コラム詳細

枕が合わないと出る12個の症状を解説

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

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山田朱織が診察をしている様子

普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。

目次



枕が合わないと全身で症状が出現する可能性がある

これまでに整形外科の枕外来で見てきた患者様は、ふかふかの枕、凹凸の枕のような一人一人の体に合わない枕を使っていると、様々な症状が出現していました。症状は頭の先から足先まで全身に起こると考えてください。

首や肩は枕に関係あると思うかもしれませんが、「なぜ頭のてっぺんから足の先までなんですか?」と不思議に思う方もいるかもしれませんが、それは寝返りがしにくくなるから全身に症状が起こると考えています。

適切な枕を使うとスムーズに寝返りが全身でできます。 寝返りが楽にできるということは、体を寝ている間に(無意識の間に)楽に動かせることができるので、全身に血液循環リンパの流れを促し、体が疲労した状態から翌朝までにリセットし、回復することができるんです。


枕が合わないと出る12個の症状

寝返りがうまくいかないことによって体の節々、全身の節々に痛みが起こったり、神経が圧迫されたり引き伸ばされることによって痛みやしびれを感じたり、これは局所のみならず全身どこでも起こる可能性があるわけです。

例えば症状としては、

頭痛

首が痛い

肩が凝る

肩が動きにくい

背中が痛い

胸が痛い

手がしびれる

腰痛

腰が痛い

足がつる

足がしびれる

膝が痛い

本当に様々な症状が起こります。

私は毎日のように外来でそのような全身の痛みの患者様に対して、枕の高さを調節し夜間ぐっすり眠れるように指導しています。 

枕が合うと体が楽になるのと同時に、熟睡できることが重要

もちろん、その一つずつの場所に対して寝返りが打てて体が楽になるということはもちろんのこと、もう一つのメカニズムは熟睡できるということが様々な症状、慢性的な痛みに対して痛みを感じにくくする機能があるんです。

運動器疼痛、要は整形外科医が見る節々の体の色々な場所の痛みやしびれや不快感、こういったものが眠れないことで睡眠障害を伴えば非常に高く70%ぐらい出現するという論文もあるぐらい悪いことが起こってしまうのです。

逆に睡眠をよくしてあげると痛みや症状に対する感じ方が和らぐので楽になったなぁと実感できるわけです。


うつ病だとおっしゃった患者様も枕の高さ調節で改善

当院に来院した患者様で大変記憶に深い方がいました。私はうつ病じゃないかと思いますというご相談でいらっしゃったんです。

気持ちがパッとしない、いつも憂鬱な気分、そして全身あちこちが痛い辛い。

私がその患者様に教えしたのは枕の高さを調節することだけです。

詳しく解説

うつ病で眠れない方には正しい枕も必要です

患者様が2週間適切な枕を使ったことによって、「眠れたんです。なんか気持ちが明るくなりました。そして、眠れたら体のあちこちの痛みが改善したんです。」とおっしゃいました。

要は眠れることと体が痛い、もしくは体の症状が取れる、これはとても密接な関係があるということになります。

簡単です自分の体に枕を適切に合わせること、これを今晩から是非やってみてください。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

整形外科枕ドクターズピローはご自身で高さ調節が可能です。

ぐっすり眠っていただくためにも適切な枕を使っていただきたいと思います。

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