整形外科枕を作成して1か月程度経ったら寝具との相性を確認してみましょう!
山田朱織枕研究所では、整形外科枕をお作りいただいてから1か月ほど使用されたタイミングで再来店をおすすめしています。
それは、ご自宅の敷き寝具との「相性」を確認するためです。
1カ月後枕を持って再来店
山田:こんにちは。その節は枕計測に来ていただいてありがとうございました。今日はどうしました?
Mさん:あの先月枕を作ってもらったんですけど、家で使うとなんとなく合わない感じがして調節ってできますか?
山田:今日はご予約されてますか?
Mさん:あ、予約はしてないんですけど。
山田:そうですか。でもちょうど今空いているので大丈夫です。お部屋へどうぞ。
※当日ご予約なしでの来店でも、空き枠があればすぐ対応可能ですがお待ちいただく場合もございます。
確実に調整ご希望の場合は事前に調整の予約を取ってからご来店ください。

ご自宅で違和感…その原因は?
山田:じゃあ、お持ちいいただいた枕出していただけますか?
Mさん:作った時のままになってます。
山田:わかりました。中身をご自分で調節されたりとかはしてないですか?
Mさん:してないですね。自分でいじってさらに合わなくなったりしたら怖いので、ちゃんと見てもらったほうがいいかなと思い持ってきました。
山田:了解しました。それではまず計測台で寝てみましょう。
Mさん:あれ?なんかやっぱりここで寝た方がずっと楽ですね。
山田:枕はまだ何も変わっていませんが、家だとどんな感じですか?
Mさん:なんか家で寝てると喉詰まる感じがしたり、ちょっと首が突っ張る感じがするんです。
山田:確かご計測の時にご自宅のマットレスは低反発ウレタンと伺っていましたが変更されましたか?
Mさん:いえ、なかなか買い替えはすぐにはできなくて、まだそのまま使っています。
山田:分かりました。それでは、そのご自宅のマットレスと比較していただきながら、枕もちゃんと合っているか改めて確認していきます。
1、上向きでのチェック
・首の付け根までしっかり当てられているか → 問題なし
・喉の苦しさ → なし
・後頭部の硬さ → 適切
・首から背中にかけて枕の角が当たる違和感 → なし
2、マットレスのチェック
・背中から腰がリラックスしているか → 付いている感じ
・腰の後ろに隙間が開く感じ → なし
・計測台とご自宅を比較 → ご自宅では腰が深く沈むため、首が枕に突き上げられていた
3、横向きでのチェック
・肩や顔の圧迫感 → なし
・首の辛い側 → なし
4、寝返りのチェック
・寝返りの軽さ → 計測台では軽いが、自宅では重く感じる

問題は枕ではなく、敷き寝具に?
Mさんの枕は、研究所の計測台上では何の問題もなくフィットしています。
やはり問題はご自宅の低反発ウレタンマットレスの方にあったということが今回のサポートで確認できました。
特に「上向き寝」で腰が沈みすぎると、首や頭が押し上げられる格好になり、今回のような喉の詰まりや首の突っ張り感が出やすくなります。
これは、長年使ったマットレスやへたった布団でも同様の現象が起こります。
解決策
マットレスや敷布団の見直し(別の敷布団で試す)
当研究所の「整形外科しきふとん」とセットで使うこともおすすめしております。
本製品は中素材を調整でき、枕との相性を考えて設計された寝台ですので、寝返りを妨げず快適な睡眠姿勢をサポートします

まとめ
整形外科枕は計測台での精密な測定により最適化されますが、ご自宅の寝具環境との相性が合わないと効果を十分に発揮できません。
1か月経っても「なんとなく合わない」と感じたら、ぜひご相談ください。
枕の問題ではなく、寝具全体とのバランスで不調が起きているかもしれません。
必要に応じて、当研究所推奨の寝返りしやすい「整形外科しきふとん」や硬めのマットレスへの切り替えを検討することで、より質の高い睡眠姿勢が実現します。
自宅のマットレスや布団も含めて「睡眠環境」を見直すことが、整形外科枕の効果を最大限に活かすポイントです。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
「枕外来のオーダー枕」
私の枕外来には,朝から肩がこる,枕が合わない,何度も目が覚める
今すぐ計測予約する
という患者様が沢山来院します。
好みで枕を選んでいませんか?首を休めるための枕は、
体格によって適合する高さが違います。
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「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」
16号整形外科院長 医学博士
㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
できるだけそのままお伝えしております。
本コラムの内容は動画でもお話ししています▼