「姿勢が悪いだけ」と思っていませんか?背中の痛みに隠れた意外な原因
背中の痛みは意外と広い範囲に起こる

背中の痛みは、よく聞く症状のひとつです。
しかし「背中」と一言でいっても、その範囲は意外と広いことをご存じでしょうか。
背中は大きく二つに分けられ、首の付け根から肩甲骨の下あたりまでをHigh Back、肩甲骨の下から骨盤の上あたりまでをLow Backと呼びます。
この上部と下部を含めた広い範囲すべてが「背中の痛み」に該当します。
背中が痛いからといって、必ずしも整形外科的な原因だけとは限りません。
背中の後ろ側が痛くても、実は体の前側にある臓器から痛みが響いているケースもあります。
原因が分かりにくい痛みもあるため、注意が必要な部位なのです。

背中の痛みの主な原因とは

背中の痛みで多い原因のひとつが、不良姿勢です。
スマートフォンやゲーム、長時間のパソコン作業などで前かがみの姿勢が続くと、背中の筋肉に大きな負担がかかります。
また、高齢になると骨粗鬆症などの影響で背中が曲がりやすくなり、痛みにつながることもあります。
もうひとつは、筋肉の硬さやバランスの崩れです。
デスクワークで同じ姿勢を続けていると筋肉は固まりやすくなります。
運動や筋トレは大切ですが、腹筋だけを集中的に行うなど偏った鍛え方は、かえって体のバランスを崩す原因になります。
体の軸を意識し、バランスよく使うことが重要です。

内臓からくる背中の痛みに注意
頻度は高くありませんが、見逃してはいけないのが内臓からの関連痛です。
膵臓や尿管など、背中側に位置する後腹膜臓器に問題があると、背中に痛みが出ることがあります。
また、心臓や胃、腸などが原因で背中に痛みを感じる場合もあります。
強い痛みや鋭い痛みが続く場合は、単なる筋肉痛や姿勢の問題と決めつけず、早めに医療機関を受診することが大切です。

朝の背中の痛みは寝具が関係している

「朝起きた瞬間から背中が痛い」という場合、寝具の不適合が原因になっている可能性があります。
実際、朝起き上がることができないほど背中の痛みを訴える方もいます。
首の神経は首だけでなく背中側まで伸びています。
そのため、枕が合わず首の姿勢が崩れると、首で神経が刺激され、結果として背中に痛みが出ることがあります。
また、敷き寝具が硬すぎても柔らかすぎても問題です。
硬すぎると背中や腰への当たりが強くなり、柔らかすぎると腰が沈み込み、寝返りが打ちづらくなります。
睡眠中に体を動かせない状態が続くと、同じ部位に圧がかかり続け、血流が悪くなり筋肉が固まりやすくなります。
掛け寝具についても、軽くて表面がさらっとしており、体にまとわりつかないものを選ぶことが、寝返りのしやすさにつながります。
朝、目が覚めた瞬間に「背中のどこかが痛い」と感じたら、まずは寝具が本当に自分に合っているかを見直してみてください。

まとめ:寝具を見直すという選択
適切な寝具に変えたことで朝の背中の痛みが改善した場合、その痛みは寝具の不適合が原因だったと考えられます。背中の痛みで悩んでいる方は、日頃の姿勢を見直すと同時に、寝具環境を整えることも重要です。
それでも痛みが改善しない、あるいは強い痛みが続く場合は、内臓からの関連痛の可能性も含め、適切な診療科での受診を検討してください。

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