朝から首が痛いというのは、枕や寝具が悪い可能性があります。
子供でも寝るときの枕は重要です。
詳しく解説

子供が朝から首が痛い|枕で改善する方法を解説

本コラムの内容は動画でもお話しています▼


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