自宅に出張枕計測!~お悩みカウンセリングと触診~
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
今回は枕にお困りの方のご自宅に実際に訪問して、出張枕計測に行ってまいりました。
普段のお悩みをお伺いし、触診している様子を今回はお届けします。
寝具環境を確認
まずは普段の寝ている寝室へお邪魔して、お使いのベッドやどんな状況で寝ていらっしゃるかお伺いします。
山田:広いベッドですね。クイーンサイズですか?
Aさん:そうですね。でも割とコンパクト目のクイーンだと思います。
山田:こちらにお子様も寝てらっしゃる?
Aさん:はい、家族3人で寝ています。

首・肩こり解消への鍵~実際のカウンセリングと触診~
睡眠中の不調や日常的な痛みを詳しくお聞きし、実際に触診して筋肉の緊張箇所を確認します。以下はその一例です。
山田:寝ていて目が覚めることはありますか?
Aさん:あります。2~3回くらい、大体2~3時間毎に目が覚めている感じで熟睡感がないです。
山田:寝返りは打てていますか?
Aさん:多分打たないと思うんですよね。
打つ時は大体子供の様子を見て気づいて横向くっていうことなので、寝返りは打ってる気がしないです。
山田:朝起きた時に首が痛いっていうこともありますか?
Aさん:ありますね。
山田:普段は枕なしで寝ていらっしゃるんですか?
Aさん:そうですね。子供を寝かしつけるのに腕枕をして、自分はしてないです。
子供が寝たら腕がしびれてくるのでどかして、自分はそのままうつぶせ寝になって寝ます。
山田:そうなんですね。うつ伏せになるとやっぱり寝入れますか?
Aさん:寝入れるというかその体勢が1番楽なんです。
そして、頭首を動かしながら状態をチェックしていきます。
山田:首動かしますね。上向きます。痛みはないですか?
Aさん:痛くはないですけど突っ張り感があります。
山田:下向きます。とても動きはいいですね。次に斜めにします。腕や手の方にビリビリというしびれはないですか?
Aさん:しびれはないです。
山田:お首触りますね。押しているところ痛くないですか?
Aさん:痛いです。
触診したところ首から肩甲部にかけて、いわゆる首の神経が通っているところ、腕にも痛みやしびれが出ています。

理想的な枕に重要なポイント
理想的にどういう枕がいいかという説明をします。
山田:整形外科枕は巨大な消しゴムみたいな形になっています。
これだと高さがどこで寝ても全部同じ高さです。そして、ちょっと上から触ってみてください。
Aさん:はい。中に芯があるような硬い感じですね。
山田:そうなんです。頭を支えてくれて首がグラグラしないための適度な硬さです。
高さが合っていて、適度に硬く平らな形で一定の高さになっているというのが枕の大事な条件なんです。
Aさん:あまり市販の枕とかでも見かけたことない気がするので、実際に見てちょっとびっくりです。
ここからはお使いのベッドに実際に寝ていただいて、枕の計測に入っていきます。
計測の様子は次回のコラムで公開。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
今すぐ計測予約する
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
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