コラム詳細

「姿勢が悪いだけ」と思っていませんか?背中の痛みに隠れた意外な原因

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

目次


背中の痛みは意外と広い範囲に起こる


背中の痛みは、よく聞く症状のひとつです。

しかし「背中」と一言でいっても、その範囲は意外と広いことをご存じでしょうか。

背中は大きく二つに分けられ、首の付け根から肩甲骨の下あたりまでをHigh Back、肩甲骨の下から骨盤の上あたりまでをLow Backと呼びます。

この上部と下部を含めた広い範囲すべてが「背中の痛み」に該当します。

背中が痛いからといって、必ずしも整形外科的な原因だけとは限りません。

背中の後ろ側が痛くても、実は体の前側にある臓器から痛みが響いているケースもあります。

原因が分かりにくい痛みもあるため、注意が必要な部位なのです。



背中の痛みの主な原因とは


背中の痛みで多い原因のひとつが、不良姿勢です。

スマートフォンやゲーム、長時間のパソコン作業などで前かがみの姿勢が続くと、背中の筋肉に大きな負担がかかります。

また、高齢になると骨粗鬆症などの影響で背中が曲がりやすくなり、痛みにつながることもあります。

もうひとつは、筋肉の硬さやバランスの崩れです。

デスクワークで同じ姿勢を続けていると筋肉は固まりやすくなります。

運動や筋トレは大切ですが、腹筋だけを集中的に行うなど偏った鍛え方は、かえって体のバランスを崩す原因になります。

体の軸を意識し、バランスよく使うことが重要です。



内臓からくる背中の痛みに注意

頻度は高くありませんが、見逃してはいけないのが内臓からの関連痛です。

膵臓や尿管など、背中側に位置する後腹膜臓器に問題があると、背中に痛みが出ることがあります。

また、心臓や胃、腸などが原因で背中に痛みを感じる場合もあります。

強い痛みや鋭い痛みが続く場合は、単なる筋肉痛や姿勢の問題と決めつけず、早めに医療機関を受診することが大切です。



朝の背中の痛みは寝具が関係している


「朝起きた瞬間から背中が痛い」という場合、寝具の不適合が原因になっている可能性があります。

実際、朝起き上がることができないほど背中の痛みを訴える方もいます。

首の神経は首だけでなく背中側まで伸びています。

そのため、枕が合わず首の姿勢が崩れると、首で神経が刺激され、結果として背中に痛みが出ることがあります。

また、敷き寝具が硬すぎても柔らかすぎても問題です。

硬すぎると背中や腰への当たりが強くなり、柔らかすぎると腰が沈み込み、寝返りが打ちづらくなります。

睡眠中に体を動かせない状態が続くと、同じ部位に圧がかかり続け、血流が悪くなり筋肉が固まりやすくなります。

掛け寝具についても、軽くて表面がさらっとしており、体にまとわりつかないものを選ぶことが、寝返りのしやすさにつながります。

朝、目が覚めた瞬間に「背中のどこかが痛い」と感じたら、まずは寝具が本当に自分に合っているかを見直してみてください。



まとめ:寝具を見直すという選択

適切な寝具に変えたことで朝の背中の痛みが改善した場合、その痛みは寝具の不適合が原因だったと考えられます。背中の痛みで悩んでいる方は、日頃の姿勢を見直すと同時に、寝具環境を整えることも重要です。

それでも痛みが改善しない、あるいは強い痛みが続く場合は、内臓からの関連痛の可能性も含め、適切な診療科での受診を検討してください。



ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。

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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。


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