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頚椎椎間板ヘルニアの再発予防|原因や姿勢管理の重要性について

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

頚椎椎間板ヘルニア再発の原因と予防

今回は頚椎椎間板ヘルニアが再発したらやってほしいことについて解説していきたいと思います。

皆さん、頚椎椎間板ヘルニアという言葉聞いたことありますでしょうか。

有名なのはどちらかというと腰の腰椎椎間板ヘルニアかもしれません。しかし、首も腰も同じような解剖的な構造になっていますので 腰にヘルニアがあるように首にもヘルニアがあるんです。

首から肩肘手先まで痛みやしびれが出てしまうというのが比較的典型的な頚椎椎間板ヘルニアの症状です。

その頚椎椎間板ヘルニアが例えば5年前に一度症状が出て、一度は改善したんだけれどもまた同じような症状が出て再発した場合の原因や予防方法をお話ししていきたいと思います。


頚椎椎間板ヘルニアの原因

まずは首の解剖的な構造について説明します。

首には7つの骨があります。その骨と骨の間には椎間板という部分があります。

椎間板は神経を圧迫しないような前方部分にあるんですが、これが何らかの悪い刺激や怪我や事故また遺伝的な椎間板の弱さがあると だんだんに潰れてきて後ろにはみ出してしまいます。

このはみ出た部分を椎間板ヘルニアと言います。


そして首の後ろには太い脊髄神経と細い枝のような頚神経がいくつもあるので、これを運悪くヘルニアが押してしまうとその部分の痛みやしびれや感覚の障害ひいては力が入らないなどということも起こってくるんです。

太い脊髄神経の方が圧迫されてしまうとひどい障害が出ます。

例えば完全に物を持てなくなったり、手の肉が痩せてしまって非常に筋肉を使いづらくなったり、細い箸やペンや小銭を数えるなど動作がしにくくなったり、さらにひどくなると足の障害が出て歩けなくなってしまったり、お小水や便など排尿排便にも障害が出てくることもあるんです。そういった怖い病気なんですね。

一方で細い頚神経のだけがやられた場合は何が起こるかというと、右と左と分かれていますので片側だけに障害が出ます。

例えば右の肩から腕が痛みやしびれが出た場合には右側に頚椎椎間板ヘルニアが起こった可能性が高いと言えます。



再発には2種類あります

手術をして治していた場合

まず手術はどんなことをするのかというと、首の前から切開を入れて骨と椎間板に到達したら前側の椎間板を取ってヘルニアの出っ張ってる部分を戻します。


そして何もなくなってしまうとグラグラするので、空いた部分に自分の骨盤から取った骨や人工骨という人口の骨を入れることで首の骨をしっかりと固定します。

これによってヘルニアの出っ張りがなくなって首がぐらつかないからヘルニアの障害がなくなるわけです。


このような方法を前方固定術と言います。とてもヘルニアの方には多く行われている手術方法です。

しかし、ここで問題があるんです。いろいろな研究者が研究した内容によって少しばらつきはありますが、文献によっては30%ぐらいの方が手術をした後10年以内に再発しているという報告もあるんです。

なぜ再発するかというと、手術した部分はしっかり固定されますが、その上と下に極度の負担がかかってしまい新たなヘルニアができてしまうんです。

つまり手術をして10年経ったときに10人中3人には再発してしまうという危険性があるということです。



手術ではない方法で治していた場合

保存的な治療、つまり薬や注射やリハビリテーションなどで治したんだけれども再発してしまった場合。

この時、問題となるのは実は姿勢なんです。

起きている時の姿勢と寝ている時の姿勢、この2つの姿勢が悪いといくら薬や注射の治療を一定期間行って良くなってもまた再発を繰り返してしまうんです。

姿勢はとてもヘルニアの再発防止には重要です。


ヘルニア再発の予防

起きているときの姿勢管理


立っている時、座っている時の姿勢を意識して正すことが重要です。

 首のヘルニアに負担をかける姿勢は、顎が出て背中が丸くなっているような状態や、首が少し後ろに傾いたり左右に傾いたりしている時です。

このような姿勢は椎間板ヘルニアの障害を大きくしてしまいます。

体の軸がしっかり通っていて左右が対称になっているような首のポジションを取っていただくとヘルニアがより悪くなるのを少しでも抑えることができます。


寝ているときの姿勢は枕が重要


寝ている時はふかふかの枕や縦や横に凹凸の枕は使わないでほしいんです。

なぜなら首の中にへルニアがあるにも関らず寝ているときに首がグラグラ揺れてしまうとより神経を圧迫して悪い刺激が神経にいってしまうからです。

ではヘルニアの方がどういった枕で寝ればいいかというと、

・枕の高さが体に合っていること

・高さを維持して首が安定する適度な硬さがあること

・寝返りが打ちやすい平らな形であること

上向きでは首の角度をよくして椎間板ヘルニアの神経の圧迫を最小限に食い止めることが重要です。

横向きになったときには体の軸がお布団の面と平行になるようになっていることで、首が安定して寝返りが打てれば首の神経を圧迫せず翌朝の症状がよくなっているはずなんです。

朝起きた時に首から手のしびれや物が持てないというような症状がより悪く出るようでしたら、椎間板ヘルニアにとって合っていない枕という風に考えていただきたいと思います。

手術をしても再発するというリスクを考えるとなるべく手術をせずに症状が治まって、ヘルニアは持っているんだけど快適に生活ができるということが大事だと考えます。

そのために大切なことは日中と夜間良い姿勢でいることです。

今日お話した内容をよく参考にしていただいてヘルニアの方が1人でも症状を出さない快適な生活を送れることを祈っています。


山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕

完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる


山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の条件を満たすようにできています。

ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。

計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。

高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。

オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。

整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、

その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。


整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能


しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。

またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。

そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。

このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、

ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。

枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。

でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。

自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。


自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。

これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。

そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。

ぜひ自分に合った枕の条件を整えてぐっすりと良い睡眠をとってください。


ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。


枕を作成された5万人のお客様の計測データ、サポートデータを基に、

年齢、性別、身体計測値と枕高との相関について統計解析を用いた研究を行い、研究成果は医学論文として発表ししています。

正しい枕を使用する前と後で症状がどう変わったかを、16号整形外科を受診して、至適まくらを使用して経過観察した410例(男195/女215)、14〜93歳(平均50.5歳)の患者様を対象に調査しました。

結果としては、正しい枕の使用後に、頚椎症状、頭痛、不眠などの症状が改善されています。正しい枕は様々な症状の改善に有効なのです。

肩こり、頚部痛、肩上肢痛、不眠など7割以上の患者様が改善し、手のシビレ、頭痛、めまいなども5割〜6割が改善していました。

適切な枕の高さを是非試してみてください。まずはネットで気軽に購入可能なドクターズピローがおすすめです。


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