枕の正しい当て方とは?首の付け根まで当てるのが正解|整形外科医が体験レポートで解説
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

「枕は頭の下に置けばいい」——実はこれが間違いです。枕は「首の付け根まで当てる」のが正解で、5cmずらすだけで寝心地は大きく変わります。
今回はモデル・ヨガ講師のShiori(しおり)さんの枕計測に密着。整形外科医が枕の正しい当て方と高さ調整を実演しながら、上向き・横向き・寝返りの変化を動画で解説します。枕なし・柔らかい枕との寝返りの違いも比較しました。
枕の正しい当て方——首の付け根まで入れる

山田:枕の当て方をご説明したいと思います。枕の当て方って何?って思うかもしれませんが、ただ頭の下に置けばいいっていうものではないんです。
ちょっと枕をずらしてみます。どうぞ。
Shiori:これ全然違いますね。

山田:5㎝離すとこのぐらい変わっちゃうんですよ。
Shiori:えーすごい。全然違いますね。
山田:ですので、頭の下しっかりと首の付け根まで入れていただくと安定感が出ます。いつもこんな風に当ててください。
▶ あわせて読む
枕はなぜ必要?正しい枕の選び方と3大条件|整形外科医が医学的に解説整形外科医による枕の高さ確認——上向き・横向き・寝返り
上向きの確認ポイント
山田:私共が今までに8万人近くお客様や患者様の枕を計測してきていて、身長・体重の骨格から最適な高さと思われるものを算出する自動計測システムを開発しました。まずShioriさんのお体格に合うかなと思うところから計測を始めます。今どうですか?
Shiori:もういつもよりすでに楽なような感じがします。

山田:枕ってお体に合うとなんか何にもしてないような、ふわって浮いてるぐらい気持ちよく感じるんですよ。何か違和感がある、ゴツゴツする、なんか気になるなって思うのはすでに合ってないってことなんですよね。
では、ここから5mm高くいたします。ちょっと違いませんか?
Shiori:あー違いますね。なんかさっきの方が良いような気がします。
山田:上向きで確認していくポイントを説明しますね。上向きでは①喉の呼吸が楽かどうか、②頭の後ろが硬くないかどうか、③枕の角が当たって痛くないかどうかの3点を確認します。
喉の苦しさどうですか?
Shiori:特にないです。
山田:大丈夫ですね。後頭部は硬くないですか?
Shiori:ちょっと言われてみると硬さがあるような感じがします。

山田:では先ほどの最適な5mm抜いた状態に戻します。
Shiori:全然違う!
山田:何にも硬さ変えてないんですよ。感触を変えたわけじゃなくて高さだけなんです。高すぎると後頭部にグっと圧迫感を感じるんですね。
Shiori:今だと全然当たってないです。肩の力も全然入ってないような気がします。
山田:布団に寝てて、どこにも力が入っていないのに体の軸が通っているというのがいい状態です。

横向きの確認ポイント
山田:では、これから横向き見てまいります。今ですね、もう体の軸が真っすぐなんですよ。おでこ、鼻の頭、顎、このラインと寝ている面が平行になっていることがいい状態ですがこちらパッチリです。

Shiori:このまま寝れますね。
山田:では、ちょっと低くしてみます。
Shiori:頭が下がる感じで肩がなんか潰れますね。

Shiori:ちょっと当たりは感じます。お首の首筋、少し左右差があるかなというのはありますか?
山田:やっぱりヨガの先生でいらっしゃるので左右とかすごく大事なんじゃないですか?
Shiori:大事ですね。5㎜でこんなに変わるんだって思います。
山田:たかが5mm、されど5mmです。

山田:この頬の辺りだけは当社の枕では硬さを変えることもできます。最初は慣れるのに1週間くらいかかるケースもあるという感じです。
寝返りの確認ポイント
山田:ではこれから寝返りの確認をします。鎖骨のあたりにクロスして手を置いてください。次に膝を立てていただいて、左右に何にも考えずに力も入れずに回っていただければ結構です。どうぞ。
Shiori:楽にコロコロいけますね。なんかこう"よいしょっ"としなくても動けます。
山田:何も考えずに軽く動けばコロコロって転がっちゃうというのが一番良い寝返りなんですよ。では今の高さからたった5mm足してみます。同じような力の入れ具合で寝返りお願いします。
Shiori:最初がスムーズだったからちょっと違和感があります。力が入っちゃいます。
山田:私から見ると腰を使って骨盤からグっと動いて上半身が追っかけていくみたいなことになってるんですよ。非常にエネルギーを使う寝返りになってしまいます。
Shiori:5㎜で随分違うんですね。
山田:そうなんです。これって若い方だけでなく、お子さんもご高齢者の方もみんな分かるんですよ。自分の体に一番負担のない寝返り、生理的なこの動きというのが分かるんですよね。
枕なし・柔らかい枕で寝返りはどうなる?
山田:いつもは枕なしっていうことなんですけど、枕なしの状態で寝返りやってみましょうか。
Shiori:寝返りしにくいですね。
山田:頭に血が上りませんか?
Shiori:なんか頭が振られてるような感じがあります。グっと力が入ります。
山田:頭を枕に乗せていれば力は入れないのに、枕がないと反ってしまって力が入ってしまうんです。そして少し頭に血が上っちゃうんですよ。
次に使ったことがあると選んでいただいたふわふわ枕を当ててみます。
Shiori:ああもう頭を乗せた瞬間嫌な感じがします。

山田:次によくある柔らかい枕で寝た時の寝返りもやってみてください。
Shiori:不安定な感じがします。合っている枕に戻りたいってなりますね。
山田:私から見ると枕なしよりもっと悪いかなというぐらい腰に力入っちゃってるんですよ。枕って頭の下にするものなんですけど、頭だけじゃなくて首や引いては腰まで影響しちゃうので、朝起きた時にもう疲労しちゃってるんですね。
Shiori:今までそれが原因だったんですかね。
山田:全部ではありませんが朝の腰痛、疲労の1つの原因にはなってるかなと思います。
▶ あわせて読む
枕なしで寝るとどうなる?メリットとデメリットを医師が解説【動画比較】枕の状態による寝返りの違い
枕完成しました

山田:お疲れ様でした。では、Shioriさんのお体格に合った整形外科枕ができました。
Shiori:ありがとうございます。
山田:今晩から是非、枕なしの生活をやめていただいて使ってみてください。
Shiori:はい、さっそく今晩から大事に使っていきたいと思います。
よくある質問
\ 枕の当て方と高さが合うと、朝が変わります /
「枕なし生活」「柔らかい枕」から卒業する
オーダーメイド枕「整形外科枕」
Shioriさんが体感したように、枕の当て方と高さが正しく合うと寝返りのしやすさは劇的に変わります。山田朱織枕研究所では、8万人以上の計測データと医学的根拠に基づき、あなたの体格にジャストフィットする枕の高さを枕診断士が一人ひとりに導き出します。
オーダーメイド枕「整形外科枕」ページへ
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
今すぐ計測予約する
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
-

「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
-

「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド枕「整形外科枕」
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
医学的研究と臨床経験の中で生まれた当社の計測方法は、
あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。


