コラム詳細

正しい枕を特におススメしたい職業とは?~配送業~

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

今回は正しい枕が必要な職業についてお話ししたいと思います。

様々な職業の方いらっしゃるんですけれども、枕外来をやっているとこういう症状ってこういうお仕事の方に多いなっていう傾向が見えてくるんですね。

厚生労働省が定めている職業病とは違って、私があくまで自分の枕外来の中で見ている患者様でこういう職業はこういう症状をきたしやすいというとから、逆にそういう方にはこんな治療しましょう、こんなことを心がけてくださいっていうところをお話ししたいと思います。


目次


腰の負担が大きい配送業者さん

今回は配送業者さんです。

倉庫から重いもを車に乗せて、各個人のお家や会社などに運送する。

当然前かがみで中腰で重たいものを持つということが多いので、腰に負担をかけてしまいます。

腰痛や坐骨神経痛の原因になりやすいわけです。

特に仕事を始めたての人は体の使い方が慣れていないので、腰痛になってしまったということもよくあります。

逆に言うと長年その仕事をやる中で体の使い方をしっかり覚えているベテランさんの場合でも、あることが加わってくるといくらベテランさんでも症状が強くなることがあります。

それは加齢による体の変化です。

人間の体は40代から椎間板の曲がり角、50代から骨の曲がり角と言われています。

段々と椎間板や骨などの中の構造が悪くなってきます

体の内部が悪くなってくると、どうしても今までできたことができないとか、今までの動作では痛くならなかったのに1日中やっていると症状が出やすくなるっていうことは起こってくるわけです。


配送業の患者様例

私の外来にもう15年ぐらい来てくださっている、ちょっと思い出深い患者様がいます。

大手の配送業社に勤務されていて、もう勤続30年以上とかっておっしゃってたと思います。

40代ぐらいから診察に来てくれているので、長い間腰痛について結果を診させていただいています。

50歳を過ぎてからは腰痛・坐骨神経痛が悪くなってきます。

同じようにお仕事をする中で定期的に検査していて、レントゲンやMRIを撮って見ていくとさすがに中身が変わってきてるんですね。

段々と骨が変化して形が悪くなる、骨に棘ができる、骨のずれが始まる、椎間板の質が悪くなってヘルニア傾向が出てくる、いろんな変化が出てくるんです。

だから、その方の務める配送業の会社さんでは大変興味深いことなんですが、50歳より前と50歳より後では仕事の内容をちょっと変えているそうです。

例えば5階まである団地の配送で5階までエレベーターないので階段でかけて登ってたのが、50歳以上になると階段はやめてくださいっていう風になったりとか、大きなカートを使って配送をするとか色々職員に対してとっても会社が気を使っているご様子でした。

中には郵便局と組んで配送を一緒にあったりとか、コロナの後から配送業務非常に増えてますので、なんとか人を守ろうというのも見えてきています。

そんなことで配送業者さんはどうしても仕事内容から、重たいものを持ったり高いところに物を置いたり色々な腰の負担が大きいわけです。


正しい枕で腰を回復させる

では、配送業者さんはどうすればいいか。

もちろん日中仕事をする時にコルセットを巻くなんていうことは、もう当たり前にやっていただいています。

そうじゃなくてもう1つ大事なことがあります。

それは正しい枕を使うということです。

枕の高さを整えてスムーズに寝返りが打てるようにすると、疲労して筋肉・背骨全体・神経が痛んでいるのがリセットされて回復して朝にはまた働ける体に戻るわけです。

詳しく解説

枕に重要な条件・選び方のコツ

合わない枕ではスムーズに動けず、寝返りのたびに腰に負担がかかってしまいます

睡眠はとってもとっても大事です。

配送業者さんという特殊なお仕事で腰がお辛い方、是非正しい枕でぐっすり眠って腰の負担を回復させてあげてください。


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