コラム詳細

腰痛の時に腰以外にも湿布を貼るべき場所を解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


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症状・部位別の湿布の貼る場所について、今回は腰が痛いときについてお話したします。

腰が痛いからと言って腰だけではなく、腰以外の場所にも症状が出て、湿布を貼るべきポイントがあるのです。

皆さんは夜中寝ていると時に足がつることはないでしょうか?

それももしかしたら腰からくる坐骨神経痛かもしれません。

目次


腰から下に症状が出るポイントがある

腰には5つの骨があるんですが、その中でも半分下の方にある腰の骨の間から神経が出ています。

その神経を坐骨神経といいますが、

・お尻

・太もも

・ふくらはぎ

・ふくらはぎの外側

こんなところに症状を出すんですね。

症状は痛みであったり、しびれであったり、時には冷たい感じがするなんていうことも神経の障害で起こります。

湿布を貼る場所

腰に湿布を貼る


まずは腰を押してみます。

腰の真ん中とその両側を押してみます。

ちょうど4番という骨の辺り、その背骨を支えている傍脊柱筋という筋肉に痛みがあるようなのでそこを全部網羅するように貼るといいです。

ちょっと大きめの湿布を腰の骨の4番を中心にしっかりと貼りましょう。

お尻にも湿布を貼る


もし左の足がつる場合。坐骨神経はお尻から足へ伸びています。

なのでお尻のポイントにも1枚湿布を貼ってください。

太ももにも湿布を貼る


足の痛みを診ていきます。

腰からきた座骨神経は太ももの後ろを走って、膝の裏辺りでそのまま足へ行く神経とふくらはぎの外側へ行く神経に分かれます。

まずは太ももの裏に貼ります。

しっかりと真ん中に大きめのシップを貼ってください。

ふくらはぎにも湿布を貼る


ふはぎにもしっかりと貼ってください。

もし少し上の膝の裏が痛い場合はそこにも貼ってください。

ふくらはぎの外側にも湿布を貼る


長く歩いたり、同じ格好をずっとしているとだんだん足の外側にしびれが起ったりします。

グリグリした骨の真下の痛い場所に沿って1枚貼ってください。

腰痛と一口に言っても、腰だけではなく腰からの神経領域の痛みが出ることがあります。

適切に貼ると症状が緩和すると思いますのでやってみてください。

患部を温めるのも有効


もし湿布を張った部分が冷たい冷感を感じたり、痛みが強い場合には患部を温めるというのも1つの方法です。

この場合温かいカイロを湿布の上に貼ってください。

腰が悪いと感覚が鈍いこともあり、直接貼ってしまうと低音やけどする危険性がある為衣類の上から貼ってください。

あんまりダブダブしたものだと位置がずれるので、比較的ピタッとしたスパッツのようなものの上から貼っていただくとより良いかと思います。

その上にさらにズボンを履くと、ズボンと下履きの間の空気層が温まることでより神経を温めることができますので、そのような使い方も試してみてください。

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首痛のときに首以外にも湿布を貼るべき場所を解説

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