タオル首枕の作り方【整形外科医解説】輪ゴム2本でコリを改善
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が、出版社の許可を受け書籍「タオル首枕でコリをとる!」に基づき解説します。
目次
タオル首枕とは?なぜ首こり・肩こりに効くのか
- ポイント1:不安定な首をしっかり支える(安定化)
- ポイント2:前傾・猫背姿勢を正しい位置に修正する
- ポイント3:首を温めて血流を改善する(保温効果)
首には「椎骨」という小さな骨と筋肉だけで、4〜6kgもある頭を支えるという重大な役割があります。デスクワークやスマートフォンの使用で首が前に出る「ストレートネック」の状態になると、首の筋肉が常に過緊張状態になり、頭痛・肩こり・首こりの原因になります。
タオル首枕は、この過緊張した首の筋肉を外側からサポートし、筋肉を安静に保つことで症状を緩和します。保温効果で血流も改善されるため、こりがほぐれやすくなります。
準備するもの
① スポーツタオル(長さ90〜130cm程度)
フェイスタオルは短くて首を2周巻けないため不可。綿100%・厚手タイプが保温性・通気性ともに◎。洗濯機で洗えるものを選びましょう。
② 家庭用輪ゴム 2本
ロールの両端を留めるために使います。ゴムが強すぎると巻きすぎる原因になるので、一般的なサイズのもので十分です。
【決定版】タオル首枕の作り方(輪ゴム2本タイプ)
綿100%のスポーツタオルは通気性・吸水性に優れ、繰り返し洗濯できるのが最大のメリットです。輪ゴムで両端を留めることで巻きが崩れず、安定したサポート力が長時間持続します。
スポーツタオルを縦長に広げ、縦方向に均等に三つ折りにします。折り目がずれると巻いたときの厚みが不均一になるので、端を揃えて丁寧に折りましょう。
三つ折りにしたタオルの短辺の端から、なるべくきつくロール状に巻いていきます。ゆるく巻くと首に当てたときに形が崩れやすくなります。巻くにつれて均等な力で押しながら進めてください。
巻き終わったロールの両端それぞれに輪ゴムを1本かけて留めます。輪ゴムが緩いとすぐにほどけてしまうので、2〜3周まわしてしっかり固定してください。これでタオル首枕の完成です。
タオルを巻く手間なしに、ワンタッチで正しい位置に固定できる「整形外科医監修の完成品首枕」があります。三層構造(ガーゼ・綿・ウレタン芯)で均一な支持力を長時間キープ。外出先や仕事中にもすぐ使えます。
専門家監修の「完成品首枕」を詳しく見る >首への正しい巻き方・フィット感の確認方法
巻き方の3つのチェックポイント
チェック①:症状のある側から巻き始める
左肩・左首が痛い場合は、左側の耳下から巻き始め、左側により厚みが当たるようにします。これにより症状のある側の神経・筋肉を重点的にサポートできます。
チェック②:顎の下にしっかり入れ込む
2周目を巻く際、顎の下にタオルをしっかり入れ込みながら巻いてください。顎が首枕の上にきちんとのった状態が正しいフィットです。あごが落ち込んでいる場合は巻きが浅すぎます。
チェック③:のど元に指1本入るか確認する
巻き終わったら、のど元に縦に指を1本当てて確認します。スッと入るくらいの余裕が適正です。入らなければきつすぎ・ぐらつく場合はゆるすぎです。
- あごがタオルの外に落ちて、首が前に傾く
- のど元が苦しい、または声がこもる感じがする
- 数分で形がくずれてしまう(ロールが固くないためです)
輪ゴムがない時の「応急処置」首枕
外出先などで輪ゴムが手元にない場合は、タオルを巻き終わった端を内側に折り込んで形を保たせるだけでも簡易的な首枕として機能します。ただし形くずれが起きやすく支持力が不安定なため、あくまで一時的な応急処置として利用してください。
長時間の使用・繰り返しの使用には「輪ゴム2本タイプ」か、整形外科医監修の完成品首枕をご使用ください。
動画で詳しく見る
タオル首枕に関するよくある質問
タオル首枕で効果を実感したら——完成品へのアップグレード
タオル首枕で「楽になった」と感じたなら、それはあなたの首が「正しいサポート」を求めているサインです。ただし、タオル首枕には次のような限界があります。
| 比較項目 | タオル首枕 | 整形外科医監修の完成品首枕 |
|---|---|---|
| 支持力の均一性 | △ 巻くたびに変わる | ◎ 三層構造で常に均一 |
| 症状側の重点サポート | △ 調整が難しい | ◎ 硬い側・柔らかい側で的確に対応 |
| 長時間使用の安定性 | △ 形くずれしやすい | ◎ 崩れない。紐での追加固定も可能 |
| 衛生管理 | ◎ タオルを洗えばOK | ◎ カバーを外して洗濯機洗い可能 |
| 今すぐ試せるか | ◎ 家のタオルでOK | △ 購入が必要 |
| 歴史・信頼性 | △ 本に基づく自作 | ◎ 1970年代から50年以上の実績 |
夜の根本ケアは「整形外科枕」——5mmを調整する枕
タオル首枕は日中の補助ケアです。夜の睡眠中に首を正しく支え、根本から改善するには、体格に合った高さの枕が欠かせません。靴は5mm単位で選ぶのに枕は適当に選んでいませんか?医学的研究に基づき、あなたにジャストフィットする高さを5mm単位で計測・提案します。
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首を整えたら、次は「耳」からリラックス
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タオル首枕で首の姿勢を正しく整えた後は、周囲の雑音を遮断することも大切です。デジタル耳栓「JIYAKU」は耳を優しく温めながら入眠音楽を再生し、首のサポートと「静寂」の相乗効果で短時間でも深いリフレッシュが得られます。
監修:山田朱織(医学博士)
16号整形外科院長。㈱山田朱織枕研究所代表取締役社長。マクラ・エバンジェリスト。治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、睡眠姿勢や枕の研究を行っています。普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えしております。
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