子供に枕は何歳から必要?注意点も含め医師が回答します
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
子供には何歳になったら枕が必要?
私の考えでは少なくとも10歳以上、小学校の中学年くらい以上は枕を使う必要があると考えています。それは体格骨格が大人に近づいてくるからです。
枕が本当にいらないのは歩きはじめる前の0歳時のみで、それ以上は何らかの枕が必要だと考えています。
目安は6歳くらい、小学生になったら適切な枕をぜひ合わせてください。小学生になったら枕の高さの調節をしてデメリットはないと考えられます。
その時の一番大事なポイントは一人一人の子どもの体格に合わせた枕の高さだということをお母さんお父さんが覚えておいてください。
子供の枕はどうやって選べばいいの?
海外でも日本でもまだ子供に対してどのように枕を選ぶか、もしくは手作りして枕を調節してあげるか、これの科学的医学的根拠はまだないんです。
ですから、私たちが20年間研究してきた内容はとても貴重なアドバイスになるかと考えています。
まず枕調節方法は、大人に対しても行っている枕調節方法を元に上向き、横向き、そして寝返り全てにピッタリ合う一人一人の体に合った高さを決定してください。
子供さんでも同様にやっていただけます。
気を付けるべきは子供の成長とともに枕の高さを調節しなければならないこと
その高さを調節しても、その後、大人と子供で最も違うこと、それは子供の身長、体重の成長なんです。
子どもの体格は日々、毎月、毎年、刻々と変化します。ですので適宜枕の高さを調節しなければいけないんです。
枕がズレていたり、枕から頭が落ちていたら調節するタイミング
調節するタイミングはというと、是非お母さんに「子供さんが寝ているところをちょっとのぞいてみてください」という風にお話をしています。
寝ている時に枕が頭の下から外れてしまうようなことがあったり、枕から頭が落っこちてしまうようなことがあればその枕はお子さんの今の状態には合っていません。
ですので適宜枕の高さを調節する必要性があるんです。
柔らかい枕、ドーナツ型枕、凹凸枕などは子どもに使用するべきではない
少なくともふわふわの柔らかい枕や真ん中が空いているドーナツ型枕、もしくは近年大人と同様の凹凸の枕、このようなものは子供さんにも使用しないでください。
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「子供も枕調節?」
子どもも枕の高さが合っていないと
高さ調節が必要?
大人と同じように枕が飛んでしまったり、
枕から頭が落っこちて寝ていたり、
首に大変負担のかかることが
起こっている可能性があります。
枕の高さ調節をやってみるべきかと思います。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
成長期の子供は体格の変化に合わせてその都度高さ調節が必要です。
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「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
オーダーメイド整形外科枕
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
本コラムの内容は動画でもお話しています▼
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「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド整形外科枕
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
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あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。