整形外科医の本音シリーズ「2024年9月に北海道で講演を行いました」その2
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
整形外科医の本音シリーズ、今回は北広島医師会で9月にさせていただいた講演についてお話をしていきたいと思います。
前回は現地開催の素晴らしさについてお話をさせていただきましたが、今回は「枕に悩む人は全国にいる」というお話をさせていただきます。
救急の日にちなんだ講演会
9月9日は救急の日ということで、救急医療・救急治療についてみんなが考える日となっているわけです。
その救急を記念しての講演会だったので、私は「枕救急車とは?肩こり・不眠・いびきの方は必見です」というタイトルで講演いたしました。
そして、 手作りの玄関マット枕もしっかりと作り方をお教えするという内容だったんですね。
実際に北広島市でも多くの方が悩んでいました。
少し早く現地に到着して、札幌ドームが移転したエスコンフィールドというのが北広島市、現地にあったので少しそこを見て回ったんですがものすごい賑いでした。
多くの旗が出いて野球観戦のみならず、たくさんのイベントが行われていたり多くの人が集まって本当に楽しそうに過ごされていました。
レストランあり、宿泊施設あり、広い芝生があって、そこでみんなのんびりと楽しく過ごされていました。
そんな笑顔の裏にも、多くの方が実は関東と何にも変わらず悩んでる方がたくさんいたわけですね。
どんなに枕が大事か、どんな風に枕を調節して自分の体に合った枕を使えばいいのかということをしっかりと説明してご理解していただいた上で、講演の最後に質問を受けたんですが2つほどご質問いただきました。
講演会での質問
敷物はどうすればいいの?
1つは枕の重要さやどんな風に自分の体に合うように調整すればいいかは分かったけれども、布団やマットレスってどうすればいいんですか?という質問でした。適切な質問ですよね。
その適切な敷物についてもご解説してきました。
長くは今回は語れませんが、一言で言えばいかに、マットレスや布団の方を寝返りしやすいように調節するかです。
適度に硬くないと寝返りはできないんですね。
最初にまず枕を調節して、適切な枕の高さが決まったら枕を置いた状態で、いくつかの敷物を試してもらえばいいです。
せっかく枕の高さを調節しても、寝台が柔らかすぎたり硬すぎたりすると、適切な寝返りはできません。
体がスムーズに動かない。
そこでマットレスや布団の硬さを変えてみるってことも必要になりますと回答申し上げました。
うつぶせ寝のときはどうすればいいの?
もう1つの質問は、うつ伏せで寝てしまうんだけど、その時の枕はどうすればいいですか?っていうご質問をいただきました。
基本的には、私たちが推奨する整形外科枕や玄関マット枕の考え方というのは、上向きと横向き、そして寝返りの3つの睡眠姿勢で使っていただくものなので、うつ伏せには適応しておりません。
どうしてもうつ伏せになりたい場合は、枕を外してうつ伏せになっていただくことを推奨しています。
そこに柔らかいクッションを置いてしまうとか、そのままの整形外科枕の上にうつ伏せになってしまうっていうのは、不適切です。
まだまだ私もうつ伏せについては研究をしていますので、研究結果が出たらまた皆様にお伝えしたいですと回答して終了いたしました。
今回は、本音シリーズですので講演会の私の感想と、そしてますます正しい枕の使い方を全国に広めていかなければいけないということが分かったという報告でした。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
今すぐ計測予約する
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
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