肩こり改善には枕の高さが重要|おすすめの枕を紹介
16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。
普段から診察室で患者様にお伝えしていることをできるだけそのままお伝えします。
目次
肩こりと枕の高さの関係
皆さん、「肩こり」と「枕の高さ」というキーワード、ネットで検索している方もいるのではないでしょうか。
ズバリその通りで肩こりと枕の高さはとっても関係が深いんです。
しかし、色々とネットで調べてみても
「あなたにおすすめの枕の高さは○○センチです」
「高めがいいです」
「低めがいいです」
など、色々と書かれているので何がいいのか分からないんですけどというお声も耳にします。
情報が氾濫していて何を信じていいかわからなくなってしまっていると思います。
理想的な高さ、誰にでも万人に合う最高の高さなんていうものは存在しないんです。
適切な高さは体格によって異なる
一人一人の体格が異なるように適する枕の高さも一人一人異なります。
市販の枕を買ってきて、体に合っていない枕を使うということはとても危険があると思ってください。
ではどうするかというと、自分の体に合った高さのオーダーメイドの枕を購入するか、自分で自作するということが必要になってきます。
その高さについては実はたった5mmの差で体に合うかどうかが決まってくるぐらいとても繊細なものなんです。
肩こりは肩だけに起こらない
山田:肩こりはどこに起こっていますか?
モデル:肩甲骨辺りです。
確かにこの首筋の後ろから肩甲部と言われる部分は肩こりが最も起こりやすい場所です。
でも皆さん知っておいてください。肩こりって肩だけではないんです。
肩こりが起こる範囲というのは後頭部から両肩、首、肩甲骨の周りまでかなり下の方まで痛くなってくるのを肩こりと広範囲に呼びます。
また体の前面でも、胸や脇腹の辺りが痛い、首筋からひいては目の奥や口の周りなど顔面がしびれたり痛かったりこるなんていうのも広い意味では肩こりに含まれてしまいます。
首の姿勢が悪いと肩こりが起こる、朝起こっている場合は枕が原因
肩こりは色々な原因で起こりますが一番多いのは首の姿勢が悪いことです。
症状が昼間や夕方疲れてきて起こるのか朝起こるのかですが、朝起きた時が最も症状が辛いとすれば首姿勢が悪くなっている原因は枕かもしれません。
自分の体格に合わない枕を使ってしまうと首が不良姿勢になってしまって肩こりが起こるんです。
体に合っていない枕とは?
肩こりが辛い方にどんな枕を使っているか伺うと、感触が柔らかかったり凹凸のある枕を使っている方が多いです。
両サイドが高くて中央部分がへこんでいたり、首側が高くて頭が下がるような凹凸がある枕だと、寝ているときに寝返りが打ちにくくなってしまうんです。
要は行儀よく一晩中じーっと同じ格好で寝てしまうわけです。
人は寝返りを打つことで前日に使って疲労した筋肉の緊張をとったり、血液を循環させて体の組織を再生しています。
寝返りが打てないと例えば起きている時にじーっと座っていると腰が痛くなるのと同じように、一晩中体が動けなかったら体の中の筋肉が緊張してこわばってしまって、せっかく血液循環を促そうとするの阻害してしまうわけです。
じーっとして寝ていることが良いことだと思っている方もいると思いますが、寝返りを打つことはとても重要なことなんです。
ですので適度に楽な状態で寝返りがスムーズに打てるということこそが体の疲労を回復や肩こり改善のためにはとても重要な要素なんです。
体に合わない凹凸や柔らかい枕は是非やめてください。
体に合った枕とは?
