コラム詳細

眠りの質、見たことありますか?睡眠計測サービス『睡神デルタ』徹底紹介!

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

山田朱織枕研究所で新しく「睡眠計測サービスが始まりました」というご案内を前回お話しましたが、今回はそのセンサーでどんなことが分かるのかというところをもっと詳しくお話ししたいと思います。

目次


どう測る?——装着不要の非接触センサー


心臓・肺の真後ろに位置するように、布団のシーツの下やベッドマットレスの下に設置してください。

体に機器を装着する必要がないため、就寝時の違和感が少なく、いつも通りに眠れます。

シート状(長さ約70cm×幅約11cm・厚み約0.1cm)で、設置後は期間中敷きっぱなしで運用可能です。




何が分かる?——主な解析項目

この睡眠センサーで呼吸・心拍・脈拍を測っています。

表面に圧電フィルムが貼ってあり、これが感知して自律神経を解析しています。

総睡眠時間

自分が布団に入ってから一体何時間、本当に寝ているのか?ということが分かります。

就床から入眠、中途覚醒、離床までの流れを検知し、実際に“眠っていた時間”を推定します。



深い眠り(ノンレムN3)と浅い眠りの割合

睡眠の“質”を左右する深い眠りの確保状況を把握できます。

自分の睡眠がどのぐらい深い睡眠が多くて質のいい睡眠なのかを知ることは、日々健康に過ごすために大事なことです。


レム・ノンレム睡眠の細かな解析

レム睡眠とは急速眼球運動(ラピッド・アイ・ムーブメント)と言い、目を閉じて寝ていながらも眼球だけ動いて脳が活性化してる状態です。

近年では研究が進んでノンレム睡眠だけでなく、レム睡眠も睡眠中に重要な役割を果たしているということが分かってきました。

ノンレム(段階1〜3)とレム睡眠の推移や割合が分かり、眠りのリズムを可視化します。


推定AHI(無呼吸低呼吸指数)

病院で行うPSGという無呼吸の検査と睡神デルタの計測を同時に行い相関性が高かったことが分かりました。

機具を体に付けなくてもほぼ正確な無呼吸の回数も測定できます。




続けやすさの理由——毎日届くレポートとスコア


毎日、翌日昼ごろに睡眠レポート(PDF)が届き、100点満点の「睡眠スコア」で前夜の状態を直感的に把握できます。

「寝具を少し調整したら点数が上がった」「遅い時間の飲酒で下がった」など、行動との因果を日次で振り返れるのが利点です。

14日間の連続計測により、日ごとのブレに左右されない“平均像”も見えてきます




向いている人/活用のコツ

首こり・肩こり・頭痛が朝に強い

寝姿勢や枕条件の再検討に役立つ手がかりが得られます。

いびきや日中の眠気が気になる

推定AHIを手がかりに、医療的評価が必要かを考える材料になります。

寝具や生活習慣の改善効果を確かめたい

スコア推移で“効いた・効かなかった”を評価しやすくなります。


コツは、①枕や就寝前行動を一度に多く変えすぎない、②気になる日(飲酒・残業・運動など)をメモしてレポートと見比べる、③中途覚醒や入眠時刻の変化を“連続14日”で俯瞰する、の3点です。




まとめ

このセンサーを使うことによって、自分の睡眠がどのぐらい良いのか、そして悪いとすれば何が具体的に悪いのかということが分かります。

レンタル期間は2週間ありますので、毎日取ることで決して1日の良い悪いだけではなく平均のデータというのも出てきます。

もし結果に問題があれば次のステップとして医療機関にかかるのかご検討いただければと思います

レポートを見てちょっと心配だなと思う方は、私の16号整形外科でもご相談受け付けております。

睡眠の質に満足とは言えないなと思う方、是非その原因を探るためにこの睡眠センサーを使って自分の眠りの質を確認してみてください。



ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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    体格によって適合する高さが違います。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。


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