コラム詳細

足のつりには水分摂取と食事が重要です

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

今回は足のつり「食事編」と題してしっかりと足のつりを予防するための食事についてお話をしていきたいと思います。

足のつりに大事なことは水分補給とミネラルバランスを考えた食物を摂るということにです。

必要なミネラルはマグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウムです。

ここに今回はクエン酸をプラスしてお話ししていきたいと思います。


水分補給

夏は喉が渇くのでたくさん水分を摂るかと思いますが、秋冬はあまり喉が渇かないので水を飲むことを怠ってしまうという話も聞きます。

1年を通してしっかりと水分補給続けるようにしてください。

足がつりは夜間に起こることが多いので、ベッドサイドに水筒に入れておくなどして適宜水分を摂れるようにするといいでしょう。

いつもの水に一工夫


味のついたもの濃いものなどは良くないのでお茶湯やミネラルウォーターがいいと思いますが、そこに砂糖と塩を入れたものもいいんですね。

1リットルの水を用意していただいてその中に塩を2g、砂糖を30~60g、そして好みでいいのでレモンやお酢などを少し入れるとさっぱりと飲みやすくなります。

ぜひこういったものを準備して毎日欠かさずに飲む習慣をつけていただければと思います。


ミネラルバランス

ミネラルというのは電解質で体の中にある成分ですね。その中でもマグネシウムはとても重要なミネラルです。

カルシウムやカリウムを吸収するのをサポートしてくれる役割があります。土台のマグネシウムがないとダメなんですね。

そしてカルシウムとマグネシウムを2対1のバランスで摂るということが重要で、大人が1日に必要な量としてはカルシウム500mg、マグネシウム250mgを目安に摂取していただくといいでしょう。

では実際にどのような食物を摂ればいいか見ていきましょう。


マグネシウム


玄米、わかめ、緑黄色野菜、ひじき、納豆


カルシウム


牛乳、チーズ、豆腐、緑黄色野菜


カリウム


バナナ、リンゴ、キウイ、納豆、じゃがいも


クエン酸


柑橘系、お酢


こういったミネラルをうまく摂取するということを一時的にではなく長く続けていくことが何より大事です。

若い女性は特にリンゴダイエットや糖質ダイエットなど、体重ばかり気にして偏った食事を摂っている方が多いです。

確かに体重は落ちるかもしれませんが、体のミネラルバランスが崩れてしまう可能性があります。

ミネラルは足のつり予防に限らず健康な体を維持していくのに重要です。

バランスの良い食事を摂ってそれを習慣にして、元気な体を維持してください。


つり予防に有効な食品の成分をこちらでもご紹介してります。

詳しく解説

足がつる!食べ物や飲み物でつり予防対策!

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    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。

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