コラム詳細

マットレスや敷布団にカバーやシーツはつけた方が良い?通気性に問題は?

16号整形外科院長であり山田朱織枕研究所代表の山田朱織(やまだしゅおり)が解説します。

今回は私たちのYouTubeチャンネルにいただいた質問に回答していく第2弾です。

今回のいただいたのは、「ベッドや敷布団にシーツやカバー、汗取りパッドを付けて寝ますが通気性は題ないんでしょうか?」っていう質問です。

目次


寝汗を吸い取るために付けたほうがいい

人は一晩でコップ1杯分ぐらい汗をかきます

どうしたって下に染み込んでしまいます。

この背中にかく汗をしっかりと吸い取るためには汗取りパッド、そしてその上にシーツやカバーをかけていただくのがベストなんですね。

そして、それだけをどんどんやっぱり洗濯するっていうのがいいです。

夏場なんかはもちろん定期的に洗って欲しいなと思います。

ここで問題なのが、そのシーツには大事な条件があるということです。



シーツやカバーに必要な条件

1、素材

やはり素材はとっても大事です。

素材として良いのは綿、ポリエステル、シルクといった素材です。

こういう素材を使うと何が良くなるかというと寝返りです。

寝返りが打てないと体の下に熱がこもり、寝苦しくなり寝汗を大量にかいてしまうことになりかねません。

寝返りを打つことで背中の温度を逃し体温を調節し快適に寝ることができるのです。

寝返りをしやすい素材ということが1つキーワードです。

詳しく解説

寝返りを打つ理由と効果、3つの役割を解説

2、シワができないこと

もう1つ重要なポイントはピンと張って付けることです。

せっかくいい素材を選んでも撓んでしまってたり、途中に大きなシワができてたりすると寝返りが打ちづらくなってしまいます

ですので付けるときはパーンと張ってシワ1つないようにしてください。

マットレスであればボックスシーツがシワができにくくておすすめです。

ベッドや布団の上に汗取りパッドを敷いて、その上にシーツやカバーを掛けて寝りしやすいように整えて毎日休んでください。



寒い時期のおすすめ

冬の寒い時期にはモコモコした感触が柔らかいシーツを使っているという方多いかと思います。

感触自体は気持ちいいですが、あまりモコモコした摩擦抵抗のあるようなシーツは良くないんですね。

なぜなら寝返りがしにくくなってしまうからです。

夏に寝返りを打てないと熱がこもって寝苦しくなりますが、冬に寝返りが打てないとじっとしていることで血流が悪くなって逆に寒くなっちゃうんですね。

体温っていうのは人間は非常にうまくコントロールしています。

暑い時は涼しく寒い時は温かくということを体がちゃんと行っているんですが、それを阻害するような外的な条件が加わるとその機能がうまく働かなくなるということです。

冬は特に気を付けなければいけませんが、どうしても寒い場合はモコモコのシーツや敷毛布を敷いたとしてもその上にしっかり張りのあるシーツを付けてください。

そうすると暖かいけど表面はさらっとした状態が作れるかと思います。

是非試してみてください。

ドクター考案の『整形外科枕』による症状の改善

山田朱織枕研究所では整形外科枕という、睡眠姿勢によるさまざまな症状の改善を目的としたオーダーメイド枕を提供しています。

整形外科枕は16号整形外科の山田朱織医師監修のもと、開発されました。


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  • 診察をしている山田朱織

    「山田朱織(やまだしゅおり)とは?」

    16号整形外科院長 医学博士
    ㈱山田朱織枕研究所 代表取締役社長 マクラ・エバンジェリスト
    治療の一環として枕を指導する「枕外来」を開設し、
    睡眠姿勢や枕の研究を行っております。
    普段から診察室で患者様にお伝えしていることを
    できるだけそのままお伝えしております。


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