コラム詳細

整形外科医の本音シリーズ「韓国の医師が枕研修に来院してくれた話・後日談」

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が本音を語ります。


山田朱織って誰?

プロフィールをご紹介

整形外科医の本音シリーズ、今回は韓国のリー先生についてお話します。

リー先生については枕の研修に来日したお話を以前にしましたが、その後も先生の枕愛が止まらないんです。

韓国へ帰られた後の後日談として今回はお話したいと思います。


枕で治療するという考え方が国境を越えて伝わった

韓国からわざわざ枕の研修にいらしていただいたリー先生は、当院で枕の作り方であったり、調節方法であったり、枕の歴史なども含めて色々なことを学んだ後、韓国にソウルに帰られました。

ソウルの空港から市内の自宅に戻るまでの間、すぐに量販店によって枕の素材を買って、翌日さっそくご自分のクリニックのスタッフ10人ほどに枕の計測を行って手作りして差し上げたんですね。

その方々が肩こりが良くなったり、頭痛が減ったりしてとっても効果があったとのことで、先生はますます興味深くなって患者様にも手作り枕を作ってあげたそうです。

また例えば肋骨が痛い、もしくは肋骨骨折したばかり、というような全然首と遠く離れた場所の痛みにも寝る時に負担を加えないように調節すると、楽になって痛みが軽減しますよっていうお話をメールですると、なんとすぐにそれを試してやってみられるんですね。

そして素晴らしいのは、その枕調節をして手作り枕を患者様に差し上げて使っていただいた後、先生自らが患者様に電話をかけてどんな状態かなっていう様子を聞いてらっしゃるということです。これも中々できることではありません。

さらにこの間驚いたのは訪問から帰られて3週間ぐらい経った頃、韓国のダイソーに行って枕の素材となるものを色々買い込んでですね、なんと25人の患者様に手作り枕を作って差し上げたそうです。

これもまたすごく効果が出てるということで、もう先生の枕愛と枕の実践については留まるところを知らないという状況です。

私は東西を問わず国境を超えて、枕に対する情熱や枕で治療をするっていう考え方が伝わったっていうことがとっても嬉しく、そして患者様にとってもすごく朗報なのではないかと考えています。

様々な国籍、体格の違い、人種の違いがあっても、枕の必要性っていうものはなんら人間変わりがないんだと、自分も実感できました。

リー先生、本当にありがとうございます。そして、これからもよろしくお願いいたします。


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