正しい枕の条件とは、高さ・硬さ・表面が平ら・メンテナンス、この4つの条件を備えた枕であれば快適に眠ることができて様々な症状を良い方向に改善することができるかと思います。
当研究所の研究では400人以上の平均年齢50歳の男女の方に、凹凸の枕や柔らかい体に合っていない枕と、枕の高さを一人一人の体格にきちっと合わせて使っていただいた状況を比較し2週間後のデータを取ったところ、
首・肩のこりが7割ぐらいの人が改善しているという研究データがあります。
枕の高さをきちっと整えることこそが寝てる時の首姿勢を良くして肩こりを改善することにつながるわけです。
適切な枕を使用することでコロコロと寝返りがスムーズにできてぐっすりと脳も体も休めることがとても重要な条件です。
是非今晩から自分の体に枕を合わせて肩こりの改善を目指してください。
山田朱織枕研究所の整形外科枕は、すべての条件を満たした枕
完全オーダーメイド枕で自身の首の高さに合わせられる
山田朱織枕研究所の枕はこの正しい枕の条件を満たすようにできています。
ご自身だけでは正しい枕の高さを算出することが難しい!ということもありますので、完全オーダーメイドの「整形外科枕」をご用意しております。
計測では仰向き・横向き・寝返りの3方向での高さを確認し、その中で1番より高さの枕を決定します。
高さや硬さが調整可能で、形は平らになっています。硬さに関しては基本的には一般的な枕に比べて少し硬めにはできていますが、こちらも変更可能です。
オーダーメイド枕ですので、作成した後もお電話やメール、来所での調整が可能な枕となっています。
整形外科枕は本店の神奈川県相模原市にある山田朱織枕研究所にお越しいただくか、
その支店である渋谷店こちらに来ていただければ専門の枕診断士が対面でお客様の寝姿勢を見ながら枕の高さを測り、様々な寝具に関するアドバイスをすることができます。
整形外科枕ドクターズピローならオンラインで購入可能
しかし、遠方だとなかなか新幹線で来るのも大変だと思います。
またお体の具合が悪くてなかなか足を運べないというような何かの自己事情で来所をすることができない方。
そのような方にこの整形外科枕と同じ考え方の新商品「整形外科枕ドクターズピロー」が誕生しました。
このドクターズピローと従来の整形外科枕との一番の大きな違いは枕診断士というプロフェッショナルが対面でお客様の体格や寝姿を見ながら枕を測るのに対して、
ドクターズビローはインターネットで購入していただいてご自分で高さ調節を行うという違いです。
枕カバーであるとか他の違いもありますが一番大きな違いはその計測の仕方です。
でもなかなか自分で測るといっても難しそうという印象をお持ちになるかと思います。
自分でうまく合わせられるか心配という方も簡単に高さが分かるシステムを開発しました。
自動計測システムと言ってwebサイトの中でご身長体重いろいろな条件を入れていただくと適切な高さが算出できます。
これまで6万人以上のお客様に枕を計測したこの経験を元に作ったシステムです。
そこからの微調節であれば比較的簡単にやることができますのでそれを利用をしてみたらいかがでしょうか。
ぜひ自分に合った枕の条件を整えてぐっすりと良い睡眠をとってください。
ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善
山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。
整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。
枕を作成された5万人のお客様の計測データ、サポートデータを基に、
年齢、性別、身体計測値と枕高との相関について統計解析を用いた研究を行い、研究成果は医学論文として発表ししています。
正しい枕を使用する前と後で症状がどう変わったかを、16号整形外科を受診して、至適まくらを使用して経過観察した410例(男195/女215)、14〜93歳(平均50.5歳)の患者様を対象に調査しました。
結果としては、正しい枕の使用後に、頚椎症状、頭痛、不眠などの症状が改善されています。
肩こり、頚部痛、肩上肢痛、不眠など7割以上の患者様が改善し、手のシビレ、頭痛、めまいなども5割〜6割が改善していました。
正しい枕は様々な症状の改善に有効なのです。
本コラムの内容は動画でもお話しています▼
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「5mmを調整する枕」
靴は5mm単位で自分のサイズを決めているのに。
オーダーメイド整形外科枕
365夜、あなたの首を支えているのは枕だけ。
医学的研究と臨床経験の中で生まれた当社の計測方法は、
あなたにジャストフィットする、5mmを調整します。