朝からツボが痛い!3つのツボと解決方法をお話します
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
朝からツボが痛いけどどうしたらいいですか?
今回は朝からツボが痛い!3つのツボと解決方法をお話しますというお話です。
ツボという言葉を聞くと皆さんマッサージをイメージされる方が多いかと思います。
ツボは誰でも痛い場所と病気だから痛い場所がある
ツボの定義は「押すと痛い場所」です。
押すと痛い場所=ツボは圧痛点ともいいます。
3つの圧痛点
神経性の圧痛点
神経からくる神経の障害の場所が痛い圧痛点
内蔵性の圧痛点
体の中にある内臓が炎症などを起こすとそれに関連する体表面のある特定の場所が痛くなる。
生理的圧痛点
病気や症状とは関係なく押すと誰でも痛い。骨の上などにあるポイント。
押すと誰でも痛いポイントと病気だから痛いポイントがあり、その病気は内臓性と神経性に分かれるということです。
こんなことも少し知識として覚えておいていただければと思います。
東洋医学のツボは経穴(けいけつ)と呼ばれている
圧痛点は東洋医学では経穴(けいけつ)と呼ばれています。
これは経絡という気が流れる場所に沿って点在する痛みのポイントです。
東洋医学で鍼灸などの治療ではその経絡に沿って経穴に鍼を刺すとか、お灸を置くといったことが治療上重要なポイントとして考えられています。
これは数千年の歴史を経て研究されて体系化されたものなんですけれども、日本、中国、韓国、色々な国別によってもその経穴の場所ツボの場所というのは少しずつ考え方が違ったりもするようです。
西洋医学のツボはトリガーポイントと呼んでいる
西洋医学の方ではトリガーポイントと呼ばれていて圧痛点を治療に応用しています。
このトリガーポイントは単なる押したら痛いという場所ではありません。
4つのポイントを満たして初めてトリガーポイントと言えるんです。
1,限局した硬結(こうけつ)
触るとそこに硬いものを触れる。
2,関連痛
その場所を押しているのに別の場所がひびいてしまうような関連する場所の痛み。
3,症状の再現性
一回だけ押して痛いのではなく、何度押しても同じように痛い。
4,自律神経反応
例えば立毛や発汗。押すと身の毛がよだつではないですけれどもぶるぶるっとくる、なんか汗が出るというような自立神経反応。
これらのポイントを満たす圧痛点が西洋医学でいうところのトリガーポイントなんです。
私たち整形外科医はこのトリガーポイントに直接注射をすることでそこに起こっている痛みや症状を緩和します。一つの治療法なんです。
しかし注射を打つのは怖い、嫌いだから他の治療がいいという患者様も多いです。
注射をしない場合には、例えば湿布を張ったり、患部をお風呂で温めたり、洋服の上からだったらホカロンを貼ったりしてそこの血流を良くしてあげてトリガーポイントの場所の痛みを緩和することが肝要だと思います。
私自身も整形外科医としてやはり痛みを伴うような注射治療よりも、体に優しく痛くない治療がご提供できればといつも考えています。
枕がトリガーポイントの痛みを和らげるアイテムとなる
寝るときの枕がトリガーポイントの痛みを和らげるとっても重要なアイテムだと考えています。
例えば真ん中が凹んでいるような凹凸のある枕で寝ていると、頭がはまるような形になり寝返りが打てなくなってしまいます。
寝返りを打たないと首の神経が引っ張られたり逆に圧迫されたりして、首の神経を痛めてしまうことが多いんです。
楽にスムーズに寝返りができるように寝るためには凹凸枕やウレタン系の柔らかい枕はやめてください。
正しい枕の条件は
・一人一人の体格に合ったジャストサイズの高さ
・5㎜以上高さの変わらないぐらいしっかりとした硬さ
・凹凸がなく平らな形
これらが重要になってきます。このような条件を整えた枕を使っていただければトリガーポイントの痛みも改善することができます。
なぜなら一晩中6~7時間という睡眠時間で適切な枕を使うことで楽に寝返りが打てれば、首の神経を痛めることないので睡眠自体が神経が回復するための時間につながっていくわけです。
もちろん症状が起こっている原因によっては一晩では改善しないこともあります。
しかし、毎日使い続けていただくことで首にかかる負担が減っていけば症状の改善が期待できます。
もし今、病院でトリガーポイント注射を受けていたり、東洋医療の治療としてツボ刺激や鍼灸などを行っているとすれば 、枕を整えて良い睡眠姿勢で寝るというということを合わせて行なっていただければより良い効果が出ると思っています。
決して他の治療をやめることではなく枕は日常生活の一番大事なインフラの部分ですので、そこから改善することをお
勧めしたいと思います。簡単ですので今晩からやってみてください。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
完全オーダーメイドで自身の首の高さに合わせられる
山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の4つの条件を満たすようにできています。
ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。
計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。
高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
適切な枕の高さを是非試してみてください。まずはネットで気軽に購入可能なドクターズピローがおすすめです。
ご自身の体に合わせて高さ調節可能
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