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ペットと一緒に寝るのはよくない?寝返りのしづらさやその重要性を解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

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普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。

目次



ペットと一緒に寝るのは衛生面以外に問題がある

今回は「ペットと一緒に寝てもいいんですか?」という質問をよくいただきますので解説していきたいと思います。

例えばワンちゃんと一緒に寝ている方で何が心配かと聞くと、衛生面が気になるということをよく聞きます。

散歩中についたダニとかノミとかがベッドについてしまうということを考えると気になりますね。

衛生的に汚い、またはダニなどにアレルギー反応を起こしてしまう、そういった問題もあるかと思います。

でも、それはしっかりシーツを洗ったり、ワンちゃんをお風呂に入れたりしてある程度は防げるかとは思うんですね。

実はそれよりももっともっと大きな問題がペットと一緒に寝ることによってあるんです。

大切なワンちゃん、猫ちゃんと一緒に寝ているけど、なんかちゃんと寝れていないなという方は注意してみてください。

ペットが寝返りを打ちづらくする

ペットと一緒に寝るのはよくない?寝返りのしづらさやその重要性を解説

掛布団を掛けて寝たときに、ペットが布団の上に乗っかってきたりしますよね。

そのまま寝てしまうとペットが重石のようになって自分自身の寝返りが打ちづらくなってしまいます。

これが大きな睡眠のトラブルに繋がってしまうんです。

だから私はペットとは一緒にベッドで寝ないでくださいとお話しています。

ベッドにペット(ぬいぐるみで実演)と一緒に寝る実験

実際にペットがいるとどれぐらい寝にくいかということを実験してみましょう。

体の脇にいる場合

ペットと一緒に寝るのはよくない?寝返りのしづらさやその重要性を解説

ペットと一緒に寝るのはよくない?寝返りのしづらさやその重要性を解説

ペットは飼い主の温かみや匂いを好んでどうしてもお体の近くにきますよね。

これはかなり寝返りが打ちづらい最悪ポジションです。

ペットを飼っている方だったら皆さん体験したことがある方は多いかと思います。

また体が小さなペットであっても、自分の体で潰しちゃいけないと思ってそちらの方向へは寝返りを打たなくなってしまって、いつも反対向きばかりで寝てしまうということが起こってしまうんです。

ですので体の脇にペットを寝かせることは絶対にNGです。

ペットが足元にいる場合

ペットと一緒に寝るのはよくない?寝返りのしづらさやその重要性を解説

では足元なら良いかというとそうではありません。

実は寝返りを打つときに人間は結構足を立てて寝返りをしています。

なので足を立てて寝返りをしたいと思っても足の上にペットが乗ってしまっているととても寝返りがしにくいのです。

寝返りには重要な役割がある

なぜ寝返りが打てないからよくないかというと、寝返りには重要な役割があるからです。

体液の循環

人間の体の中には血液、リンパ液、関節液、これらの水が流れています。

この体液の循環をより促すこと、これが第一に重要な役割です。

体温調節

睡眠中には体の下に熱がこもってきます。その熱を寝返りを打って放散しているのです。

寒いときでも血流をよくすることで温かさを保っていると言えます。

姿勢のリセット

日中は頭から足先まで重力がかかっているので背骨が歪んできます。

背骨に負担がかかって歪んだ姿勢を寝返りを打って動くことによって、骨や椎間板などの組織を元の状態にリセットし骨の並びをよくする。

これも重要な役割です。

詳しく解説

大人になっても寝返りは重要!寝返りによくないものや確認方法を解説

ペットとは別々で寝ることを推奨します

ペットと一緒に寝るのはよくない?寝返りのしづらさやその重要性を解説

寝返りを打って快適に眠るためにはベッドや布団で一緒に寝ないことです。

ベッドや布団の上からはどかせて下で寝させるとか、もしくはペットと自分の体が当たらない広いベッドだとよろしいかと思います。

ペットでなくても抱き枕の大きなものなども同様に寝返りが打ちづらくなってしまいますのでご注意ください。

可愛いからどうしても一緒に寝たいという気持ちもわかりますが、今日の睡眠は明日の活力にとても重要なことですので、良い睡眠をとるためには少しペットは離れて寝ていただくようにしていただきたいと思います。

最近ではペットを飼う方沢山増えていますので、是非このアドバイスを有効に利用してください。

さらに寝返りを打ちやすくするためには正しい枕を使うこと

ペットと別々に寝たりして寝返りが打ちやすくなったと思っても、枕が適切に合っていなければ寝返りは打ちづらいままです。

一人一人の体に合わせて睡眠姿勢を整えることが寝返りのためにはまず大事なことです。

適切に体に合った正しい枕とは

体格に合った高さ

それぞれの体格に高さを合わせて首の姿勢よくし、体の軸を整えることがまず重要です。

適度な硬さ

高さを維持できる適度な硬さも大事です。柔らかいと首が安定しないので寝返りがしづらくなってしまいます。

平らな形

丸い頭が転がりやすいように平らな形も重要です。凹凸があると頭がはまったようになり、坂を上るように力が必要になるので寝返りがしづらくなります。

これらの条件を満たした枕を使うことが重要です。

詳しく紹介

正しい枕の必要性|枕外来の整形外科医が解説

山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕

完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる


山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の条件を満たすようにできています。

ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。

計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。

高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。

オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。

整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、

その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。

詳しく紹介

オーダーメイド枕の整形外科枕

整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能


しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。

またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。

そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。

このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、

ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。

枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。

でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。

自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。


自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。

これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。

そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。

まずはご自身で高さ調節可能なドクターズピローがおすすめです。

ぜひ自分に合った枕の条件を整えてぐっすりと良い睡眠をとっていただきたいと思います。


ご自身の体に合わせて高さ調節可能

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