寝違えとは何か?原因と予防方法、対処方法を解説
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
寝違えとは何か?
寝違えというのは突然首筋が痛くなって首を動かすことができなくなったり、強い痛みによって様々な症状をさらに引き起こしてしまうような状況です。
朝目が覚めて突然起こることが多い寝違えですが、寝違えは朝だけではなく、夜寝ている時にも起こりますし、日中、うたた寝した時や、デスクでちょっと短時間寝てしまったような仮眠の後、いろいろな寝た時の後にも起こります。
一方、寝ていたわけでもないのに突然首が回らなくなってしまう。これは筋違えという言葉で呼んでいます。
寝違えは一つには首の緊張筋肉が痙攣して起こります。
また、血の循環が悪くなって阻血という状態になる。もう一つが首の中には重要な関節がありますが、こういった体を首を動かすために必要な関節に炎症が起こることによって寝違えが起こるのです。
寝違えに一旦なるととても痛くて辛くて大変な事になります。時には学校や会社を休まなければならなくなってしまうので、是非こういった寝違えを予防したいものです。
寝違えが起こる原因は枕にある
何を隠そう私自身も数十年前はよく寝違えを起こしていました。
朝起きると突然首が動かなくなってものすごい痛かったり、ホテルに泊まった時など朝起きると自分の合わない枕を使っているときに首が痛くなったりしたものです。
ここで考えたいのがなぜ寝違えが起こるのかということ。私はこれまでの長い経験からつきとめました。
自分が選んで使用している枕、これが自分に合っていないときに寝違えが起こるという原因をつきとめました。
寝違え予防には身体に合った枕を使うこと
合わない枕こそが寝違えの原因になる。一方で、寝違えを予防するには自分の体に合った適切な枕を使うことなんです。
適切な枕を使って上向きになっても横向きになっても大きな寝返りを打っても頭が枕から落ちない安定した状態になること。これが寝違えを予防する一番重要な要素なんです。
寝違えが起こるときは首の骨や神経に負担がかかる、血の循環が悪くなっている
寝違えが起こるときには横向きで寝たときに柔らかい枕などで自分の体に合わない高さの枕を使うことによって、首が曲がってしまって首の骨や神経に負担がかかると同時に、筋肉が圧迫されて阻血といって血の循環が悪くなることで起こることがあります。
寝違えが起こった後も、首や神経に負担がかかり続けたり、血の循環が悪くなっていたら、寝違えから回復するということがうまくいきません。
寝違えを起こした後もこのような状態で毎晩寝ていたら、1日2日で回復することが難しくなってしまうんです。
首の神経を圧迫せず筋肉にも負担がかからない状態にすることで寝違えは改善できる
一方で枕を適切に自分の体に合わせることによって首に負担がかからないと、首の骨の並びが良くなり神経を圧迫することがない。そして、筋肉にも負担がかからないので血の循環を回復させることができます。
寝違えを起こしてしまったら、また寝違えを予防するために、首にかかる負担を適切な枕で予防しましょう。
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「寝違えない枕と寝違える枕」
朝起きた時に寝違えが起こるのは
判断する方法を解説
主な原因が枕であると考えています。
もちろん枕以外にも
掛け物とか敷物やベッドとか寝巻とか
色々なものが関係するんですが、
寝違えにとって、もっとも大きな悪条件が
体に合っていない柔らかい枕なのです。
寝違えが起こってしまったときの対処方法
寝違えは是非予防することが大事です。でも、不幸にももし寝違えが起こってしまったらどうするか。そんなとき誰でも出来る簡単な二つの対処方法をお教えします。
首を温めましょう
ホットカイロでも、お湯で熱いお湯で絞ったタオルをビニールなどに入れてホットパックを作ってこれで首を温めても結構です。
温めることによってゆっくり首が動くようになる可能性があります。
首枕を巻いて首を安定させましょう
寝違えが起こると首が動かなくなりますが、首を無理に動かしたり早くに運動することは逆効果になります。
そこで首枕を巻いていただいて動くと辛い首をまずは安定的に支えてあげられます。
首の炎症が治まるので首枕を外しても首が動くようになります。
一日も早い寝違えの回復をお祈りしています。
寝違え時の枕の指導では山田朱織枕研究所の枕が有用である
首に関して長い間研究をされてきた専門家、整形外科医であり、東北中央病院の院長先生である田中靖久先生が「頚部神経根症の症候額 寝違えから両手麻痺まで」の中で、「寝違え時の枕の指導では山田朱織枕研究所の枕が有用である」とのご紹介をいただきました。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
寝違えを予防するために、首にかかる負担を適切な枕で予防しましょう。
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