研究では70%の患者様が枕の見直しでいびきを改善
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
いびき対策にはまず枕を見直しましょう
今回は「いびき対策にはぜひオーダーメイド枕を試しましょう」というお話をしたいと思います。
日本のいびき人口がどのぐらいだと思いますか?実は2000万人もいびきの人口がいると言われているんです。
いびきは自分で分かる場合もあれば知らない方も結構多いと思います。
それを考えると2000万人といってもその数倍、本当は潜在的にいびきを持っている人は多いんじゃないかと私は推測しています。
よくご家族の方から旦那さんのいびきがうるさくて寝れないという言葉聞いたりします。
いびきって実は自分が困るというよりは、一緒に寝ている家族の方が結構困ってしまうんですよね。
なので是非そのご家族のためにも、なるべく迷惑をかけないようにいびきを減らすことが大事なのではないでしょうか。
枕を見直すだけで「いびき」が減らせるとしたら、それは良いことに感じませんか?
目次
合わない枕でいびきが出る?
どんな枕を使うといびきが出ると思いますか?と聞くと、高い枕がよくないと思っている方が多いようですね。
例えば柔らかい枕をに半分に二つ折りしたりして高い枕をすると、喉が圧迫されて息が詰まっていびきが出るという感じ がしますよね。
もちろん高い枕によっていびきが出ることもあります。
でも、体格に対して高すぎる合わない枕を使うと、枕は実はどこかへ飛んでしまったりするんですね。
そうすると頭が下がって顎が出て喉が圧迫されてしまうのです。
枕は高くても低くても、なしでもいびきの原因になる
高い枕がいけないだけではなく、低すぎる枕や枕なしの状態で寝ることも同様にいびきの原因になります。
枕の高さが今回のいびきの原因のとても重要なキーワードになっています。
いきびきの原因は2つに分類されます
いびきについて基本的なところをお話しします。
いびきの原因は外因性と内因性というふうに分類されます。
・外因性・・・体の外にある何らかの条件がいびきの原因になっている場合
寝具(枕や布団)、アルコール、疲労など様々な外的な要素
・内因性・・・体の内側にある何らかの原因がいびきの原因になっている場合
骨格や体格、肥満、遺伝的な要素
外因性で言えば例えばお酒を飲んだ日は、筋肉が緩んで喉が圧迫されるような感じ覚えることも多いのではないでしょうか。
飲んで帰ってきて寝た日は、ご家族にいびきがうるさいなんて言われることあるのではないでしょうか。
また日中に汗をかいて非常に疲労してしまって、より一層深く寝てしまうと知らないうちにいびきが出ている なんてこともあります。
一方で内因性であれば顎が小さい方、首が短い方、舌が落ち込んでいる方、肥満があって喉が細くなってしまっている
方、そして遺伝的な要素も実はこの中に含まれるんです。
このような様々な外因性と内因性の要素があっていびきが起こってくるわけですが、皆さんがなるべく簡単に少しでもいびきを減らすためにはこの外因性の要素の中の一つである枕を変えることで、少しでもいびきを減らす努力をしてみましょう。
さらに、いびきは睡眠時無呼吸症候群(睡眠中、呼吸が止まってしまう病気)の可能性もあります。健康な人に比べ、高血圧3倍、心疾患3倍、脳血管障害2倍というデータもあります。
枕の高さを調節しての臨床研究で70%のいびきが改善
当研究所で興味深い実験を行ってみました。ボディマスインデックス(BMI)と言って肥満の度合いを調査する指標の軽症から重症まで、1度から4度の肥満度の方40名に集まっていただいて研究を行いました。
適切な高さの枕を使用した場合と5ミリ低くして使用した場合、5ミリに高くして使用した場合とで高さを変えることでいびきの程度を調べていただいたんです。
そうするとしっかりと高さの合っている枕を使うとピタッといびきの音が消えるのですが、5ミリ高くても5ミリ低くてもどちらにも枕の高さがわずかに合っていないといびきが出てしまうということが分かりました。
70%という高い確率でこの実験が証明されました。
オーダーメイド枕なら、この5ミリ単位でお身体に合わせて作製することが可能です。
首の角度、ひいては首の中にある気道という空気の通り道を確保することがいびきを減らすために重要なポイントとなります。
枕を合わせても長年使う中で少しずつ素材が傷んでヘタってしまった場合にも、消えていたいびきが再度出てしまうという ことも起こります。
いつも自分の体に最も合う適切な高さの枕で寝て、いびきを少しでも減らす努力をしてみましょう。
簡単なことですので是非やってみてください。
適切な枕の条件とは?
まず枕の高さを整えることが大事ですが、その他の条件も満たすことが重要です。
適切な枕とは4つの条件を満たした体に合った枕です。
1、高さがお体格に合っていること
まずは高さが重要です。上向きでは首の姿勢をよくして安定させる。横向きでも高さが合って体が布団と平行になっていることで体の軸がまっすぐお整います。
2、適度な硬さがあること
頭が沈んでいかないように、首がぐらつかずに安定するように適度な硬さが必要です。
3、凹凸がなく平らな形であること
凸凹していると頭がはまったようになったり、運動量が増えて寝返りが打ちづらくなります。
平らな形が丸い頭がコロコロと転がりやすいのです。
4、メンテナンス
お体格の変化や素材の劣化に合わせて適宜枕の調節ができること。
これらの条件を満たす枕を使うことが重要です。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
完全オーダーメイド枕で自身の首の高さに合わせられる
山田朱織枕研究所の枕は正しい枕の4つの条件を満たすようにできています。
ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。
計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。
高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
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「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
オーダーメイド整形外科枕
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
いびき対策に適切な枕の高さを是非試してみてください。まずはネットで気軽に購入可能なドクターズピローがおすすめです。
ご自身の体に合わせて高さ調節可能
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