抱き枕のデメリットと使う場合の注意点を解説
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
抱き枕を使いたい患者様からのご質問
「抱き枕を使っていいですか?」という質問を受けます。
私は整形外科医の立場では抱き枕は使用しないでくださいという風にお話をしています。
寝返りが打てなくなるような抱き枕の使い方をしてはいけません
しかし、これには条件が付きます。夜しっかりと寝る時間(睡眠中)には抱き枕は使用しないでください。
なぜなら夜、長い時間寝ている時には抱き枕をしていると寝返りが打てないからなんです。
抱き枕はお昼寝や小休憩時に使うのであれば問題ありません
使用する場合は、短時間の15分~20分ぐらい小休憩を取るんであれば使用してもかまいません。
夜寝るとき、抱き枕を使ってしまうと、寝返りを打つ時に抱き枕が狭い布団、シングルベッドに入っていたらそこで体が当たってしまって寝返りを打つことが自由にできなくなります。
抱き枕を使用して寝返りがしにくくなるかやってみました
寝返りを打ってみてください。寝返り打てないですよね 。 左も向いてみてください。
足にひっかかったり、肩に当たったり寝返りが十分打てません。
ですので人と一緒に寝ているのと同じような状況になってしまうので寝返りを妨げてしまうわけです。
寝返りを阻害しない、小さな抱き枕ならいいかもしれないが注意は必要
小さな抱き枕やぬいぐるみのような抱き枕であれば眠りかけて眠くなった時、もしくは寝入ってからでもポーンと手で避けたり、足で蹴ったりして外れてしまいます。
このようなものならまだ良いかもしれません。
反対を向いてください。
しかし、もし蹴飛ばした抱き枕が背中の後ろにはまってしまったら。どうぞ。
寝返りを打とうとしても右に寝返り打てないですよね。
つまり、どこに飛んでしまうか知れない抱き枕、これは寝返りにとっては良くないということを覚えておいてください。
ここまでお話すると「そんなに寝返りって大事なんですか?」という質問をされることがあります。
寝返りは人間の生理現象です。
夜間に20回以上の寝返りを平均打つと言われていますが、必ず体がスムーズに何の抵抗もなく楽に寝返りが打てることが大事ですので、抱き枕や何か体に当たってしまうもの、ベッドパートナー、愛犬ペット、小さな子供さん、何か体に当たってしまうものは熟睡するときにはどうしても良くないので、睡眠環境をうまく整えるように工夫してみてください。
大人になっても寝返りは重要!寝返りによくないものや確認方法を解説
寝るときに寝返りを阻害するような抱き枕の使い方はだめです。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
スムーズな寝返りを打つにはまず枕がお体格に合っているかが重要です。
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