腰を安定させて寝返りを打ちやすく「整形外科しきふとん」とは?
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
山田朱織枕研究所のご提案する布団「整形外科しきふとん」
山田朱織枕研究所では20年近く使用してきて安全性、機能性を担保した素晴らしいお布団があります。
2017年にはその機能性をより高め皆様により良くご愛用いただけるように「整形外科しきふとん」としてリニューアルいたしました。
現在、多くの患者様お客様にご愛用いただいています。
睡眠姿勢は枕だけではなく、寝台も重要である
なぜ枕専門家である私が枕のみでなく、敷布団にもこだわってきたのか。それは人間の睡眠姿勢が枕のみではなく、枕と寝台、布団やベッドマットレスこれも含めて完成するからなんです。
皆さんイメージしてみてください。自分が寝た時に自分の体に合った枕とマットレス、「体」「枕」「マットレス」の三位一体で睡眠姿勢というものが完成するんです。
枕の提案だけで精一杯だったところからお布団もご提案できるようになった
私が2003年に山田朱織枕研究所を設立して、当時は枕しか商品がありませんでした。
その頃よく患者様から「先生、敷布団はどうすればいいの?」「どんなマットレスを買えばいいの?」という質問を毎日のようにいただきました。
「こんな風に硬いマットレスを買ってね」とか、「こんな種類の布団はダメでこういう布団を買ってね」というふうにはご説明していたものの、決定的にこれがいいんだよっていう商品を勧めることはできなかったわけです。
そこでこの20年近く研究をしてきてやっと私が自分で自信を持っておすすめできる「整形外科しきふとん」が完成したわけです。
整形外科しきふとんに患者様に寝てもらった状態を解説
では、実際に寝たところを見ていきましょう。
このように仰臥位、上向きで寝ていただいた時に重要なことは、頭、胸、 腰、足、重さがそれぞれ違いますので、およそ1:3:4:2というぐらいにしっかり腰、重い腰を支えられることが重要です。
山田:腰の辺りどうですか?しっかり支えている感じがありますか?
モデル:しっかりと支えられています。
山田:沈むなーっていう感じはないですか?
モデル:沈む感じはないですね。
山田:大丈夫ですね。
腰が沈まないことによって寝返りがしやすくなる
腰が沈まないとなぜ睡眠姿勢が楽になるのか。それは夜間、寝返りが打ちやすいからなんです。
皆さんはじっと寝ているのが良いことだと思っていませんか。
人間は生理現象として寝返りを打ちます。ですので夜寝て意識のない時でも知らないうちにスムーズに動けていることが大事なんです。ちょっと寝返りしてみてください。
右、左とコロコロと腰が安定しているので寝返りがしやすいです。
このように夜間寝ている時、仰臥位、上向きで腰がしっかり支えているのみならず、寝返りという動きをしたときにも腰から骨盤が安定していることが重要なんです。
整形外科しきふとんはお身体に合わせた利用方法ができるお布団
では整形外科しきふとんの中身を見ていきましょう。
このように三層構造になっています。茶色い羊毛の部分、中に芯材という芯の部分、そして少し柔らかい羊毛の部分、この3つの三層構造になっています。
寝る人の性別年齢、そして体格によっても適度に芯がしっかり硬いんですが、体に当たる表面は少し硬いほうがいい方と少し柔らかいほうがいい方がいますので整形外科しきふとんはリバーシブルにできています。
まず茶色い硬い面からお試しください。もし腰が反るとか、どうも当たる部分が硬いな、寝返りがしにくいなと思ったらお布団をひっくり返していただいて白い面を体に当たる側に持ってきてください。
寝返りがスムーズにできることが一番重要なポイントです。
適切な枕の高さを整えたら整形外科しきふとんをやや硬めの茶色い面か、やや柔らかい白い面かを決めて今日から熟睡してください。
-
「マットレスや敷き布団」
なぜ自分の体に合ったものを
買うときの注意点
使わなきゃいけないか、
そのポイントについて具体的に
お布団やベッドマットレスを見ながら
何が重要かということを
お話していきたいと思います。
本コラムの内容は動画でもお話しています▼
関連コラム
12分割のコイルでお身体に最適な睡眠姿勢へ|オーダーメイドベッド「MAKURAinBED」の商品紹介
オーダーメイドベッド・マットレス「MAKURAinBED」の体験希望
マットレスや敷布団選びは実際に体験することが重要です
どちらかのへたりが原因?枕やマットレスを買い替えたのに肩こりが治らないのはなぜ?
ベッドのマットレスの耐久性はどれくらい?買い替えのタイミングは?
低反発マットレスはいいの?|良い悪い理由を解説します
マットレスの選び方|整形外科医の私が失敗しない方法を説明します
マットレスは硬めと柔らかめ、どっちがいいの?|理由と選ぶポイントを解説
ソファベッドはベッドとしては不向き|理由を解説します
布団とベッド、どっちがいいの?|気を付けるべきポイント
東京都渋谷区でオーダーメイド枕の整形外科枕が購入できる店舗「東京渋谷支店」のご紹介
山田朱織枕研究所でオーダーメイド枕を作りませんか?対面枕計測の体験レポート
-
「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド整形外科枕
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
医学的研究と臨床経験の中で生まれた当社の計測方法は、
あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。 -
「枕を内蔵した
オーダーメイドベッド」頭から背骨、骨盤、足まで、最適な睡眠姿勢を決定する
MAKURAinBED
キーワード、それは「寝返り」です。
枕と寝台は一体的に考えなければなりません。
これを実現しました。