コラム詳細

腰痛・仙腸関節痛治療に枕の有効性が解明!整形外科枕と寝返りの重要性

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

腰痛や仙腸関節痛に悩む方へ。整形外科枕の高さ調節が寝返りの動きや痛みに与える影響について、学会発表された研究結果をもとに、専門知識がなくても分かるよう丁寧に解説します。

目次


腰痛治療に「枕」が注目された理由

腰痛の治療というと、リハビリや投薬、注射などを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし今回、整形外科枕の有効性について、医師や理学療法士の先生方による研究が行われ、学会で発表されました。

これまで経験的に「枕が腰痛にも影響する」ことは知られていましたが、今回の研究は科学的な検証として行われた点が大きな特徴です。



腰椎と仙腸関節とは何か


背骨は上から頚椎・胸椎・腰椎と続き、その下に「仙骨」という骨があります。

仙骨の左右には骨盤を構成する腸骨があり、仙骨と腸骨の間にある関節を「仙腸関節」と呼びます。

腰痛という言葉は広く使われますが、

・腰椎由来の痛み

・仙腸関節由来の痛み

は分けて考える必要があります。今回の研究は、この違いに注目して行われました。



研究を行った医療機関と先生方

研究を行ったのは、東北・仙台にある JCHO仙台病院 の腰痛・仙腸関節センターです。

研究には、

・センター長

・整形外科医

・理学療法士

の先生方が関わり、整形外科枕の「高さを一人ひとりに合わせる」という考え方に賛同した上で検証が行われました。



学会発表された研究内容

この研究は、2025年10月に開催された日本腰痛学会にて発表されました。

研究では、仙腸関節障害および腰痛の患者約26名を対象に、

・枕の高さを調整した場合

・寝返りのスピード

・寝返り時の痛み

といった点が比較されました。



研究結果から分かったこと

研究の結果、次のような傾向が示されました。

・仙腸関節障害の方

 → 高さの合った枕を使用すると、寝返りのスピードが速くなる

・腰痛の方

 → 寝返りのスピードが速くなり、さらに痛みの軽減も見られた

この結果から、枕の高さ調節が腰痛や仙腸関節痛に良い影響を与える可能性が示唆されました。



寝返りのスムーズさが痛みを左右する

なぜ枕の高さ調整で良い変化が起きたのかについては、現時点では仮説の段階ですが、

研究に関わった先生方が共通して考えているのが、

「寝返り時のひねり(回旋)が減ったこと」

です。

腰や骨盤に負担がかかる動きが少なくなり、スムーズな寝返りができる状態が、痛みの軽減につながった可能性があります。



まとめ:治療の一環としての枕調整

腰痛や仙腸関節障害で悩む方は非常に多く、専門外来にも多くの患者が訪れています。

今回の研究により、枕の高さを整えることが、治療の一部として重要な役割を果たす可能性が示されました。

すべての方に同じ枕が合うわけではなく、

「その人に合った高さに調整すること」

が大切であることが、科学的な視点からも示された意義のある研究と言えるでしょう。

詳しく解説

理想の枕の高さを決めるための適正な条件を解説




ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。


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