整形外科で枕外来をやっている理由・位置づけを解説
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
整形外科とは何をするところ?
整形外科とは、運動器の病気を扱う専門の診療科となります。運動器とは骨、関節、筋肉、神経、これらに関わる病気や症状、これをまとめて運動器と呼んでいます。
ですので運動器疾患、様々な骨、関節、筋肉、神経の病気を扱うのが整形外科と言えます。
整形外科もいろいろな専門外来が出てきている
近年、整形外科も運動器の病気や症状それぞれ分かれた専門家が出てきています。例えば関節外科について専門外来を標榜しています。
関節といっても手首、肘、肩、指、股関節、膝、足、足の指とたくさんありますよね。こういった関節それぞれのパーツを専門とする専門外来、こういったものが出てきているんです。
例えば膝関節外来、肩関節外来、聞いたことないでしょうか。
整形外科の専門外来の一つとして枕外来をやっています
一方、私は枕専門家ですので「枕の専門外来」を行っています。私は整形外科医として、整形外科の様々な病気の治療の根底には「良い姿勢で眠る」ということが大切だと思っているんです。
その良い睡眠姿勢で寝るために一番大事なのが、一人一人の体に合った適切な「枕」なんです。だから「枕外来」をやっています。
枕を一人一人の患者様、そして広くは一般の方々にも適切な枕を使っていただくことが健康を維持し、それが整形外科の病気を治す一番ベースにあると考えています。
整形外科が診るべき症状が枕で改善したので広めていきたいと考えた
私自身も体に合った枕を使うようになって、それまであった肩こりとか頭痛とかが一変してよくなりました。そして少しずつ患者さんに枕の具体的な調節方法を教えるようになり、次の外来に患者さんが来た時に、どんな状態か尋ねると驚くほど症状が改善していたんです。
そんな症例をなんと20年以上にわたって何万人もの方に行ってきた結果、統計的にも優位と言って科学的にも検証できる、きちっとした枕の理論を確立することができました。
だから私は、より多くの患者さんに適切に枕の調節していきたいと、これを広めていきたいと考えて枕外来を行っています。
枕外来の整形外科診療における位置づけを解説
枕外来の整形外科診療における位置づけを説明します。
枕外来は、様々な骨、間接、筋肉などの症状を訴えてきた患者様に対して検査を行い診断をして治療を行いますが、その治療の中で最も根底にある姿勢の指導、その中でも「夜間の姿勢管理」を行うために適切な枕を処方する。
これが枕外来です。枕はもう立ち上がって歩くようになった子供には必ず必要だと考えています。
私たちは整形外科枕という商品を山田朱織枕研究所で扱っております。一方16号整形外科、医療機関では玄関マット枕という手作り枕を指導しています。
整形外科枕は対象が10歳以上に対して販売しておりますが、手作りの玄関マット枕は幼時から成人、そして高齢者まで全ての方々に指導を行っています。
整形外科の治療の一つとしての枕を医療従事者にも広く伝える活動もしています
私はこの整形外科の中での枕治療の重要さを多くの医療従事者、ドクターや看護師さんに伝えています。
もし日本ですべての医療機関でこの枕外来が普及していくとすれば、多くの患者様が救われるとともに医療者の意識も変わるのではないでしょうか。
それが日本の医療にとってとても重要だと常々考えております。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
-
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
オーダーメイド整形外科枕
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
本コラムの内容は動画でもお話しています▼
-
「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド整形外科枕
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
医学的研究と臨床経験の中で生まれた当社の計測方法は、
あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。