枕の買い替えタイミング5つのポイント|多いほど早めに買い替えをおすすめ
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
枕が合っていないと起きやすいこと
皆さんこんなお悩みありあせんか?
・朝起きたら枕が飛んでしまっていたり、手を敷いて寝たりしていて朝疲れている
・朝、首肩がこっていたり疲労感かある
なんとなく自分の枕が合っていないのではと感じて、それで「体が疲労」したり「首肩がこったり」辛いなといった症状と関連があるんじゃないかなとお悩みの方結構多いんです。
枕が自分の体に合っていない時、何か対処しなければいけない時のポイント5つをお教えします。
自分に枕が合っていないと見極める5つのポイント
1:朝、目が覚めた時に枕が頭から離れている
目が覚めた時にすでにがどこかへ飛んでしまっていたり、体自体が曲がってしまって頭が落ちてしまっている。
枕と体が離れてしまうような時は枕が合っていない可能性が非常に高いです。
もし合っていれば枕が多少ずれたとしても、そこに乗っていこうとするものなんです。
寝ていても自分で頭をいい位置にしたいと思って、動いていったりちょっとずれても自分で引き戻していい位置に直したりできるんです。
それが合わない枕だとどこかへ飛んでしまってそのまんまになってしまうんですね。
その方が逆に楽だからなんです。
2:寝ている間、頭の下に手を入れている
手を頭の下に入れていたり、枕の下に入れていたりする場合、高さが足りなくて手の平の厚さを入れて枕の高さを足そうとしている可能性が高いです。
また柔らかいふかふかの枕の時もこれが起こります。
柔らかい枕に寝ていると頭がグラグラしてしまうので、そのぐらつきを止めようと手を差し込んで安定させようとするのです。
首の中にある神経がグラグラしてしまって痛めてしまうことを無意識に抑えようとしている行動です。
3:うつぶせになって寝ている
大抵は枕の高さが低すぎるときに起こります。
横向きになっているときに下になっている肩が邪魔になってきます。
肩が圧迫されて辛いのでさらに肩を後ろに引いてうつぶせ寝の状態になってしまうのです。
そのままだと耐性を維持するのがきついので枕をどけて手を敷いてうつ伏せになっていたり、柔らかい枕を潰して
うつ伏せになってしまっているということが多いです。
4:寝返りで目が覚める
何度も何度も寝返りの度に目が覚めるというのは、睡眠が分断されてしまいますので質の良い睡眠とは言えないと考えます。
逆に全く知らないうちにスムーズにコロコロと寝返りが打てていて、夜寝てから朝起きるまで一度も途中で目が覚めた記憶がないというのはとてもよく眠れていると思います。
5:熟睡感がない
寝づらかったり、何度も目が覚めたり、体勢がうつ伏せで苦しかったり、いろんなことで熟睡感は損なわれてしまいます。
ポイントの数が多いほど自分の体に枕が合ってないと考えていただければと思います。
自分に合った枕の条件を解説
1、体格に合った高さ
では、どんな枕がいいのか。まず第一に一人一人の体格にあった高さが重要です。
私たちの長い研究の中で上向きで寝た時の最適な首の角度は約15度です。
概ね15度前後の角度になると神経がリラックスするということが分かっています。
2、高さをキープできる適度な硬さ
枕の高さが決まったらその高さをキープできる適度な硬さが重要になります。
頭の重さ4~5キロが乗っても沈み込まないようなしっかりした硬さです。
3、枕の表面が平ら(フラット)であること
表面は平らな形が重要です。
凹凸や中の素材が寄ってしまったり、パーツごとに分かれた状態などではなく、すべてがフラットな構造が最も寝返りを打ちやすいのです。
4、調節・メンテナンスができること
4つ目の条件は、高さ・硬さ・平らな形の3つの条件に何か問題が起きた時に適宜調節ができるということです。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる
当社で計測販売している整形外科枕は枕に重要な4つのポイントを満たしています。
私共の枕の計測ではお客様自身の楽かどうかというお声を聞きつつ、客観的に見て枕診断士というプロフェッショナルが適切な高さを決めていきます。
仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番良い高さの枕を決定します。
作成後の高さや硬さの調整も可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
今回のチェックが多かった方、4つの条件をいつも念頭においておけば適切な枕を常に使い続け、体に対する負担を減らし熟睡することができるかと思います。
正しい枕で是非良い睡眠をとってください。
ご自身の体に合わせて高さ調節可能
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼
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「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド整形外科枕
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
医学的研究と臨床経験の中で生まれた当社の計測方法は、
あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。