寝相が悪い人と一緒に寝ると体が痛い・眠れない理由|整形外科医が教える寝返りスペースと解決方法
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
パートナーと一緒に寝るとよくない原因と工夫
今回は「パートナーと一緒に寝てもいいんですか?」というよくいただく質問について回答していきたいと思います。
以前にもペットや子供さんと一緒に寝るという質問を多くいただくとお話をしましたが、やはり恋人・ご夫婦で一緒に寝るというのもよくある機会だと思います。
スキンシップは大事だと思うかもしれませんが、これも実は問題があるんです。
一緒に寝ると寝返りが打ちづらくなる

本格的に眠る時というのは人間は生理現象として寝返りを打たなきゃいけないんです。
この寝返りを打つ時にパートナーが近くにいると、体が当たってしまって打てなかったり、もしくは潜在的に隣に人がいるので当たらないようにしようと思って、そちらに大きな寝返りを打つのやめてしまうということが起こるわけです。
特に体の大きなパートナーだったりするとなおさらその傾向は大きいです。
同じマットレスで一緒に寝ることの問題点

同じ一つのマットレスでお二人が寝るとすると問題が2つあります。
一つはベッドの硬さです。敷物の適した硬さも寝る人の体格によって違ってきます。
もう一つが片方の人が寝返りを打ったり体を動かした振動がパートナーに伝わってしまうということです。
これらのことを加味してもやはりパートナーと一緒に寝るというのは多々問題があるわけです。
でも、どうしても一緒に寝たいという方もいらっしゃいますので、今回は百歩譲って少し工夫して一緒に寝る方法を考えてみたいと思います。
寝返りを打つときに必要な幅

今回は大きな抱き枕をベッドパートナーと見立ててやってみましょう。
人間が寝返りを打つ際に必要な幅はできれば90㎝です。それが無理でもせめて70㎝幅は欲しいところです。
これは人間の肩幅からしても寝返りを打つときにはどうしても70㎝幅は必要だからです。
シングルサイズでパートナーと寝ているとします。
寝返りをしてみるとこれだけの幅では容易にマットレスから落ちかけてしまいます。
パートナーの側に寝返りを打つと体がぶつかってしまうので十分な寝返りはやはり打てません。
当たってしまうことでパートナーの方も覚醒してしまうかもしれません。
いずれにしても十分な寝返りが打てないということが起こってしまうわけです。
ですのでどうしても一緒に眠りたいという方はダブルもしくはクイーンやキングサイズといった大きな幅のベッドを使ってください。
そういった大きな幅のベッドで一人一人は70~90㎝程度の幅を持てるような睡眠環境を整えて頂ければと思います。
寝返りがしづらくなったり、時にはバンっと体が当たってしまったりして熟睡できないことで喧嘩になるなんてこともあるかもしれないので、是非とも一人一人の体格分の幅を確保して十分な寝返りを打って良い睡眠をとってください。
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寝返りを打ちやすくするためにはまず枕が合っていること
十分な幅が確保できていたとしても、そもそもの枕が合っていなければスムーズな寝返りは打てません。
一人一人の体に合わせて睡眠姿勢を整えることが寝返りのためにはまず大事なことです。
適切に体に合った正しい枕とは・・・
体格に合った高さ
それぞれの体格に高さを合わせて首の姿勢よくし、体の軸を整えることがまず重要です。
適度な硬さ
高さを維持できる適度な硬さも大事です。柔らかいと首が安定しないので寝返りがしづらくなってしまいます。
平らな形
丸い頭が転がりやすいように平らな形も重要です。凹凸があると頭がはまったようになり、坂を上るように力が必要になるので寝返りがしづらくなります。
これらの条件を満たした枕を使うことが重要です。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えしております。
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