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首・肩・腕まで痛い&しびれる!それって頸肩腕症候群?職業病?体に合わない枕が原因?

頚肩腕症候群とは?

今回は首、肩、腕までしびれる痛い、それって頚肩腕症候群?職業病?というお話をしたいと思います。

実はこれも体に合わない枕を使っているだけでも起こってくる可能性があるんです。

「頚肩腕症候群」書いて字のごとく、首と肩と腕これを頚肩腕と言います。

つまり、首から肩腕まで痛みしびれさまざまな障害が出ること、だるいとが重くて辛いとかそんな訴えもよく患者様から聞くことがあります。


この病気が難しいのは、単なる症状ではなくて実に背景として職業仕事の内容が関わっていることも多いんです。

また、整形外科にいらした患者様でも他に似たような症状を呈する首の変形性頸椎症や頚椎症性神経根症。

また、頚椎椎間板ヘルニアこういった病気との鑑別診断、はっきりとそれを分けてこれを除外しないとこの頚肩腕症候群という診断をつけることはなかなか難しいんです。


そこで今日はこの頚肩腕症候群について患者様にお話を聞きながら進めていきたいと思います。

この病気をきちっと知っておくことがご自分が症状を悪くしない、なるべく予防することにもつながります。

山田:最近何かご症状があるようですね。

モデル:はい。最近、肩こりがひどくて首や背中の筋肉が張ります。とにかく腕が重くて痛くてだるいです。

山田:首から肩や腕までが重くてだるいですね。

モデル:はい。

山田:時には背中はどうですか?

モデル:背中も凝ったり痛みがあったりします。

山田:この辺ですか?


モデル:はい。そうです。

山田:下はどうですか?

モデル:下も痛みとかがあります。

実はこの頚肩腕症候群、首から肩腕のみならず背中の方まで痛みが出るということも分かってきています。かなり広範な症状を伴うわけです。

山田:最近、何か仕事上で変化はありませんか?

モデル:最近の変化といえば、3ヶ月前くらいから新型コロナの影響でリモートワークが増えたんです。

パソコン業務が多くて、それで家には机とか椅子がないので下に座って長時間作業したりします。

山田:パソコンの環境が悪いということですね。今までだったら会社で適切なデスクや椅子があって良い姿勢でワークができたのが、今はリモートワークになって家にいるためにパソコンの環境がきちっと整ってないということですね。

モデル:そうなんです。


山田:それはとっても体に対して悪い姿勢になるので、頚肩腕症候群が発症するひとつの誘発要素にはなるかと思います。ちょっとここでどんな姿勢がいいかやってみましょう。座ってみてください。

このように多くの方が現代ではパソコンに向かって仕事をすると思います。

今はだいたいパソコンから60cmぐらい、そして手を軽く置いて目線を10度から15度ぐらい落としたところでパソコンを打てるという姿勢が、長時間でも疲労しない症状を出さない良い姿勢です。


でも、これがもしパソコンを床に置いてしまってそして椅子もない状態になると前かがみになって腰も丸まり、首から頭が前に突き出すような形で3倍、4倍、重たい頭が首に負担をかける姿勢になってしまうんですね。

このような不良性においては頚肩腕症候群もさることながら、首の障害も大きく出てしまうんです。


山田:もう一つ伺いたいのが、やはりこのコロナの感染症に伴って自宅にいることが多いと思うんですが、精神的な負担はいかがですか?

モデル:なんでわかるんですか?

山田:多くの患者様がやはりそのメンタルがつらいということを整形外科でも訴えていらっしゃるので、私もそのことが重要な要素だということに気付いたんです。

モデル:人にはなかなか言えませんがコロナ鬱なのではないかと自分でも心配しております。

山田:家族などは一緒に住んでいないんですか?

モデル:一人暮らしなので友人とか同僚に会って相談することも最近じゃできないので心配です。


このようにメンタルでの1人きりの孤独感、これがまた精神的なつらさを倍増してしまいます。

家族や友人と会えない、コミュニケーションを取りにくい、このようなコロナ過だからこそぜひこの病気に気をつけて、早く病気を発見し適切な治療を行って頂きたいと思うわけです。

2020年、21年、コロナ感染症によって大きく世界が一変し、よりこの職業といっても決してその仕事場ではなく家の中でも職業病が起こってしまうということが発生していると考えています。

頚肩腕症候群は職業病とも言われているんです。つまり、仕事上での身体的、精神的負担がこの病気に大きく関連しているからです。

昔はキーパンチャー病とかOA病とかパソコン病などとも呼ばれたことからも、これらの動作が負担が大きいということがお分かりいただけるかと思います。

では、あなたの症状をこちらに3つに分けて整理してみました。確認してみましょう。


まず姿勢、そして動作環境についてです。

姿勢については長時間同一姿勢でいますよね。片腕を使うことが多いように見受けました。

また、どうしても姿勢が悪い不良姿勢になっているようです。また、動作としてはマウスを使ってパソコンに向かっていることが8時間といってやはり長いし、この間はかなり精神的にも集中して作業していると思います。

首や肩にガチガチに力が入ってしまう、これも病状を悪化せる原因となります。

環境要素としてはデスクやチェアがないので、どうしてもは和式の下の畳の上にパソコンを直接置いて悪い姿勢で長時間作業する。

また、精神的にも孤立一人きりなので話し相手もいない。どうしても外出できないので運動不足になりがち。

様々な障害があって今の頚肩腕症候群も十分疑われる状況です。

モデル:私の病気は何でしょうか?

山田:この頚肩腕症候群である可能性が高いんですが、実は頚肩腕症候群は他の類似した首の病気をきちっと除外診断、鑑別診断と言って分けて考えなければいけないので、

病院に来ていただいて適切な画像検査や様々な理学所見を取った上で、本当に他の首の病気がなくて頚肩腕症候群があるのかどうかを最終的には考えなければなりません。

今はまだ頚肩腕症候群の可能性があるという段階で留めておきましょう。


モデル:なんだか聞いたことのない名前で怖いですね。悪性だったら手術も必要になるのでしょうか?

山田:この病気は決して悪性ではありません。病気というのはあまり脳で考えすぎて心配になったり、恐怖感を抱くことは決して症状にとって良くないです。

まずは診断がつくまでは考えすぎない、悩み過ぎないことが大事ですので、決してこの病気悪性ではないのできちっと病院に来ていただいて検査をし診断を行うことが何より大事です。

モデル:よかったです。ありがとうございます。

山田:是非、当院にお時間を作っていらしてください。

モデル:是非、先生の診断も受けたいです。

このように患者様の場合は、この方のようにぜひ病院に受診してみようと考えていただき、適切な検査そして確定診断、これが行われれば治療に進むこともあると思われます。

お大事になさってください。

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