コラム詳細

「枕外来」とは?枕外来の診察の流れをご説明します

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。

目次



枕外来は保険診療の範囲内で行う外来です

枕外来は整形外科のクリニック(神奈川県相模原市の16号整形外科:院長山田朱織)で行なっている保険診療の範囲内で行う外来です。特別な料金はかかりません。

詳しく解説

16号整形外科の特殊外来:枕外来

枕外来にいらっしゃる患者様とは

枕外来には様々な患者様がいらっしゃるのですが、多くの方々は自分に起こっている症状が使っている枕と何らかの関係が、因果があるんではないかと思ってこの枕外来を受診します。

例えば、肩こり、腰痛、肩の痛み。夜中にそのような症状がおこったり、朝目が覚めたときに症状が強い場合に夜中に使っていた枕が何か原因があるのではないかと感じてこの外来にいらっしゃいます。

そこで患者様から、適切な枕とはどういうものか、凹凸の枕、柔らかい枕、硬い枕、どんな枕を使うべきなのか。またそもそも枕はどのような効果があるのかという質問をいただきます。

枕外来でお伝えすること

私は16号整形外科の枕外来の1回目の診察の中で、どのような条件の枕を使うべきかを丁寧にご説明し、実際に具体的なものを使って枕の高さ調節について説明を致します

枕外来は2回目の診察時に枕の高さを調節します

2回目の診察の時には実際に素材を患者様自身に準備して持ってきていただいて、横になって枕の高さを調節するということを行っています。

どんな素材を使って、高さ調節をしているかというのは以下のコラムにてご紹介しております。よろしければご参照ください。

詳しく解説

自宅でできる手作り玄関マット枕(NHKガッテン!で紹介された座布団とバスタオルで作る枕)

枕外来とは治療の一環として枕の指導をするものです

夜間使用する枕が合わないことによって、さまざまな症状(例:肩こり、頭痛、不眠など)をきたしている場合、病気の診断をし、治療の一環として“適切な枕の指導”を行うものです。ご自宅から枕素材(座布団やタオルケット等)をご持参頂き 調節しております。

玄関マット枕

改めて枕外来の定義を申し上げます。

・第一に患者様が自分の体に合った適切な枕を欲しいと思っていらっしゃること

・第二に医師が正しい枕について説明ができること

・第三に正しい枕を入手することができること

この3つの条件が揃っているのが「枕外来」です。

第三の正しい枕とは、手作りでお作りいただく玄関マット枕でも、オーダーメイド枕の整形外科枕でも良いと考えています。

山田朱織が説明している

枕外来に来た時の診察の流れ

次に実際に16号整形外科の枕外来にいらした患者様がどのような流れで枕診療を進めていくかをご説明します。

まずは問診を行います。その中では患者様がどのような寝具を使っているかを事細かに伺います。

そして具体的にそのような症状が何の原因に基づいているのかを触診します。

画像診断を行って最終的に確定診断。「~~」という病気ですという診断を下します。

この診断に基づいて治療を組み立てます。様々な治療がありますが一番根底にあって一番重要なのが「生活指導」です。具体的に資料なども使用してご説明をします。

最終的には適切な枕を手作りするための説明を行って初診が終了。次回の再診時には素材を患者様のご自宅から持ってきていただきます。

再診時、当院のベッドの上で実際に横になって枕の高さの計測を行います。

最終的な高さが決まったらそれをそのまま自宅に持って帰って枕を使用していただく。

後日この枕が適切にあっていたかどうかの判断を行い必要があれば再調整をする。

ここまでが保険診療の中でできる枕外来です。

よくあるご質問と注意点

オーダーメイド枕をご紹介することもあります

枕外来を行っていく中で、手作りの枕がメンテナンスが大変であるとか、すぐに崩れてしまって調整が面倒という場合には、山田朱織枕研究所の商品である整形外科枕を希望する方もいらっしゃいます。

その場合は整形外科の診療の方での枕外来は一旦終了し、その先で山田朱織枕研究所という株式会社の方でオーダーメイド枕をお作りすることをお勧めしています。

また、枕外来の設置にご賛同いただいている提携病院では、正しい枕を患者様が入手する方法としてオーダーメイド枕の整形外科枕のみをご提案いただいている病院も多いです。しかし枕外来の定義の3項目「患者様が自分の体に合った適切な枕を欲しいと思っている」「医師が正しい枕について説明ができる」「正しい枕を入手することができる」を満たしておりますので、枕外来と呼称していただいております。

詳しく紹介

全国の提携病院にて整形外科枕の計測をご利用いただけます

まずは生活のインフラとしての枕を整える。

よい睡眠姿勢で寝るということから試して頂ければと思います。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

  • 整形外科枕計測

    「枕外来のオーダー枕」

    私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
    という患者様が沢山来院します。
    好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
    体格によって適合する高さが違います。

    オーダーメイド整形外科枕

本コラムの内容は動画でもお話しています▼


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    オーダーメイド整形外科枕